ガネーシャ・サボサンダルが出来るまで Vol.11
現場が大切な理由って沢山ありますよね。それはどんな仕事でも同じだと思います。何しろ現場を知らなければ分からないことだらけ。
顔を合わせて話さなければ分かり合えないことも沢山あります。
実際オーダーするだけなら日本からメール一本で済むのですがなんだかイヤなんですよね。そう言うの。
そこに一緒にいるから初めて分かることや気づくことって驚くほど沢山あります。
アジアのハンドクラフトの現場なら尚のこと。だからボクらは必ず現場に顔を出します。
それはこの20年以上一貫して貫いているエスニック雑貨屋としての仕事の流儀でもあります。

自分のお店の看板商品ぐらい作り方が分からないと恥ずかしいなと思い職人さんに教えられながら実際にボクも手を動かしてみました。
ハケの持ち方はこう!手首を使って均一に素早く塗るんだぞ!って簡単に言われましても(´・_・`)
あーダメダメ!ハケの持ち方が先ずダメ!もう一回やるから良く見て!!の瞬間です(笑)

アッパーとソール部分上下の接着。これが実に難しかったです。上手に位置を合わせて一発で決めないと既に双方に接着剤が塗ってあるので修正が困難。
職人さんを見ているといとも簡単にくっつけているのですが見るとやるのとでは大違い!

これはサンダルの縁周りのところの編み込みを貼っているところ。
これも見ていると職人さんがまるで機械のように縁ギリギリに難なく貼って行くのですがやってみるとめっちゃ難しいのです。

小一時間掛かってボクが組み立てられたのは僅か4足。無事工場のボスから「使えない日本人」の称号を頂きました(笑)
それでも大満足でピースサイン!だって日本のエスニック雑貨屋多しと言えどガネーシャ・サボサンダルを組み立てられるバイヤーなんかボクしかいません。
この時作ったサボちゃんも日本の誰かが履いてくれていると思うと胸熱過ぎます(笑)
こうして組み上がったガネーシャ・サボサンダルは当店のロゴの入ったタグを貼り付けバンコクでの最終検品へと向かいます。
そこでも一足一足人間の目でチェックをして行きます。そしてクリアーしたものからコンテナに詰められやっと日本に向けて出発です!
ガネーシャ・サボサンダルが出来るまで Vol.12ラオスとミャンマーに隣接する国境の街。タイ最北部のチェンライからバンコクまで約800キロ。一晩かけてトラックに揺られながら次々と到着するので検品現場はサボちゃんの山(笑)[…]
