チェンマイで1万バーツ以下の格安アパート・コンドミニアムを探す
年の瀬も迫る12月30日。相変わらずのアパート探しです。タイでアパートと言わずに「コンドー」と呼ぶことが多いです。コンドミニアムの略ですね。
ボクが丹念に探しているエリアは仕事場であるワロロット市場とモン族市場に徒歩で通えるのが必須条件で1万バーツ以下の格安物件です。
チェンマイに限らずバンコクでもそうですがタイで1万バーツ以下の格安賃貸物件は足で探すのが基本です。
自分の足で歩いてみると周りにどんな店があるのか。コンビニは近いかなどの毎日の暮らしの様子も想像出来るので一石二鳥。
3日ほどモン族市場のあるワロロット周辺を歩き回って見たところ古い商業地域だけあって物件が極端に少ない事が分かりました。
稀に見つかっても仕事が出来る環境でないこともあったりで半ば諦めかけていた頃偶然にこのアパートに辿り着きました。
モン族市場から徒歩圏内の格安賃貸アパート
結論から言うとワロロット市場にあるモン族市場へ徒歩で通う賃貸アパートはこの「Cityview Tower Condo」(シティービュー・タワー・コンドー)が一番良いです。怪しさ満点なんですけどね(笑)
外観がこれです(笑)
どうですか?建物全体に散りばめられたアジアンフレーバー。ボクは嫌いじゃないですと言うか好き(笑)
この手のアパートは大体がクセ者揃いと相場が決まっていますがロケーションと言い家賃と言い全てがボクの希望通り。ここ以外は考えられませんでした。
場所はこちら。
チャンマイの旧市街であるお堀のちょっと外側。ワロロット市場にあるモン族市場までは歩いても10分も掛からない絶好のロケーションです。
では早速内覧した部屋をいくつかご紹介しますね。
先ずは一部屋目。最上階の角部屋「この部屋は月5,000バーツ(約17,200円)」と言いながらドアを開けてくれた管理人のオヤジ。
一瞬我が目を疑いました。広い!もうどうしたの?ってぐらい広い!!ダンス教室でもやれそうです(笑)
格安の賃貸アパートには珍しいキッチンまで付いておりベッドルームも別にあります。
チャンマイとは言えいくら何でも家賃が安すぎ。
ここに決めた!そう叫びたくなったボクの気持ち伝わります?(笑)
下記の画像がベッドルーム。簡素な作りですが十分です。
こうなると日本の間取り的に言うと1LDKになるのかな?
それがこの広さで5,000バーツ(約17,200円)ってちょっとおかしく無いですか?(笑)
バンコクでは考えられない家賃です。
住むなら断然チェンマイをオススメするのもこんなコスパの良さが大きな理由のひとつです。
最下段に「バンコクとチェンマイはどちらが住みやすいのか」と言う記事リンクがあります。
バンコクとチェンマイどちらにもコンドミニアムを借りて行き来しているボクの経験に基づき感じたことを書いています。
バンコクとチェンマイ「どちらに住むか迷っている方」は是非ご参考下さい。
続いて二部屋目です。7,500バーツ(約25,800円)
深いブルーの壁が印象的でシックな雰囲気にまとまったインテリア。渋い!オトコの部屋って感じでかっくいー!!
ほぉほぉと言う感じでしばらく眺めていたのですが残念なことがひとつ。キッチンが付いていません。
タイは外食文化なのでこの手の格安物件にはキッチンが付いて無いことが多いです。
そしてボクの仕事はwebショップの運営。肝心要の作業用の机がありません。
実に惜しい!自分では料理をしないのでキッチン無しでもOKの方にはオススメです。
そして内見3部屋目。こちらがボクが借りたチェンマイの格安物件アパートになります。7,000バーツ(約24,100円)
ドアを開けた瞬間に目に飛び込んできた白を基調とした明るい室内。
左手に大きなテーブル。作業用の机代わりに使えます。
角部屋で採光も良いしキッチンも付いておりこれ以上の環境は無いだろうと思いこの部屋にしました。
タイの格安賃貸アパート契約の仕方
タイのアパートには「1棟丸ごとオーナーが管理する物件」と今回紹介したような「部屋毎にオーナーが居る物件」があります。
注意事項としては今回の様な部屋毎にオーナーがいる物件は「契約期間」を設けているところが多く1ヶ月単位では借りられません。
例えば上記に書いた家賃は3ヶ月契約の場合で1年契約となると交渉にもよりますが更に家賃は下がります。
当初7,000バーツ(約24,100円)の言い値だった家賃。
現在ボクは1年契約6,000バーツ(約20,000円)で借りています。
どちらも契約の仕方は変わりません。パスポートだけあればどなたでも簡単にアパートを借りることが出来ます。
契約する相手が「アパートのオーナー」なのか「部屋のオーナーなのか」の違いだけです。
この部屋のオーナーの契約条件は以下の通りでした。
・前家賃1ヶ月/6,000バーツ(約20,000円)
・合計12,000バーツ(約40,000円)
お金を支払いオーナーが用意した契約書にサインをすれば直ぐに入居可能です。
アパート・コンドミニアムをを借りる際の注意事項4点
