初めてインドを旅する方にとって、最大の不安のひとつは 「スマホがつながらないこと」 です。
インドは日本のように「どこでも無料Wi-Fiがある」環境ではありません。
むしろWi-Fiがあっても遅い・不安定・途切れることが多く、宿やカフェでも快適に使えるとは限りません。
特に以下のような場面では、スマホが使えないだけで旅の難易度が一気に跳ね上がります。
・宿の場所をGoogleマップで確認できない
・UberやOLAなど配車アプリが使えず、空港から宿まで移動できない
・翻訳アプリが使えず、英語やヒンディー語でのやり取りが困難
・緊急時に連絡手段がなく、不安が倍増する
深夜便でデリーに到着し、空港を出た瞬間にスマホがオフライン…。
女性の一人旅やインド初心者にとっては、想像以上に大きなリスクになります。
だからこそ、インド旅行では SIMカードやeSIMなど「通信手段の準備」こそが最優先の持ち物 なのです。
・デリー空港でSIMカードを買う最新手順(2025年版)
・空港で買えなかった場合に備えて、日本で準備できるSIMカード
・eSIM・物理SIM・モバイルWi-Fiのメリット比較
・インド旅行初心者が失敗しやすい落とし穴と回避法
・女性一人旅やバックパッカーが安心して旅をするための実体験アドバイス
インド旅行と検索するとサジェストに現れるいくつかの検索語句。まぁまぁのネガティブワードが並んでいて皆さんインド旅行に行くべきか止めるべきかお悩みのご様子。 […]
- 1 デリー空港でインドSIMカードを購入する方法(2025年最新)
- 2 日本でインド用SIMカードを事前購入するのが安心な理由
- 3 【日中到着者向け】インド現地でSIMカードを安全に購入する方法
- 4 インド旅行で使える通信手段を徹底比較
- 5 インドSIMカードの料金・通信容量まとめ
- 6 インドSIMで使える必須アプリと便利な使い方
- 7 インド旅行にeSIMはおすすめ?物理SIMとの比較と注意点
- 8 グループ旅行向け!インドでモバイルWi-Fiを利用するメリットと注意点
- 9 【2024年9月追記】デリー空港でSIMカード購入が誰でも簡単に可能に
- 10 よくある質問|インドSIMカード購入の不安を解決!
- 11 まとめ|インド旅行でSIMカード選びに失敗しないコツ
デリー空港でインドSIMカードを購入する方法(2025年最新)

インディラ・ガンジー国際空港(デリー空港)には、旅行者向けのSIMカード販売所があります。
場所は 到着ゲートの5番出口付近。
赤い「Airtel」の看板が目印で、インド大手キャリアの公式カウンターなので安心して購入できます。
以前のルール(2024年以前)
以前は購入にかなり手間がかかりました。
・現地の住所
・現地の電話番号
・パスポートのコピー
こうした情報が求められ、旅行者にとっては大きなハードルでした。
