タイで現地の金銭感覚を身に着ける!日本の物価と比べたら負け。

ネットやSNSで見かける「タイ旅行でボラれた!」と言う表現。

ボクは雑貨バイヤーと言う仕事柄長年タイに通っていますが、この表現に違和感を覚えます。

この記事はタイ旅行初心者に向けて「簡単なタイの金銭感覚」の身につけ方について書きました。

タイ旅行をより楽しく、無駄な出費を避けるために本記事を読み準備して下さい。

 

タイの物価感覚を身につけよう

カオサンロードのトゥクトゥク

タイ旅行では、まず現地の金銭感覚を理解することが重要です。

たとえば、チェンマイの外国人向けカフェでの朝食は、ローカル飯の約5倍の価格になることもあります。

以下、具体例を見てみましょう。

チェンマイでのカフェ飯はローカル飯の5倍の値段

チェンマイの朝食

朝6時半、健康的な野菜を求めて外国人向けのカフェで朝食を試してみました。

写真に映る全ての食事で220バーツ(約1,000円)。これがローカルの食堂なら40~50バーツ(約180~230円)で済むところです。

現地の物価を考えると、外国人向けカフェの価格設定は非常に高額です。

日本円で考えても朝食に約1,000円は贅沢に感じます。

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東南アジアの物価はもう後進国ではない

かつて東南アジアの多くの国は「物価が安い後進国」と見られていました。

しかし、近年の発展と円安の影響で、観光客が「安い」と感じるほどではなくなっています。

特に観光地や外国人が集まるエリアでは、ローカルの生活費より大幅に高い価格設定が一般的です。

チェンマイの物価を解説

 

チェンマイのゲストハウス

以下はチェンマイで実際に体験した物価例です。

  • タクシー4時間貸切:700バーツ(約3,200円)
  • ゲストハウス1泊:350バーツ(約1,600円)
  • ローカル飯1食:40~50バーツ(約180~230円)

これらを見比べると、外国人向けカフェの220バーツ(約1,000円)がいかに割高かがわかるでしょう。

ここで重要なのは、現地の「貨幣価値」を理解し、日本円換算を常にしないことです。

タイバーツを理解する簡単なコツ

 

チャトチャックマーケット

タイバーツの価値を直感的に理解するには「タイバーツにゼロをひとつ足した金額が日本円の相対的価値」と覚えると便利です。

具体例

  • 500バーツ → 日本円で約5,000円相当
  • 1,000バーツ → 日本円で約10,000円相当

これは正確な為替レートではありませんが、日々の買い物の際に「感覚値」をつかむ助けになります。

ちなみに、タイの大学卒の平均月収は15,000バーツ(約68,500円)

日本の物価感覚とは大きく異なります。

タイバーツの考え方

イマイチピンとこないと言う方は、ここに書くタイバーツにゼロをひとつ足した金額が日本円同等の貨幣価値だと思ってもらうと理解しやすいかも知れません。

例えば500バーツなら5,000円。

1,000バーツなら10,000円。

タイで一番大きな紙幣である1,000バーツ札は、日本円に直すと今の為替で約4,500円なのですが、この記事は為替が動くので何度か書き直しています。

2,020年に書いた記事の表記は当時の為替で1,000バーツ札がなんと3,400円。

これはどういうことかと言うと、以前は1,000バーツ札が3,400円で買えたが今は4,500円出さないと買えないという事です。

タイの大学出の平均的な月の給与は15,000バーツ(約68,500円)

タイバーツにゼロをひとつ足したぐらいが「日本円に換算した時の相対的貨幣価値」と言うのはあながち間違ってないと思います。

あれ?上手く伝わってますかね?

15,000バーツ=150,000円。

タイバーツにゼロをひとつ付けたぐらいが日本円の貨幣価値と同等になるんじゃないかなってことなのですがちょっと伝わりづらいかも。

初めての街に着いたら先ずはスーパーマーケット

初めての国。知らない街に降り立ったら先ずスーパーマーケット。

コンビニがあるような街ならコンビニへ。

無ければ近所の小さな商店。

そこで物の値段をざっと見て、コーラの一本も買えばおおよその物価を計る物差しになります。

これバイヤーとしては超大事!

その度に日本円に換算すると色々しくじるんです。

何より面倒だし、日本の物価に照らし合わせれば何でも安く感じてしまうのです。

節約と楽しさのバランスを取る

チャイナタウンのサンペン市場

タイ旅行では「無駄遣いを避ける」だけでなく「現地文化を楽しむ」という視点を持つことが大切です。

例えば、ローカルの市場で安く美味しい料理を楽しんだり、値段交渉をゲームのように楽しんだりすることで、より充実した旅行になるでしょう。

現地文化を楽しむローカル市場の魅力

タイ旅行では、「無駄遣いを避ける」だけでなく、「現地文化を楽しむ」という視点を持つことがとても大切です。

例えば、ローカルの市場に足を運ぶことで、観光地とは一味違うタイの生活を体感できます。

市場では新鮮な野菜や果物がずらりと並び、露店で調理されたばかりの美味しい料理を手軽な値段で楽しむことができます。

ガパオライスやソムタムなどの伝統的なタイ料理を試すのはもちろんのこと、そこでしか味わえないような珍しいスイーツやドリンクに挑戦するのもおすすめです。

特にガパオライスはタイの国民食と言っても良い食べ物。

下記記事を参考にぜひトライしてみて下さい。

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ガパオライス

タイのマーケットでの賢い買い物術

タイの市場や露店では値段交渉をするのが一般的です。

初めての方にとってはハードルが高く感じられるかもしれませんが、これを「ゲーム感覚」で楽しむと、交渉そのものが貴重な体験になります。

例えば、最初に提示された金額から半分の値段を提案してみたり、笑顔と簡単なタイ語の挨拶を交えて交渉すると、場の雰囲気が和やかになり、より良い条件を引き出せることもあります。

このようなやり取りを通じて、タイの人々のフレンドリーな性格やおおらかさを肌で感じられるでしょう。

買い物:を思い出に残る体験に

市場での買い物や屋台での食事は、単にコストを抑える手段ではなく、タイの文化や人々の生活の一部を共有する機会でもあります。

その土地ならではの雰囲気や香り、音、視覚的な体験は観光地では得られない貴重な思い出となります。

旅行の記念にローカルな雑貨や食品を買う際にも、そこにあるストーリーや背景を聞くことで、ただの「お土産」が特別なものに変わるかもしれません。

節約しながらタイ旅行を楽しむ

ここまで書いたように、「節約」と「文化体験」を上手に組み合わせることで、タイ旅行はさらに充実したものとなります。

お金を賢く使いながら、その土地でしかできない体験を楽しむことで、忘れられない思い出がきっと作れるでしょう。

まとめ

バンコクの屋台

タイの物価感覚を理解し、賢くお金を使うことは、旅行を楽しむための大切なポイントです。

現地の人々が日常的にどのような生活をしているのかを感じながら、地元の食文化や市場を楽しむことで、観光地だけでは味わえない「本当のタイ」を体感できます。

ぼったくりを避けるためにも、現地の価格感覚をしっかり身につけて、無駄なく、そして心ゆくまで旅行を満喫しましょう。

そんな心がけが、あなたの旅を一層素晴らしいものにしてくれるはずです。

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