デリーからトルコ航空でイスタンブールに入りました。
ボクはエスニック雑貨屋と言う仕事柄アジアの街を20年以上個人で旅をしています。
飛行機のチケットからホテルまで全て自分で手配。
旅の経験が多いとは言えアジアとヨーロッパに跨るイスタンブールに初めて入った感想は個人旅行には厳しい国だなと感じました。
本記事はトルコを目指しイスタンブールを旅してみようと考えている低予算の個人旅行者向けに書きました。
イスタンブールで低予算の個人旅行を考えている方は本記事を参考にして下さい。
低予算の個人旅行者に厳しい理由
イスタンブールが低予算の個人旅行者にとって厳しいと言う最大の理由は物価の高さです。
トルコリラの暴落により一見お得だと勘違いしてしまいがちですがインフレが進み軒並み値上がり。
バックパックを背負い少ない予算でアジアを周りイスタンブールに入るとその物価の高さに驚きます。
イスタンブールが低予算の個人旅行に向いていない理由は大きく分けて以下の3つ。
1.トルコリラ暴落でも現地の物価は高い
バックパックを背負い少ない予算で海外旅行を考えている方は相当に厳しい国です。
後ほど詳しく書きますが旅行のの軸となる「ホテル」と「食費」がアジアの比ではありません。
ネットに落ちているトルコの情報を見るとお得に旅行をしている情報が散見されます。
しかしそれは古い情報なので鵜呑みにしないように注意しましょう。
ネットで情報を集める際はGoogleの検索結果を「1年以内」などにして最新の情報を集めて下さい。
個人のブログ記事などは特に更新日時に要注意です。
英語が通じにくい
これは空港から市内に向かうシャトルバス内から感じました。
空港から市内に向かう12番のシャトルバスは1,500円程度。
降りたいバス停を周りの乗客に聞いてもギリギリ英語の会話が出来るかどうかのレベル。
これが旧市街のホテルとその近辺では殆ど英語が通じないと思って下さい。
簡単な英語も通じないとなると低予算の個人旅行者にはかなり厳しい環境です。
タイなどのバンコクを離れると英語が全く通じなくなったりします。
そんな時便利だと思ったのは「指さし会話帳」
Google翻訳でも構いませんがその場限りでアタマに単語が残ることは先ずありません。
トルコ語の指さし会話帳を毎日使い少しでもトルコ語を話せるようになると格段に旅行が楽になります。
移動が大変
イスタンブールにはアジアのトゥクトゥクのような手軽に乗れる簡易的な乗り物は無し。
タクシー料金も高いので先ず使うことはありません。
トラムと呼ばれる路面電車が主な移動手段となりますがここでもまた英語が通じにくいという問題があります。
それから空港からバスで市内に向かう方はバス乗り場でイスタンブールカードと言う公共の乗物に使えるチャージ式のカードが売られています。
ボクも購入するかどうか迷ったのですが1ヶ月程度の滞在予定と係員に伝えると買っておいた方が良いとのアドバイスだったので購入しました。
結果市内を移動する際に使うトラムの乗車時に大活躍。
空港から市内へのバスの支払いにも使えるので個人旅行者は購入しておくことをおすすめします。
それからイスタンブールの旧市街は坂道が多く普段歩き慣れていない人は相当堪えます。
足元はオシャレな靴ではなく歩きやすいスニーカー必須です。
イスタンブール個人旅行での予算
旅の予算の軸となるのはホテルと食事。
そして移動方法。
毎日のことなのでここが決まれば自ずと予算が決まります。
ボクのイスタンブールでの1日の予算は全て込みで1日5,000円を目安にしました。
仕事なので観光地の入場料などは含まれません。
同じような予算でイスタンブール旅行を考えている方は参考にして下さい。
イスタンブール旧市街の低予算のホテル
先ず旅行の軸となるホテル。
グランド・バザール周辺の旧市街では一泊2,000円以下ではドミトリーしか選択肢が無く2,000円から3,000円程度でやっと狭い個室です。
それもホテル予約アプリでは殆ど見かけません。
ロケーションを決めて足で探すのが一番。
ボクが最初に泊まったホテルはガラタ橋から徒歩10分程のFERAH OTEL一泊約2,700円(2024年10月)
※ホテルの料金は時期により変動します。
口コミは8.3と評価の高いホテルです。
旧市街のこの立地でのシングルとしては格安のFERAH OTEL。
隣にスーパーも有りこのFERAH OTELのある通りは非常に便利です。
イスタンブール旧市街を拠点に考えている方は先ずFERAH OTELに一泊分予約をしてからロケーションを確認し自分の足で探しましょう。
部屋もご覧の通り清潔感がありますが狭いです。
エアコンはないので夏場はおすすめしません。
グランドバザールから1キロほどのFERAH OTELの立地は良く予算を抑えたい個人旅行者向きのホテルと言えます。
ホテルは寝るだけの場所と割り切った個人旅行者にはおすすめです。
Wi-Fiはロビーのみ。共同トイレ・シャワー。
イスタンブール旅行低予算の食事
ボクが食事の軸としたのはトルコの大衆食堂ロカンタ。
大衆食堂とは言え物価が高いので上記の2皿プラス水で140リラ約610円。
個人旅行者のロカンタの食事のコツは一人前ではなく半分にしてもらうこと。
「ヤルム(半分)」と言うトルコ語を覚えて下さい。
1人前では量が多すぎるし高くつきます。
半分に出来る料理とそうでない料理がありますが画像はどちらも半分盛り(ヤルム)にしてもらったものです。
イスタンブールの酒事情
トルコはイスラム国家としては珍しくお酒に寛容な国です。
ビール500缶一本72リラ約320円。
これは酒屋で直接買った価格でちょっとしたレストランで飲むと3倍はします。
ボクは毎晩晩酌をするので外飲みは控えホテルの部屋飲み。
1日5,000円の予算と書きましたがこれには晩酌用の500缶3本が含まれます(笑)
なのでお酒を飲まない方はベースになる予算が1日4,000円程度と考えもらってOKです。
またトルコはワインの産地でもあり150リラ約660円でフルボトルが売られています。
スーパーでツマミを揃え酒屋で酒を買いホテルの部屋飲み。
これが一番安上がりです。
イスタンブールは個人旅行者にめっちゃ厳しい!まとめ
トルコリラは暴落しているが物価は高い。
ここ数年で家賃も2倍3倍に値上がりしていてそれと同時に全ての物価が上がっています。
もう少しトルコの経済が落ち着いて物価が安定するまで待つのが得策かもしれません。
それでも低予算でイスタンブール旅行を考えている方はここまで書いて来た内容を是非参考にして下さい。
イスタンブールの街の印象は危険な匂いは全く無く街自体は非常に魅力的です。
街の雰囲気を感じるには低予算のイスタンブール旅行でも十分。
是非イスタンブールを訪れてみて下さい。
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