ルール変更で簡単に(2024年9月〜)
しかし2024年9月以降は規制が緩和され、パスポートだけで購入可能 になりました。
多くの旅行者が空港で気軽にSIMを買えるようになり、夜便での到着でもその場でスマホを使える安心感があります。
【2025年8月最新情報】住所を求められるケースが発生
ただし、注意点があります。
2025年8月現在、実際の読者から「空港でSIMカードを買おうとしたところ、ホテル住所ではなくインド国内の固定住所を求められた」という報告がありました。
つまり、担当スタッフやタイミングによっては旅行者が購入できないケースもあるということです。
インドは通信規制が頻繁に変わる国。
「空港で買えば大丈夫」と思い込むのはリスクが高いと覚えておきましょう。
日本でインド用SIMカードを事前購入するのが安心な理由
インド到着後にスマホがつながらない。
これは初心者旅行者にとって最悪のスタートです。
特に次のようなシーンでは、現地でSIMを買えなかった場合に大きな不安につながります。
・空港から宿までのルートを確認できない
・配車アプリ(Uber/OLA)が使えず移動に困る
・トゥクトゥクやタクシーで交渉せざるを得ず、ぼったくり被害のリスクが高まる
・深夜到着時に一人で立ち往生してしまう危険性
こうした不安を回避するためにもっとも有効なのが、日本であらかじめインド用SIMカードを購入しておく方法です。
インド旅行初心者や女性の一人旅の方は、日本からSIMカードを準備しておくのが一番安心です。
こちらの【インド対応SIMカード】なら、到着した瞬間からスマホが使えて心強いです。
インド旅行で日本購入SIMカードを選ぶメリット
・到着した瞬間からスマホが使える安心感
・空港で「売り切れ」「購入拒否」といったリスクを回避できる
・日本語のサポート付きSIMなら設定も簡単
・事前に料金がわかるので予算管理がしやすい
インドは規制が頻繁に変わる国。
空港で必ずSIMが買える保証はありません。
その点、日本で購入しておけば「もし買えなかったらどうしよう…」という不安を完全に解消できます。
おすすめの日本購入インドSIMカードと選び方
日本から準備できるSIMには以下のような選択肢があります。
・Amazonなどで買える物理SIM(インド対応)
・旅行者向けに販売されているeSIMプラン
・JALやAISなど大手キャリアの海外用SIM
とくにおすすめなのは「物理SIM」です。
なぜなら、UberやOLAなどの配車アプリ、SMS認証には電話番号付きSIMが必須だからです。
eSIMは便利ですが電話番号が付与されないケースが多いため、現地での使い勝手は落ちます。
Amazonでも購入できる【インド専用SIMカード】は、口コミでも高評価。
日本語サポート付きで設定も簡単なので、初心者でも安心して使えます。
【日中到着者向け】インド現地でSIMカードを安全に購入する方法

