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滑らない!パタパタしない!ガネーシャ・ルームシューズ・スリッパの秘密

ガネーシャ・ルームシューズが出来るまで Vol.3

ガネーシャルームシューズを作る作業風景

カトマンドゥの標高は約1400メートル。ネパールは空が近い国です。

形を整えられたルームシューズは強い日差しのお天道様とヒマラヤ山脈から吹き下ろす風でしっかりと乾燥されます。

生産の最盛期は春から夏にかけて。お天道様が顔を出す時間が長い内に作られます。

秋冬は日照時間が減ってしまい作れるけど乾燥させることが難しくなるのです。

日差しが強くなる春先から製作を始めるのはお天道様による乾燥の問題とこれまでご紹介したように一足ずつ仕上げるのに途方もない工程と時間を必要とするのがその理由です。

約6ヶ月。半年と言う時間をかけてコツコツと作られます。日本では考えられないタイム感ですが本物のハンドクラフトとはそう言うものなのです。

ガネーシャルームシューズのソールを縫い付けるオバちゃん

乾燥が終われば次はソールの縫い付けです。ルームシューズのソール部分はこのオバちゃん達がひと針ひと針丁寧に縫い付けています。

傍らにはそんな母ちゃんの手仕事をじっと見つめる子供の視線。言葉は交わさずとも母ちゃんの頑張りが伝わっているのかも知れません。


ソールに関しましてはお客様から様々なご意見をいただき4度の変更を行なって参りました。

最初に目にしたご意見は「滑りそうで危ない」販売開始をした当初にいただいたお客様からのレビューが目に止まりました。

初期の段階では特になんの疑問も持たずソール部分にも通常のウールフェルトを使用しておりました。

ボクはマンション住まいなので階段の上り下りを全く想定していませんでした。実際ルームシューズを履いて階段を歩くことがないのでそこまで考えが至りません。

レビューにお寄せいただけるご意見はボクら販売する側の人間にとっての教科書です。

「実際にお買い上げいただいたお客様がどう感じているのか?」お客様からお寄せいただくご意見はとても貴重な物です。


「滑りそうで危ない」


確かに!これは普通のスリッパやルームシューズにも当てはまる問題です。

なんとか解決しよう!

早速現地のボス「ラムジーさん」に連絡をとりスタッフも交えアイディアを出し合った結果生まれたのが「ソールをレザーに変えること」でした。

ガネーシャルームシューズのソールの秘密は贅沢なレザーソール

「滑りそうで危ない」と言うお客様からいただいたご意見はこれにより無事解決をしたのですがデメリットも発生しました。

先ず製造原価のアップ。これはレザーを使うので想定済です。盲点だったのがネパールからの送料です。

1万足を超えるルームシューズのソールをレザーに変えたことで驚くほど貨物重量が重くなり送料が跳ね上がりました。

ネパールは海がない国ゆえ簡単に海上コンテナが使えません。

道筋を探しましたがレザーを使ったウール製品をコンテナに詰めて輸送となると今度は「湿気とカビ」の問題が出て来ます。

数トンを超える貨物をネパールから飛行機で飛ばすのも容易ではありません。

当店がある宮城県仙台空港まではその物量を載せられる大きさの飛行機が飛んでいないのです。

製作過程もそうですが貨物の輸出入や輸送面でも一手間かかるのがガネーシャ・ルームシューズ・スリッパ。

手間がかかるほどかわいい物でして話がついつい横道にそれ長くなってしまいすみません。お伝えしたいことが沢山あるのです。どうかご勘弁を。

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