本記事ではエスニック雑貨店のネットショップの開業をお考えの方に向けて開業から現場での仕事の内容をお伝えします。
この記事を書いているボクはエスニック雑貨店の経営24年です。
楽天市場やYahoo!ショッピングなどのショッピングモールはもちろん自社サイトなどを含めネットショップを7店舗展開しております。
エスニック雑貨店もネットでの販売が必須となっていますが実際はどんな業務なのか?
ネットショップの裏側を全てお伝えしますので開業をお考えの方は是非参考にして下さい。
エスニック雑貨のネットショップ販売方法
未経験者にオススメのメルカリ
手軽な所では皆さんご存知の「メルカリ」や「ヤフオク」があります。
実際のネットショップでは規模が違いますが基礎を学ぶのには良いかもしれません。
まるきり経験のない方は少量の在庫でメルカリから始めて見るのはいかがでしょうか?
販売価格と売れ筋のリサーチ。基本となる受注から発送などネットショップの基礎を経験するには良いと思われます。
楽天市場やYahoo!ショッピングなどの大手ショッピングモール
簡単に売れるような記事も散見されますが信用してはいけません。
大手ショッピングモールで販売するにはそれなりの知識と経験が必要です。
エスニック雑貨店にしても先行して何年も経験を積んでいるショップが沢山ある激戦区です。
HTMLの知識や画像加工などまるきり経験のない方には開店までの道のりが果てしなく遠く感じます。
苦労してページを作り商品を登録し開店にこぎつけやっとスタートラインです。
「開店したら売れる!」と言うのはショッピングモール通販創成期の話です。
現在はネットショッピングも成熟期に入り「通販で物を買う」と言う事が当たり前になりお客さんも増えましたがエスニック雑貨を扱うネットショップも飽和状態です。
自社サイト
利益率が一番高いですがハードルも一番高いのが自社サイトです。
手順としては上記ステップを踏んで「余力」がある場合のみオススメします。
なぜならばメルカリや大手ショッピングモールと違いGoogleを相手に上位表示されなければアクセスが入りません。
これはショッピングモールの中でSEOと呼ばれる検索対策をするよりも遥かに難易度が高いです。
検索で埋もれてしまいアクセスが入らなければ当然のことながら売上はゼロです。
当店では2004年に自社サイトからネットショップを始めましましたが
最初の注文は開店から3ヶ月後です。
ネットショップの実際の仕事内容は?
エスニック雑貨商品の仕入れ
先ずは商品が無いと話になりません。予算に応じた仕入れを起こします。
これはボクが今でも気を付けていることなのですが意外と忘れがちな注意点です。
「好きな物と売れる物は違います」
自分のお気に入りや好きな商品を並べて売るのはショップにお客さんがついてブランディングが出来てからです。
実際の商品の仕入れ方法は幾つかあります。
2.現地の仕入れ代行業者を使う
3.国内卸し業者から仕入れる
自分で仕入れに行くだけがエスニック雑貨店の商品仕入れではありません。
「現地で買い付ければ安い」
確かにそうですが言葉の壁や飛行機代に滞在費が掛かることを忘れてはいけません。
そしてお金と時間を使い直接仕入れても売れなければ在庫の山に囲まれて泣くはめに。
意外と知らない方が多いのですが海外からの送料は思いの外高額です。
現在はコロナの影響もあり1キロ600円程です。
これは約TシャツのLサイズ4枚分に当たります。
また輸入の際は「輸入関税」「消費税」「地方消費税」と3つの税金がかかります。
在庫を抱えるリスクに比べ国内卸しは少量から仕入れが可能なのでそこからスタートするのは悪い選択肢ではありません。
当店でも仕入れ代行や卸売りに対応しておりますのでお気軽にご相談下さい。
この記事はエスニックファッションやエスニック雑貨を取り扱うエスニック雑貨店の経営者の方向けに書かれたものです。現在エスニック雑貨店の重要な仕入先であるタイは一般の外国人が入国するのが難しい状況が続いています。また今後もコロナウィルスの影響[…]