もし日中にインドへ到着するなら、街中でSIMカードを購入するのも現実的な選択肢です。
特にデリーのメインバザール(パハールガンジ)周辺には、旅行者向けのSIM販売店が点在しており、比較的スムーズに入手できます。
現地SIM購入のメリットと特徴
・価格が安く、現地相場に合わせたプランを選べる
・販売店が多く、都市部ならすぐに見つかる
・店員がアクティベーションを代行してくれることが多く安心
実際、AirtelやJioなど大手キャリアのSIMなら、都市部では通信速度も安定していて、日常的なネット利用には十分対応できます。
現地でSIMカード購入する際の注意点
ただし、現地購入には注意点もあります。
・店によっては旅行者への販売を断られることがある
・パスポートの提示や顔写真撮影が必要
・インド国内の住所を求められるケースもある
こうした点を踏まえると、英語が苦手な方や、初めての一人旅の方にはハードルが高い かもしれません。
デリー空港SIMと現地SIMの選び方ポイント
・深夜到着 → 日本でSIMを事前購入しておくのが安全
・日中到着 & 英語対応に自信あり → 現地SIM購入もアリ
・長期滞在 → 容量大きめのプランを選べばコスパ良し
要するに、現地での購入は「慣れている人」や「コストを優先したい人」に向いています。
インド初心者や女性の一人旅では、やはり 日本からSIMを準備しておく方が安心 といえるでしょう。
インド旅行で使える通信手段を徹底比較
インド旅行での通信手段にはいくつか選択肢があります。
以下の比較表で、それぞれのメリット・デメリットを一目で確認してみましょう。
通信手段 | メリット | デメリット | おすすめの人 |
---|---|---|---|
日本購入SIMカード(物理SIM) | ・到着直後からスマホが使える安心感・電話番号付きなのでUberやSMS認証に対応・日本語サポート付きで設定が簡単 | ・現地SIMより価格が高め・事前に購入が必要 | ・初心者・女性の一人旅・夜便で到着する人 |
デリー空港SIMカード | ・到着後すぐ購入できる・現地価格で安い・大手キャリア(Airtel/Jio)で通信安定 | ・購入できないケースあり(住所要求など)・英語対応が必要・深夜は窓口が閉まる場合あり | ・英語に自信がある人・日中到着する旅行者 |
市内のSIM販売店(現地購入) | ・価格がさらに安い・容量や期間を自由に選べる | ・旅行者への販売拒否あり・住所・顔写真が必要・英語でのやり取り必須 | ・長期滞在のバックパッカー・コスパ重視派 |
eSIM | ・差し替え不要で便利・日本出発前に購入&設定可能・複数国周遊に強い | ・電話番号が付かないケース多い・UberやSMS認証に不向き・やや高額 | ・短期旅行者・周遊旅行者・SIM差し替えが不安な人 |
モバイルWi-Fiレンタル | ・1台で複数人利用可能・SIM差し替え不要・日本の空港で受け取れる | ・本体が荷物になる・充電切れや盗難リスク・通信が不安定なことも | ・家族旅行・友人同士のグループ旅行 |
通信手段の比較だけでなく、インドのWi-Fi事情も気になる方は、こちらの記事もチェックしておいて下さい
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インドSIMカードの料金・通信容量まとめ
・SIMカードの有効期間は90日
・電話番号がついて1日1.5GBまでのデータ通信量
・更に300ルピー(約530円)で50GB追加可能
・追加データの有効期間は30日
・必要なのはパスポートのみ
インドのSIMカードは、価格が安くプランもシンプル。旅行者にとってはとてもコスパの良い通信手段です。
インドSIMの基本プランと料金詳細
・SIMカード本体:600ルピー前後(約1,060円)
・有効期間:90日
・データ通信量:1日1.5GBまで
・インド国内通話:一定量が無料で付帯
このプランだけで、SNSやGoogleマップ、翻訳アプリの利用には十分です。
データ追加オプション(h3)
・追加50GB:300ルピー(約530円)
・有効期限:30日間
ボク自身もよく、この追加オプションを利用していました。長期滞在や動画をよく見る方には必須といえます。
インドSIM利用にかかる合計費用の目安
・基本600ルピー + 追加300ルピー = 900ルピー(約1,590円)
この金額でインド全土で安定したネット環境が整うのは、かなりお得です。
インドSIMカード購入に必要な書類・条件
・パスポート
・顔写真(その場で撮影されるケースが多い)
事前に写真を用意する必要はなく、購入カウンターで完結するので安心してください。
インドSIMで使える必須アプリと便利な使い方
SIMカードを入手したら、インド滞在をさらに快適にするために必須アプリを入れておきましょう。特に移動やデータ管理で役立ちます。
Airtel Thanksアプリでデータ残量と残高管理
現地キャリア「Airtel」のSIMを使うと、Airtel Thanksという公式アプリをダウンロードできます。
・自分の電話番号を確認できる
・残りデータ容量をチェックできる
・追加チャージ(リチャージ)が簡単にできる
旅行中に「あとどれくらいデータが残ってる?」と不安になったときに便利です。