アパートやコンドミニアムを借りる際に注意しなければならない点がいくつかあります。
時に日本の常識とは真逆のこともありますので十分ご注意下さい。
部屋の向きと方角
日本では「日当たりの良い部屋」が良い部屋と言う認識がありますがこれが南国タイになると逆に人気のない部屋となります。
理由はズバリ「強い日差し」日本とは比べ物になりません。
特に午後の暑い時間に強烈な日差しが差し込むような西向きの部屋は避けるべきです。
ボクのバンコクの部屋が正に西向き。
チャオプラヤー川を望む最上階。
ひと目で気に入り入居を決めたのですがこれが実際住んでみると最上階ということから直射日光をモロに浴びる天井部分。
そして午後になるとエアコンの設定温度をマックスの16度にしても部屋が冷えずカーテンを閉め切り電気を点けなければ居られたもんじゃありません。
借りるなら最上階をさけ西日が入らない北向きの部屋など日差しには十分注意して下さい。
電気料金の違い
タイのアパートやコンドミニアムはそれぞれ電気料金が一律ではありません。
部屋を借りる際は家賃そのものばかりに目が行ってしまい電気料金のことなどまるで考えない方が多いでしょう。
日本はどこに言っても一律の電気料金ですがタイではアパートやコンドミニアムによって電気料金が違います。
タイでは「1ユニット」(1キロワットの電力を1時間に渡って消費した電気量)と言う単位で電気料金が加算されます。
実際ボクが借りているバンコクのコンドミニアムは1ユニット8バーツ。
最上階の強烈な西日が差し込む部屋。
家賃が7,000バーツの部屋の電気料金は時に月4,000バーツを超えることもあります。
これに対してチェンマイのコンドミニアムの電気料金は1ユニット4バーツ。
政府の公共料金です。
加えてチェンマイの気候はバンコクより穏やか。
そして北向きの涼しい部屋となると電気料金は数百バーツと言ったことも珍しくありません。
毎月のランニングコストである電気料金がこれだけ違います。
部屋を借りる際は電気料金の確認を忘れずに。
飲料水や洗濯などの日々のインフラの確認
タイの水道水は飲めないので料理にも使えません。
自炊を考えている方であれば飲料水や料理で使う水の確保は重要なポイントです。
通常1リッター1バーツ程度でコンドミニアムの一階などに飲料水専用の販売機があるのでペットボトルを持って買いに行くことになります。
これが意外と面倒なので長期間ひとつのコンドミニアムに留まる方であれば「浄水器」を設置して水道水を飲料水や料理に使えるようにしてしまうのが一番簡単です。
タイにはその手のサービスが多数あり日本語可能な会社もあります。
また洗濯機の有無も確認しておきましょう。
画像はボクが住んでいるバンコクのコンドミニアムの1階の様子ですがこれがチェンマイのコンドミニアムとなると水は1リットル20本入を買い台車で運ばなければなりません。
また洗濯機もなく近所のコインランドリーへ通っています。
飲料水の確保も洗濯も日々の暮らしに関わることなので入居前に確認しておきましょう。
また情報はスマホかネットが常識の時代です。
wi-fiの有無などインターネット周りの確認も忘れずに。
英語が通じるかどうか
アパートやコンドミニアムの大家さん。
もしくは警備員など常日頃顔を合わせる人たちの中に英語が話せる人がいるかどうかも大きなポイントです。
何か問題が起こった場合タイ語のやり取りではやはり限界があります。
多少でも学校で習った英語が通じるのは心強いです。
もちろん日本語が通じれば尚良ですがそう言ったアパートやコンドミニアムは家賃が高めのことが多いです。
チャンマイの格安賃貸アパート・コンドミニアムの探し方まとめ
「チェンマイでの格安賃貸アパート・コンドミニアムの探し方」いかがだったでしょうか?
ボクはバンコクでもアパートを借りておりこちらは1棟丸ごとオーナーが居る物件なので1ヶ月単位でも借りられます。
バックパッカーの聖地と呼ばれるカオサンロードから徒歩10分程のアパートですがこちらは家賃7,000バーツ(約24,100円)でチェンマイと行き来をする生活をしています。
タイは日本と違い時間の流れがとてもゆっくりしていて何とも居心地の良い国。
まとめて時間が取れる方は一度タイで暮らしてみてはいかがでしょうか?
今後もタイでの暮らしぶりをご紹介していくので短期でも長期でもタイへ移住を考えている方の参考になれば嬉しいです。
最後にこちら!チェンマイのアパートの管理人です。
日本でもこの手の帽子の被り方をするオヤジは怪しい人間と相場が決まっていますがこの管理人も以下同文。
流暢な中国語を操るところから華僑系と思われます。
ところが英語の発音がデタラメで何故か話していて緊張を強いられる風貌と立ち振るまい。こう言う人割と好き(笑)
ボクはエスニック雑貨屋を26年経営しておりずっとタイに通っていることから一般の方よりずっとタイとの繋がりが深いです。今までは長くて1ヶ月程度。年に4〜5回ほどの滞在でした。しかしコロナの影響でタイへの入国が難しくなったこともありそ[…]