チェンマイには少数山岳民族と呼ばれるモン族の人達に直接会える村があります。
別名「針と糸の民」とも呼ばれるモン族。
アジアの手仕事で紡ぎ出されたモン族刺繍はとても美しくチェンマイはその本場とも言えます。
またモン族の人々の暮らしを間近で垣間見ることも出来て何よりもモン族の人から直接買い物が出来ると言ううアドバンテージは「本物」を肌で感じる良い機会です。
市内から1時間ほどで行けるのでチェンマイにおいでの際は是非訪れてみて下さい。
モン族が住むフドイ・プイ村の場所と行き方
モン族の人達が暮らすドイ・プイ村へはチェンマイ市内からソンテウかタクシーで1時間程の移動となります。
タクシーだと1日借り切って1,800バーツ(約6,000円)です。
また画像にも写っている乗り合いピックアップトラックのソンテウでも行けますがチャーターするとタクシーとあまり変わらない料金になってしまいます。
暇そうにしていたソンテウの運転手に話しかけて料金を聞いたところ乗り合いの場合は往復で200バーツ(約670円)と格安運賃。
しかしドイ・プイ村までグネグネの山道を走るソンテウの座席はホールド感も悪く決して乗り心地の良いものではないのでオススメしません。
もうひとつ注意点を上げるとすると車に弱い方は乗り物酔いの薬を忘れずに服用しましょう。
タクシーをチャーターしモン族に会えるドイ・プイ村周辺にはカレン族が住む「メーリム村」やガンシューティングやエレファントキャンプなどアクティビティが他にも沢山あります。
ここは自由に行き先を決められるタクシーをチャーターし1日目一杯楽しみましょう!
またタクシーに関してですが英語が出来ないもしくは意思の疎通が困難な程度の英会話力でほぼタイ語オンリーと言う様なドライバーもいます。
そうなると折角タクシーをチャーターしても思い通りに移動が出来ません。
空港から市内へ向かう際に利用した英語が話せるドライバーとLINEを交換しておくのが後々便利です。
何より英語が苦手な方でも文字でのやり取りならGoogle和訳などを使い何とかなるもの。
1時間200バーツ(約670円)でチャーター出来るのであちこちまとめて回る場合などは積極的に利用すると効率よく旅が楽しめます。
2021年12月18日モン族が住むドイ・プイ村の最新情報
モン族に会えるドイ・プイ村は通常通り開いています。
観光客の姿はまばらでタイ人と中国人。
それに僅かに欧米系の旅行者を見かけただけでした。
駐車場からドイ・プイ村に入りしばらく続くメイン通りはほぼ全ての店が開いていてご覧のようにモン族グッズを扱うお店も通常通り営業しています。
しかしメイン通りが終わり道幅が狭くなる内部はご覧通りシャッター下ろした店がほとんどで寂しい感じでした。
モン族に会えるドイ・プイ村は現在も楽しめるか
結論から言うと十分に楽しめます。
内部は開いているお店が少なくてモン族の刺繍古布などのショッピング目当てに出かけると少々物足りない感じもしますがモン族の人達の暮らしは変わること無くそこにあります。
クワを持ち段々畑の農作業に精を出すモン族の人々。
店番をしながら子供に英語を教えている母親。
彼女たちは英語を理解しなければ欧米の観光客を相手に十分な商売が出来ません。
それを知る母親は商品でもあるカラフルなキーホルダーを手に真剣に色の英単語を教えていました。
ガランと人影のないシャッター通りとなった路地を歩いていると一人の老婆が軒先で野菜を切っていました。
家の中に入って良いか?と尋ねると何の躊躇もなく見せてくれました。
昭和の昔の婆ちゃんの家にでもタイムスリップしたかの様な佇まいです。
モン族の衣装を着てモン族になっちゃおう!
モン族の衣装を着て写真が撮れる女性に人気のお店は開いています。
どれもきらびやかでお人形さんのような衣装ばかり。
こんな衣装を着て写真を撮れるのはここだけなので女性の方は是非トライして下さい。
お値段は50バーツ(約170円)と破格のプライス!