インドで必須の配車アプリUber/OLA
インド旅行で一番役立つのが配車アプリ。
・Uber(ウーバー):世界中でおなじみの配車サービス
・OLA(オラ):インド国内で人気のローカル配車アプリ
これらを使えば、料金が事前にわかるため《ぼったくり回避》になります。
タクシーだけでなく、オートリキシャ(三輪タクシー)も配車可能。
一人旅や女性の夜間移動でも安心度がぐっと上がります。
配車アプリの利用には電話番号が必要なので、現地SIMカードが必須です。


そんな時に宅配アプリで日本食をオーダーできるのは助かります。
こちらも利用には電話番号が必要になります。

Google翻訳&Googleマップのオフライン活用法
インドは地域ごとに言語が違い、ヒンディー語すら通じないエリアもあります。
Google翻訳をインストールしておけば、英語やヒンディー語が苦手な人でも安心。
オフライン翻訳をダウンロードしておくと、圏外でも使えるのでおすすめです。
Googleマップと共に必須アプリとなるので、必ずダウンロードしておいて下さい
インド旅行にeSIMはおすすめ?物理SIMとの比較と注意点
近年はeSIMの利用者も増えており、インド旅行でも選択肢のひとつになります。
ただし《メリットとデメリットを理解して選ぶこと》が大切です。
eSIMのメリット
・SIMカードを差し替える必要がない
・日本を出発する前にオンラインで購入・設定できる
・複数の国を移動しても切り替えがスムーズ
・到着後すぐに通信が使える安心感
特に短期旅行や周遊旅行には便利です。
eSIMのデメリット
・インドでは電話番号が付与されないことが多い
・UberやOLAなど配車アプリのSMS認証ができない場合がある
・物理SIMよりやや高額になる傾向がある
つまり、データ通信専用としては優秀ですが、現地で電話番号が必要な人には不向きです。
インド旅行でのeSIMと物理SIMの使い分け
・一人旅や長期滞在 → 物理SIMがおすすめ(コスパ最強+電話番号が使える)
・短期旅行・周遊旅行 → eSIMがおすすめ(差し替え不要で楽)
両方を併用するのもアリ。たとえば、空港で物理SIMを買えなかった場合の保険としてeSIMを事前に入れておくと安心です。
グループ旅行向け!インドでモバイルWi-Fiを利用するメリットと注意点
インド旅行では、SIMカードやeSIM以外に《モバイルWi-Fiレンタル》という選択肢もあります。
特にグループ旅行では、1台あれば複数人で使えるためコスパが良いのが魅力です。
モバイルWi-Fiのメリット
・1台で複数人が同時接続できる
・SIMを差し替える手間が不要
・日本の空港でレンタルして持ち込めるので到着後すぐ使える
・LINEやSNSなども普段通りに利用可能
短期間の家族旅行や友人同士の旅行では、1人1枚SIMを用意するより割安になるケースがあります。
モバイルWi-Fiのデメリット
・本体が荷物としてかさばる
・充電切れのリスクがある(1日中の利用ならモバイルバッテリー必須)
・盗難・紛失時の弁償代が高額になる場合がある
・SIMより回線が不安定になることもある
「荷物が増えるのはイヤ」「一人旅で安く済ませたい」という方には不向きですが、2人以上で一緒に行動するならWi-Fiレンタルは有力な選択肢です。
【2024年9月追記】デリー空港でSIMカード購入が誰でも簡単に可能に

2024年9月4日、インディラ・ガンジー空港にて再度確認。
ルールが変わっていて、一般旅行者も手軽にSIMカードが購入できるようになりました。
これは夜遅くに到着する旅行者の利便性を考慮した変更です。
SIMカード販売店は5番ゲート出口の右側にあり、ここで購入して差し替えてもらえば、すぐに使えるので安心です。
よくある質問|インドSIMカード購入の不安を解決!
せっかくのインド旅行を安心して楽しむためにも、出発前に通信手段を準備しておきましょう。
今すぐ日本から購入できる【インドSIMカード】をチェックしてみてください。
インドは一筋縄ではいかない、独特の魅力と難しさが共存する国です。ビザの取得から始まり、現地での文化や衛生面、交通手段の選び方まで、旅を成功させるには多くの準備と心構えが必要です。この記事では、20年以上インドを訪れてきたボクの経験をもと[…]
まとめ|インド旅行でSIMカード選びに失敗しないコツ

インド旅行では、スマホがつながるかどうかで快適さも安心感も大きく変わります。
・デリー空港ではSIMカードを買えるが、タイミングによっては現地住所確認を求められ購入できないこともある
・夜便や英語に不安がある方は、日本で事前にSIMカードやeSIMを用意しておくと安心
・長期滞在や一人旅なら物理SIM、周遊旅行や短期ならeSIM、複数人旅行ならモバイルWi-Fiが便利
特に初心者や女性の一人旅は、「空港で買えなかったらどうしよう…」という不安を回避するためにも、日本で事前に通信手段を準備しておくことがベストです。
スマホが繋がるだけで、宿探しも移動も交渉もぐっと楽になります。
SIM・eSIM・Wi-Fiをうまく使い分けて、自分の旅スタイルに合った通信手段を準備すれば、インドの旅は格段に安心で快適になります。
下記の記事では、ボクが半年間のインド滞在で役立った持ち物を詳しくまとめています。
旅行準備の参考にどうぞ。
先日、半年間にわたるインド旅行を終え、バンコクへ戻ってきました。エスニック雑貨のバイヤーとして20年以上インドと関わってきましたが、これほど長期の滞在は初めてです。この記事では、インド旅行に本当に必要な持ち物リストと、現地で調達[…]