南京虫(ナンキンムシ)別名を床ジラミ(トコジラミ)
英語だとベットバグとも言う人類の天敵。
26年海外を旅していて初めてその姿を確認。
これがもう大フィーバーなんてもんじゃなくて100ヶ所以上やられる始末。
冗談じゃありません。
今回はイスタンブールの安宿で出くわした憎き南京虫(トコジラミ)との戦いをここに記します。
不幸にも海外旅行中に南京虫(トコジラミ)と出会ってしまった時のためにも本記事を読んで被害を最低限に抑えられるようにしておきましょう。
物価の高いイスタンブールでたどり着いた安宿
初めての国トルコ。初めての街イスタンブール。
まだ夏の名残が残る10月9日にTシャツ短パンで到着。
仕事柄バザールに通うためグランドバザール周辺の旧市街を目安に宿を探しました。
そしてたどり着いたのは上記の部屋。
一泊600リラ約2,700円。
連泊するから安くしろ!の交渉虚しくビタ一文負けてくれません。
悲劇はその晩から始まっていました。
朝目覚めると尋常じゃない虫刺され。
画像はあまりにも酷いので割愛しますが露出している部分全てが虫刺されで腫れています。
一瞬虫刺されではなく自分の身体に異変がおこったんじゃないかと思えるレベルでボッコボコ。
痒いの痒くないのって到底ボクの拙い文章では表現できない痛痒さです。
これが南京虫の仕業と気づくのはもう少し先。
謎の虫刺され
1日目はなんら確信も持てず何がおこっているのか自分でも良く分かっていませんでした。
のんびりしてますね。はい。自覚しています。
あちこちボリボリとかきむしりながら西洋と東洋が交わるロマン溢れる街イスタンブールを歩きます。
歩き疲れ物価の高さに恐れおののきそれでも酒を買いホテルに戻りまたボリボリと身体をかきながら酔に任せて眠りました。
うひょー!翌朝はもうそれは見事な虫刺されっぷり!!
ここに来て初めてGoogle先生に教えを乞いました。
「それは南京虫の仕業である。」
流石Google先生だなぁ。
その答えに確信を持ったボクは階下に走り受付に座るボスに苦情を申し立てます。
ベッド・バグだらけだ!今すぐ部屋を変えろ!!
南京虫(トコジラミ)登場
部屋も変わったことだしこれで一安心。
三日目の夜も安いワインを一本空け酔い酔いでさて寝ようかと枕を動かした時です。
黒く小さくその割にちょこまかと動き回る虫を目視で発見!
捕まえてみると正にそいつが南京虫だったのです。
こんなにデカいのかぉぃ。
実はGoogle先生に教えを乞うまで南京虫はダニのように目に見えないくらい小さいものだと思っていたのです。
それが米粒ぐらいの大きさでしょうか?
トイレットペーパーと南京虫の大きさの比較でハッキリと目に見えることが分かると思います。
そのまま捕まえ潰してみると赤々としたボクの血が滲み出しました。
ジーザス!!!!!!!
部屋を変えるぐらいではヤツらはボクを見逃してくれなかったのです。
南京虫に襲われる恐怖におののきながら眠る夜は悪夢でしかありません。
海外旅行中の南京虫(トコジラミ)対策
南京虫は必ず痕跡を残します。
画像の赤丸部分は南京虫の糞のあとです。
このようなシミががシーツや枕カバーに付いている場合南京虫が潜んでいます。
また今回のように部屋を変えても無駄な以上ホテルを変えるしかありません。
それが南京虫に対する一番の対策になるのはボクも知っています。
しかしインドからイスタンブールに入ったボクはその物価の高さに心底驚いていました。
今のホテルの向かいは倍の1,200リラ約5,400円。
貧乏雑貨バイヤーが簡単に移動できる金額ではありません。
ロケーションは最高なのでこの近辺以外のホテルは考えられないし思案の末先ずはボスに値下げ交渉←
そっちの方向かい(笑)
ぉぃ!南京虫がまた出たぞ!つべこべ言わずに一泊500リラ約2,300円にしろ!!
威勢のよい交渉に見えるかもしれませんがイスタンブールはほぼ英語が通じません。
スマホをポチポチやりながらのGoogle翻訳を使い無言の攻防戦。
たまむ(OKの意味)とボスは力なくうなだれボクは高らかに勝利を宣言。
意気揚々と部屋に戻ると否が応でも南京虫との戦場となるベットが目に飛び込んできて現実に引き戻されます。
どうしよう←
南京虫の性質を知る
ここでも頼りになるのはGoogle先生。
海外旅行先で万が一南京虫に出会ってしまった時のために皆さんも是非覚えておい欲しいことが2つあります。
1.南京虫は夜行性で夜暗くなると活動します。
2.南京虫は寝ている間に肌が露出している部分から血を吸います。
この2つがとても大事。
南京虫は夜行性で夜暗くなると活動します。
南京虫は夜行性で暗くなると活動すると言うのを逆手に取って海外旅行中でも出来る対策があります。
それは部屋の電気を点けっぱなしにして明るくして眠るのです。
実際にこれを実践しましたが一気に被害が減りました。
必要になるのはアイマスクです。
ボクの旅の必需品である耳栓とアイマスクについても記事を書いているので参照下さい。
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南京虫(トコジラミ)は寝ている間に肌が露出している部分から血を吸います。
衣類に覆われている部分は基本刺しません。
例えばTシャツに覆われている背中など衣類に覆われている部分が刺された場合は南京虫ではなくシラミを疑いましょう。
ボクの場合も肌が露出している部分のみ刺され正にこれに該当しました。
そしてこの性質を利用した対策がもうひとつあります。
長袖長ズボン。時に首にタオルを巻き靴下を履いて眠りましょう。
この2つの対策で南京虫からの攻撃が劇的に減りました。
海外旅行先で不意に出くわした場合の対策として覚えておいて下さい。
定期的に部屋の消毒をしてもらう
ボクは南京虫を目視する度に宿のスタッフに告げてマットレスを含め部屋の消毒をしてもらっています。
そしてシーツや枕カバーも変えてもらっています。
また南京虫の糞である黒っぽいインク状のシミを確認した時にも同様に消毒をしてもらっています。
完全とは言えませんがここまでしてようやく南京虫からの攻撃がなくなりました。
海外旅行の南京虫対策グッズ
ここまで書いてひょっとしてと思い南京虫対策グッズってあるのかな?とググって見ました。
こんな便利なものがありました。
南京虫の恐怖を知ったボクとしては次の海外旅行時には絶対この南京虫対策スプレーを何本か持ってこようと思っています。
あの痛いに近い辛い痒さを味わい眠れぬ夜を過ごすぐらいなら安いものです。
海外旅行中に南京虫に刺された時の対策を知ろう!まとめ
最初のうちは何がおこっているのか全く分からなかった南京虫との戦いをまとめてみました。
海外旅行先と言う不慣れな土地でホテルを変えたりフロントに英語で苦情を伝えるのは大変だと思います。
出会いたくはない相手ですが万が一出会ってしまったら・・・南京虫の性質を利用しましょう。
部屋の明かりは消さず明るいまま眠る。
長袖長ズボンで肌の露出をなくす。
この2つだけで大分南京虫の攻撃から身を守れることを覚えておいて下さい。
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