旅の良い思い出になること間違いなしです。
モン族カフェ
散策しながら山頂まで登るとモン族が育てたオーガニックコーヒーを飲めるカフェも開いています。
店の奥の出口から右へ曲がりこの細い急な階段を登るとモン族の人達が育てているコーヒー畑があります。
店の人に一言告げてから是非モン族が育てている小さな小さな畑を見て下さい。
本当に小さくかわいい畑ですがそこには農薬を使わず自然の中で育てられたコーヒーの木がしっかりと育っています。
ここまで来ると普段の運動不足が祟り大分足腰に来ます(笑)
モン族カフェで一息入れましょう。
ドイ・プイ村を眼下に眺めチェンマイの風に吹かれて飲むモン族コーヒーはまた格別です。
ボクがカフェに着いた時にいたのはタイ人のカップル一組だけ。
モン族カフェにはとても穏やかな空気が流れていました。
少し離れて並んで椅子に腰を下ろし時折交わされるカップルのタイ語をBGMに飲んだモン族のアイスコーヒーは味が深くお世辞抜きにとても美味しかったです。
エスニックバイヤー目線で選ぶモン族ドイ・プイ村のオススメのお土産
エスニック雑貨プロのバイヤーの目利きでモン族ドイ・プイ村のお土産を選ぶとすれば断然コレ!
入り口を背にして進みメイン通りが右にカーブしている先の右手にあります。
ハンドメイドで仕立てたモン族衣装を着たお人形屋さんです。
この人形をバイヤー目線で選んだ理由は「ここでしか買えない」と言うのが一番の理由です。
もちろん人形その物の出来が良いのは言うまでもありません。
大小様々あるので予算に合わせて購入出来るのも嬉しいポイントだしまとめて買うことを告げれば値引きにも応じてくれます。
写真の彼女が家でひとつひとつ作っています。
衣装そのものはもちろんヘアスタイルやピアスなどの小物まで手作りしているとのことで人形が出来上がるまでとても大変なんですよ!と笑っていました。
実は当店でも販売していて人気の商品となり只今在庫切れですが先日写真の彼女から仕入れて来たので間もなく再販予定です(笑)
モン族人形はこちら>>>
本物のモン族が暮らすチェンマイの「ドイ・プイ村」まとめ
チェンマイのモン族に会える「ドイ・プイ村」の最新情報とエスニック雑貨プロのバイヤー目線で選んだオススメのお土産をご紹介させて頂きました。
コロナの影響で観光客の姿は極わずか。
今後この様な状態が続けばこの村自体の存続も危ういかも知れません。
チェンマイ近郊には他にも「バーン・トン・ルアン/BAAN TONG LUANG」と言うモン族だけでは無くカレン族やラフ族にヤオ族など少数山岳民族が一堂に会する村があります。
こちらはコロナの影響をモロに受けており2年前から門を閉ざしたまま再開される見通しさえ立っていないとのことでした。
これをお読みの皆さんがチェンマイに来た際には是非モン族の人達に会いに「ドイ・プイ村」へお出かけ下さい。
駆け足で観光地を回る様な忙しい旅は止めにしてモン族が昔ながらに暮らすドイ・プイ村に流れるゆったりとした時間と風を感じて下さい。
大切な旅の思い出になることはボクが保証します!
本場チェンマイで買い付けたモン族グッズ
当店では今回ご紹介したドイプイ村でしか手に入らないモン族人形を始めチェンマイのモン族市場で仕入れたモン族グッズを多数取り扱っています。
本物のモン族グッズはその見事な刺繍によりエスニックファッション好きは元よりカジュアルにモン族グッズを楽しみたい方に人気です。
どのアイテムもモン族グッズの本場チェンマイにてモン族の人々から直接仕入れた商品です。
是非本物のモン族グッズを御覧下さい。
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