アジアを自由に飛び回るエスニック雑貨屋の面白仕入れ旅日記!

アジアを彷徨うエスニックバイヤーの旅の仕方

エスニック雑貨屋と言う仕事柄タイのバンコクをベースにあちらこちらとアジア各国へ足を伸ばします。

仕事ですから有名な観光地や美味しいエスニック料理などという物とは無縁です。

実際タイのワット・ポーもインドのタジマハールも行ったことがなくて地元の人達に驚かれます(笑)

行くのは面白そうなブツが眠っている市場。

アジアの街から街へ。

市場から市場へ。

今回はひたすら移動を繰り返すエスニックバイヤーの旅の仕方です。

アジアを旅する人達やバックパッカーの皆さんの参考になれば嬉しいです。

エスニック雑貨バイヤーの旅の仕方

インドのプシュカルのラクダ

ふらっと知らない街に着いたらとりあえず人で賑わってそうな繁華街や市場を目指す。

そして街を歩いている外国人に声をかけて良い宿を知らないかメシの美味しい店はどこにあるか聞いてみる。

大体は私が泊まっているのはこんなところで一泊いくら。

近くにある飯屋はこんな店と教えてくれる。

そうして宿を確保し寝る場所が決まり冷えたビールと美味いメシにありつけたらそこがどんな国でもどんな街でも初日はそれでもう十分。

デリーの定宿近くの雑貨屋

いきなり現地の人には聞かない。

そもそも初めて街を訪れた旅人と地元の人間では感覚が違う。

運悪く狡猾な人間に騙されて嫌な思いなどをするとその街が嫌いになる。

もっとディープな情報を現地の人から聞き出すのはある程度街の様子が分かって身体がその街に馴染んでから。

ガイドブック的な本も持ち歩かない。

道の真ん中でそんなものを広げていたら詐欺師や泥棒がワラワラと寄ってくる。

今時はスマホのアプリになるのかな?

何しろどんなガイドブックよりその街を歩いている人の方が沢山の情報をくれる。

日本人は旅の仕方が下手?

日本人は旅の仕方が下手だと思う。

予め行先を調べ観光地を巡りまるでゲームのストーリーをなぞるように動き回りガイドブックやネットで見た情報確認作業に忙しい。

それは一般的に名所を回る海外旅行であって決して「旅」とは言えない。

もっと現地の人の歩き方やメシの食い方。

光の違いや街の音を聞けばいいのにとそんな旅行者を見かける度に思う。


ネットやガイドブックに載っている写真を実物で確認するだけで何が楽しいのかさっぱり分からない。

そんな旅ならエアコンの効いた自分の家でビールを飲みながらテレビでも眺めてた方がマシ。

ニューデリー駅で列車を待つ男

ボクは今57歳。

元気に自分の足で歩けてこんな旅が出来るのも後12〜13年がいいところ。

世界を自由に旅する時間はそう長く残されていない。

先ずは日本からバンコクに入りインドとネパールを回ってイスタンブールへ。

そしてモロッコからスペインに渡って南米を回りグアテマラからメキシコを抜けて日本に戻る。

西回りでぐるっと地球を一周する「仕入れ旅」を実現させるのが今のところの夢。

きっと面白い旅になると思う。

雑貨屋みたいな商売はあちこちウロウロするのが仕事のようなものだから同じ所にじっとしているのが苦手なボクみたいな野良には天職と言っても良い(笑)

プシュカルの安食堂から見ていた風景

上記の写真は光が降り注ぐインドの一日の始まり。

プシュカルの安食堂から朝飯を食いながら見ていた風景。

エスニック雑貨バイヤーと言うのは恐ろしく孤独な仕事だ。

旅の間中自問自答を繰り返しながら移動を続ける。

行くか戻るか?買うか買わないか?何をどうするか?

どの街にもそれぞれの音があり匂いがあり顔がある。

忙しい仕入れの束の間そんな街の様子を感じるのが好きだ。

南インド料理マサラドーサ

そしてこの時食べた朝メシはマサラドーサ(ジャガイモをクレープの皮で包んだようなヤツ)と一杯のチャイ。

計160円なり。

朝ご飯をしっかり食べてエスニックバイヤーの1日が始まる。

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