これを書いているのは3月2日。ここプシュカルでもインドの春を祝う祭り「ホーリー」が間近にせまっていました。
知らなかったんですけどね。
ご存知ですか?アジアではタイの「ソンクラン」と言うタイ全土が水浸しになる水掛け祭りと並び狂気の祭りとして有名なインドのホーリー。

これはこれで写真を撮りたくてしょうがない訳ですがどう考えても事故る現場しか想像出来ないっす。
カメラを持っているからと言ってインド人が遠慮なんかしてくれないの知ってるもの。
ある日ベランダでタバコを吸っていると広場にステージが設置されている事に気が付きましたがそれほど気にかけることもなく日々過ごしておりました。
そのステージからとんでもない爆音が発せられるとも知らずに。
ある夜を堺に前夜祭的なそれは突然始まりました。
通りに面した部屋の窓がビリビリと震える程の大音量でトランスミュージックが鳴り始めたのです。
そうかと思えばエレキギターやシタールを鳴らす人。
それにインドのリズムを力の限り叩きまくるドラムだけ6人のバンドもステージで暴れ回ります。
もうね圧倒されるリズムと言うか音圧と言うか。なにしろ凄いの一言。

毎晩遅くまで窓が震える程のトランスミュージックや打ち乱れるドラムの爆音を聞かされるのはたまった物ではありません。
部屋のバルコニーに出るとステージは目の前。かぶりつきです。
踊り狂うインド人も眺められます。
ボスはいい部屋だろ?と鼻を伸ばしますがその伸びた鼻をへし折ってやりたい。
移動を決意した瞬間です(笑)

思い立ったら直ぐ行動が仕入れ旅の基本です。
次の日にはラクダを一頭チャターしてタビダチです。
ウソ。チャーターしたのはクルマです(笑)
ところで。
年に一度の大きな祭り「ホーリー」を間近に控え宿の値段がうなぎ上り。
ダブルトリプルは当たり前のプライスとなっておりました。
ボクが半額の1,000ルピー(約1,500円)で泊まっていたこのホテルはなんと7,000ルピー(約1万円)まで値上がり。定価のない国って恐ろしい(笑)
「オマエの部屋に予約は入れない。いつまでいてもいいぞ!」と最後まで1,000ルピーで泊まらせてくれたボスに感謝。
そして厨房にまで招き入れフライパンを自由に振らせてくれたシェフとビール調達係のボーイ達に心からのチップを渡してまた来ることを誓いお別れでございます。
行き先は風の吹くまま気の向くまま。
気分は憧れのフーテンの寅さんかスナフキンといったところでしょうか。
西か東か南か北か。次の街へと出発です。
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