ガネーシャ・サボサンダルが出来るまで Vol.14
おはようございますと全員で事務所の神棚に手を合わせ地球の平和を祈った後厳かにバイヤーすがっちが口を開きます。
「それでは皆さん準備はよろしくて?」
チームガネーシャ全員に緊張が走ります(笑)
「では本日午前の部。500件の発送を開始します!」

楽天市場のスーパーセールやお買い物マラソンなどイベントが始まると一気に受注量が増えます。
とてもありがたい事なのですが中の人にとっては結構なプレッシャーだったり。
この日のガネーシャ・サボサンダルの出荷件数は1,500件。それが1日の出荷量の限界。
画像の500件の伝票の山を午前1回そして午後2回とこなします。
件数なので足数ではありません。びっしりと詰めたサボちゃん棚もあっという間に空になるので補充しながらの発送になりんす。

伝票を読み上げる係は声が枯れ宛名を貼る係はノリにまけて指先が割れて来ます。コレ結構痛いんですよー!
封を止める係はダンボール詰めでかがむ事が多くグギギギギと腰に来ます。
ピックアップ係は1日中スクワットをしている様なものなので次の日は筋肉痛でのたうち回る事になります。
結果全員ボロボロ(笑)
それでも止まらないご注文。プレッシャーと前述した意味が何となく伝わるでしょうか?
エスニック雑貨屋も意外と大変。でも手を動かして作る現地の人達はもっと大変。
ボクはよくピックアップ係をやるのですがキツイなぁと思った時はアジアの青い空やカンボジアのマオ婆ちゃんの笑顔を思い出しながら作業をしています。
沢山の人の手を渡り遥々7,000キロ以上を旅して届いたガネーシャ・サボサンダル。
言ってみればボクらが最終ランナーです。
アジアの人達から受け取ったバトンをしっかりとお買い上げ頂いたお客さんの元へお届けするのも大事な役目。

最後は集荷に来たドライバーさんに「よろしくお願いします!」の一声をかけてお見送り。
やっとこれでカンボジアの青空から始まったサボちゃんのバトンを皆さんに渡す事が出来ます。
全14回に渡ってお伝えしたガネーシャ・サボサンダルの物語はここでお終い。
後はお買い上げ頂いた皆さんが笑顔になってくれるのを願うばかりです。
たかがサンダル。されどサンダル。
ガネーシャ・サボサンダルというアジアのハンドクラフトは嬉しいことにこうして長年に渡り皆さんに愛されるエスニックサンダルに成長する事が出来ました。本当にありがたいことです。
これからもボクらは常にアジアの現場を大切して行こうと思っています。そして皆さんに「エスニック雑貨屋の現場」をどんどんお伝えしていこうと思っています。
「ガネーシャ・サボサンダルが出来るまで」最後までお付き合いいただきありがとうございました!今後も変わらぬご愛顧の程よろしくお願いいたしますm(_ _)m
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