大切な商品撮影
商品撮影は商品の魅力を伝える大事な仕事です。
外注でプロに頼む方法もありますがコストと時間を考えると
独学で構いませんので自分で撮りましょう。
商品撮影に関しては下記のような機材があると初心者でも綺麗に撮れます。
こちらは実際の当店の撮影風景。小物の撮影にはこれで十分です。
また衣料品の撮影は商品画像に必ずモデル画像を入れるのが大切です。
モデルの身長を記載し「こんな感じになる」と言う買う側の想像力を膨らませましょう。
屋外でもモデル撮影は可能ですがスペースのある方は是非ストロボを使って下さい。
モデル画像が見違えるほど良くなります。
当店のセッティングです。白い椅子の部分がモデルの位置。
モデル撮影はこのセッティングと決まっているので
一番悩むライティングに時間を取られることはありません。
撮影した写真はフォトショップなどのソフトでの画像加工が必須となります。
画像の露出補正や切り抜き文字入れなど最低限の操作は覚えばければなりません。
ネットショップで一番時間を取られるのがこの商品撮影から画像加工の部分です。
上記のような機材を使うのは常に一定のクオリティの商品撮影をするためです。
いつも同じ様に撮れると言う撮影時の再現性はウェッブショップをやる上で必須項目となります。
他にも撮影環境を快適にするレリーズや三脚といった機材があります。
この辺はまた別の記事でご紹介しますね。
繰り返しになりますが商品撮影は再現性が非常に重要です。
「たまたま上手く撮れた」では仕事になりません。
ネットショップに商品をアップ
楽天市場などの大手ショッピングモールは基本HTMLなどの専門知識がなくとも商品をアップロード出来るように出来ています。
しかしそれだけでは皆さんが普段見ているネットショップのような綺麗な商品ページにはなりません。
ただアップするだけではなくサイズの記載やどんな商品なのかという商品説明文も書かなければなりません。
ホームページビルダーやドリームウェバーと言ったHTMLの編集ソフト。そして基礎的なHTMLの理解が必要です。
受注発送作業
売ることばかりに気を取られて一番おろそかになるのがこの出口部分です。
またマンパワーが無いとどうしようもない部分なので
売れて来て発送件数が多くなると必ずこの部分がボトルネックになります。
どんなに良い商品を販売しても受注発送の事故はお客さんの満足度を一気に下げる原因となるので注意が必要です。
営業日であれば即日発送が基本です。
ネットショップその他の業務
その他にもモールのイベントに併せての企画や顧客に送るメールマガジンの執筆など上げればキリが無いほど業務は膨大です。
日本には四季があり季節の移り変わりが早いことからエスニックファッションを扱うネットショップの運営もスピードが求められます。
仕事をしていると自分の苦手なところを克服しようとしがちですがココナラやランサーズと言った便利なサービスがあるのでその道のプロに簡単に仕事を依頼できる時代です。
一人でスタートするネットショップも場合によっては上記のようなサイトを使い「得意な方に仕事を任せる」と言った考え方がスムーズな運営に繋がるでしょう。
ネットショップ開業と仕事の内容まとめ
ネットショップ開業と仕事の内容についてざっくりと書いてみましたがいかがだったでしょうか?
自宅でも気軽に始められるネットショップは今の時代の副業として魅力的です。
例えば場所を取らないアクセサリー関係から初めて見ると言うのも良いかもしれません。
多岐に渡り基本的なスキルは必要ですがネットで商品を売るというのは楽しいものです。
当店でもアカウントを運用していますがインスタグラムやツイッターそしてFacebookと各種SNSも充実しており気軽に情報を発信出来る時代でもあります。
エスニック雑貨やエスニックファッションでの開業をお考えの方はお気軽にご相談下さい。
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