アジアを自由に飛び回るエスニック雑貨屋の面白仕入れ旅日記!

ガパオライスを食べよう!注文の仕方から食べ方。価格まで!!

ほほ笑みの国タイの国民食と言っても良いガパオライス。

ボクも仕事柄タイに長年関わっていて様々なタイ料理を食べますが中でもガパオライスは大好物。

「1日1ガパオの誓いは永遠に!」などと勝手に誓いを立てて毎日のように食べています。

甘辛くてご飯がすすむガパオライス。

まだ食べたことがないんだけど一度挑戦してみたい!

そんな方へ向けて26年タイに通うボクがガパオライスの魅力を語ります。

ガパオライスはタイの国民食

ガパオライス

ガパオライスはタイのどこでも食べられるタイ人にとっての国民食と言っても過言ではない食べ物です。

主な材料は豚の挽肉とホーリーバジル。

プラス唐辛子とニンニクです。

そしてナンプラーとオイスターソースと砂糖で味付け。

シンプルな調味料で仕上げたワンプレート料理でタイ語では「กระเพราหมู/ガパオムー」と表記します。

調理する人により味が違い「あそこのガパオが美味い」と言うのはタイ人でさえ人それぞれ。

シンプルな料理ですが火の通り方や味付けが微妙に違うのです。

上記の画像はボクが住んでいるアパートのレストランのオバちゃんが作ったガパオライス。

あちこちでガパオライスを食べていますがボクの中でのナンバーワンはこのガパオライスです!!

「ガパオライス」と言う食べ物はタイにはありません

チャトチャックマーケット

日本ではすっかり「ガパオライス」と言う名称が定着しましたが本場タイには「ガパオライス」と言う食べ物はありません。

タイに来て屋台やレストランなどで注文する際は「ガパオ ムー」とオーダーしましょう。

「ガパオ」と言うのはバジルの意味で「ムー」と言うのは豚という意味。

日本でガパオライスと言えば豚の挽肉が定番です。

しかし本場タイのガパオライスの具材は「ムー/豚」だけではなく「ガイ/鳥」「クン/エビ」といったように沢山の種類があります。

例えば「ガパオ・ガイ」と注文すれば鳥肉のガパオライスが出て来ます。

同様に「ガパオ・クン」と言えばエビのガパオライスが出て来るんですね。

「ガパオライス」と言う食べ物は存在しませんのでタイで注文する時はご注意下さい。

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ガパオライスの注文の仕方

タイのローカル食堂

皆さんが想像するガパオライスを食べたいのであれば以下のフレーズを使って下さい。

注意点としては文末に丁寧語であるクラップ(男性)カー(女性)を必ず付けましょう。

「コーガパオムー・カイダオ」目玉焼き付きのガパオライスを下さい。

「マイサイ・プリック」唐辛子を入れないで。

「ペット・ニットノイ」少しだけ辛くして(あまり辛くしないで)

繰り返しになりますが文末には丁寧語に当たるクラップ(男性)カー(女性)を付けましょう。

例えば「ペット・ニットノイ・クラップ/カー」と言えば「あまり辛くしないで下さい」と丁寧な言い方になります。

「ペット・ニットノイ」だけだと言葉のトーンにもよりますが「辛くしないで」とか「辛くするな」的な意味になるのでご注意下さい。

微笑みの国タイトは言えそこはアウェイの外国です。

ボク達旅行者は丁寧な態度や物の言い方を心掛けるのがタイを楽しむコツでもあります。

ガパオライスの価格

カオサンロードのトゥクトゥク

価格については路上の屋台や簡易なローカル食堂の場合ガパオライスの目玉焼き付きで50〜60バーツ(約200〜240円)が相場です。

これがカオサンロードのレストランになると150バーツ(約600円)と味は変わらないのに値段は3倍になります。

折角ガパオライスの本場のタイで食べるのですから観光客だらけの洒落たレストランではなくローカルのタイ人で混み合う屋台や食堂で食べた方が良いのは言うまでもありません。

タイの人達は意外とグルメで味にうるさいです。

貧相な屋台でも味が良ければメルセデスに乗ったお金持ちが買いに来たりします。

本当に「美味しい」を分かっている国民性なんですね。

ガパオライスを現地で食べる際は宿のスタッフに聞いたりタイ人で混み合っているローカル食堂を探しましょう。

日本では味わうことが出来ない本場のガパオライスに感激することでしょう。

タイ人の「辛くない」はアテにならない

タイ料理チャーハンのカオパット

上記のように「ペット・ニットノイ」(あまり辛くしないで)と伝えさて本場のガパオを!と一口食べた瞬間にアタマの毛穴が一気に開きます。

辛いのです。

タイ人の「辛くない」はアテになりません(笑)

ボクも何度もこのトラップに引っかかりました。

ベースになる「辛い」と言う感覚が全く違うんですね。

なのでここは思い切って「マイサイ・プリック」唐辛子を入れないで!と高らかに宣言しましょう。

辛くないガパオって美味しいの?

