アジアを自由に飛び回るエスニック雑貨屋の面白仕入れ旅日記!

カンボジアのマオ婆ちゃんの真剣な仕事ぶり

ガネーシャ・サボサンダルが出来るまで Vol.7

さっきまで泣いたり笑ったり楽しげに話をしていたマオ婆ちゃんが仕事の話を始めると突然険しい職人の顔に。

ベテランのマオ婆ちゃんを相手に一歩も引かないバイヤーすがっちもやっぱり険しい表情(笑)

より良いものにしようと時には激しい口調になる事もあります。

そこを避けて通っては良いものが出来ないのはお互いに分かっているので気にもとめずひたすら意見のぶつけ合い。

完全に手作業で編んでる以上人により目の細かさに違いが出るのはしょうがありません。

だけどそこを出来るだけ均一に編んでもらえるよう辛抱強く話し合います。

ホラ!婆ちゃん!!ここ糸が飛び出てるじゃないの!!ちゃんと編まなきゃダメだってば(笑)

以前もお伝えしたようにワンロール10メートルの原料を編むのに早い人で3日掛かります。そこから作られるガネーシャ・サボサンダルは僅かに20足程度。

体感気温が40度を超える中で黙々と辛抱強い作業が続きます。彼女達はこうして手を動かすしか現金を得る術がありません。

皆さんのお手元に届いたサンダルもこの中の誰かが編んだものかもしれませんよ!

沢山の網手さんがいますが残念ながら腕が悪い人はマオ婆ちゃんがバッサリと切ったりします。

可哀想だなぁと思いますがこれはマオ婆ちゃんの仕事へのプライド。

引き受けた以上良いものを作ると言う約束を彼女は忘れることがありません。

マオ婆ちゃんだって70歳を超えてもまだまだ現役です。背筋をシャンと伸ばしその編んでいる姿からは年齢を感じません。

そしてさすがベテラン。その編み込む速度は眼を見張るばかりです。

マオ婆ちゃんだけではなくタイ語が通じる網手のオバちゃん達とは出来るだけコミュニケーションを取るようギャグのひとつもかまします(笑)

それもボクの大事な仕事♡

そしてそれよりも何よりも。未だに子供が労働力として使われるアジアの貧しい農村部。

そんな所に仕事を作り賃金を直接支払うことで安定した現金収入となり子供達が安心して学校に通える環境を作りたい。

教育は貧困から抜け出す唯一の手段だとボクらは考えています。

それが他のエスニック雑貨屋には真似出来ないボクらチームガネーシャの仕事だと思っています。

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