はい。ご心配なく。食べ方があるのです。

ガパオライスの食べ方

ガパオライス

今一度本場タイのガパオライスの写真を見てみましょう。

お皿の右上1時方向に何やら調味料が付いていますよね?

これは「プリック・ナンプラー」と言って唐辛子をナンプラーに漬け込んだもの。

屋台やレストランのテーブルには必ずプリックナンプラーが置いてあります。

辛味が足りない場合は遠慮なくこれを使うのです。

本場のガパオは辛くて当たり前とヒーヒー言いながら汗びっしょりで食べたいのなら話は別ですがボクは経験上オススメしません。

汗まみれどころかクチビルがジンジンし冷たい水をがぶ飲みするしか術がない等という状況はもはや罰ゲームでガパオを楽しむどころではありません(笑)

例えば「唐辛子抜き」と頼んだところでタイ人のやることです。

しっかり辛く仕上がったガパオが出てくることもあります。

もしくは「辛さはちょっとだけね」と言ったところで元々の「辛い」のベースが違うのです。

そんな時に活躍するのがご飯の上に乗っている半熟の目玉焼き!

これを少しずつ崩しながら食べると不思議に辛さが和らぎます。

まさに灼熱の砂漠の中のオアシス的な存在がこの目玉焼きなのです。

ガパオライス混ぜる混ぜない論争

ガパオライスを食べる際に良く話題に登るのが「ガパオライスは混ぜて食べるか混ぜないか?」です。

「1日1ガパオ誓いは永遠に!」などと口走りながらそこら中でガパオライスを食べ散らかしているボクがこの論争に終止符を打ちます。

好きに食べて良い!

混ぜる混ぜない以前にボクがよく行く食堂のガパオライスは初めからご飯の上に具材が乗って出て来たりします。

周りのタイ人を見ていると端から崩しながら混ぜて食べている人をよく見かけます。

以下に書いた最低限のタイのテーブルマナーを守れば好きに食べれば良いのです。

タイのテーブルマナー

バンコクのローカル食堂

タイのテーブルマナーは決して難しくありません。

しかし日本のテーブルマナーを持ち込むと「行儀が悪い」と見られてしまう点があります。

郷に入れば郷に従え。

最低限のタイのテーブルマナーを守りましょう。

・お椀や皿を持たない
・お椀に口をつけない
・ガチャガチャと大きな音を立てない
・食べ物を手で持ちかじり付かない

タイはフォークとスプーンを使い食事をする文化です。

タイ人の食事の仕方を観察すると実に上手にフォークとスプーンを使って食べています。

そしてガツガツとかき込むようなガサツな食べ方はしません。

実にのんびりとフォークとスプーンを使い食事を楽しんでいて優雅にさえ見えます。

現地でガパオライスを食べる際はぜひ周りのタイ人達の食事の仕方を観察して下さい。

またタイは「食べ物を残す」と言う事に寛容な国でもあります。

出された料理を綺麗さっぱりたいらげると「料理が足りなかったのか?」と感じられてしまう側面があるようです。

日本のように最後の一口まで綺麗に食べる必要はありません。

お腹が一杯になったら「大変満足しました」の意を伝えることにもなるので遠慮なく残しましょう。

日本でお手軽にガパオライスを食べるには

ガパオライス

最近では夏になると「ほっともっと」などのお弁当屋やコンビニなどでも目にすることが多くなったガパオライス。

日本でも知名度が上がり簡単に食べることが出来るようになりました。

タイ旅行に行った時の本場のガパオライスの「あの味」が忘れられない。

もしくは「ガパオライスを食べてみたい」

お手軽に試して見たいのならレトルトのガパオライスをオススメします。

ボクもガパオライスが恋しくなると良くお世話になっています。

そして本文中にもご紹介した唐辛子をナンプラーに漬け込んだ「プリック・ナンプラー」

タイの食堂やレストランには必ず置いてある定番の調味料です。

タイ料理にハマったらこちらも併せて是非常備して下さい。

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プリックナンプラーはマニアックなのか楽天市場でひとつの商品しかヒットしませんでした。

通常のナンプラーに鷹の爪を漬け込んで自作してしまってもOKです。

ガパオライスは日本人の口にもよく合います。

ネットで購入できるレトルトのガパオライス以外にも近くにタイ料理屋がある方は是非足を運んでみて下さい。

ガパオライスの注文の仕方や食べ方は本記事を参考に。

厨房にタイ人がいればそれはもう本場のガパオライスと変わりません。

甘辛くてご飯がモリモリすすむガパオライスの虜になること間違いなしです。

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