海外旅行で空港の待ち時間は、旅をしていると避けられない試練のひとつです。
チェックインから搭乗までの数時間、フードコートで高いサンドイッチをかじりながら固い椅子に座る・・・
仕入れ旅で何度も経験しましたが、正直あの時間が一番つらい。
そんな退屈で消耗する時間を快適に変えてくれるのが楽天プレミアムカードです。
このカードにはプライオリティ・パスが付帯しており、世界中の空港ラウンジを年5回まで無料で利用できます。
通常なら年会費469ドルが必要な会員資格が、カード年会費11,000円に含まれている。
旅慣れたボクの目で見ても「これを使わないのは損」だと断言できます。
・2025年最新ルール（年5回無料／6回目以降US$35）
・楽天プレミアムカードの年会費と損益分岐点
・申込みから利用までの流れ
・デリー空港ラウンジ体験レポート
・他カードとの比較ポイント
・FAQ（同伴者料金やリセット時期など）
これを読めば、空港の待ち時間をどう過ごせばいいか、具体的にイメージできるようになります。
楽天プレミアムカードで空港ラウンジを手に入れる
楽天プレミアムカードには、世界の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスが付帯しています。
・年5回まで無料（6回目以降は1回US$35）
・提示はアプリのデジタル会員証（物理カード不要）
・カード年会費は11,000円（税込）
さらに楽天市場での買い物がポイント4倍になるので、旅と日常の両方でお得に活用できます。
2025年版プライオリティパス最新ルール
2025年から楽天プレミアムカード付帯のプライオリティ・パスは以下のルールになっています。
・利用は年5回まで無料
・6回目以降は1回US$35
・対象はラウンジのみ（レストラン・カフェは対象外）
・会員証はアプリのQR提示が必須
・回数のカウントは「会員証発行日」から1年間
ここで重要なのは暦年リセットではなく「発行日から1年」という点です。
例えば1月に発行した人と10月に発行した人では、利用カウント期間がまったく異なります。
ボクも最初の年に「インド出張で毎回ラウンジに入っていたら、あれ？請求増えてるぞ？」と冷や汗をかいた経験があります。
要は発行日をスマホのカレンダーに入れておくのが最大の防御策です。
年会費は高い？損益分岐点をシミュレーション
楽天プレミアムカードの年会費は11,000円（税込）。
一見すると高く感じるかもしれませんが、実際にラウンジを利用すればすぐに回収できます。
ラウンジ利用を金額換算すると以下のようになります。
・食事：1,500〜2,000円分（軽食でもこれくらい）
・アルコール：600〜900円分（ビール1杯）
・静かな空間＋電源：1,000円前後の価値
合計すると1回あたりおよそ3,500円の価値。
つまり3回利用すればほぼトントン、4回で確実に年会費を回収、5回なら黒字になる計算です。
実際ボクはインドやタイの仕入れ旅で毎年リミットの5回を使い切っています。
空港で高い飲食代を我慢するより、ラウンジで冷えたビールを味わう方が精神的にもお得です。
申込みから利用までの流れ
初めての人が不安に思うのが「どうやってプライオリティ・パスを手に入れて、どう使うのか」
実際はとてもシンプルです。
・楽天e-NAVIでプライオリティ・パスを申し込む
・数日後に届く招待コードで公式サイトで登録
・アプリをインストールしログインすると会員証（QRコード）が発行
・当日はラウンジの受付でQRを提示するだけ
正直、インドでSIMカードを買うより100倍ラクです。
住所を聞かれたりパスポートコピーを求められることもありません。
注意点としては、アプリで会員証を開くのにネット通信が必要になること。
空港Wi-Fiが不安定な国も多いので、QRコード画面はスクリーンショット保存しておくのがおすすめです。
デリー空港ラウンジ体験レポート
インドの仕入れ旅の締めくくりは、デリーのインディラ・ガンジー国際空港でのラウンジ滞在です。
到着から搭乗までの数時間を「回復タイム」に振り替えることで、翌日の仕事復帰もスムーズになります.
旧プラザ・プレミアムラウンジの様子（現在対象外）
かつてはコンコースB 4階のプラザ・プレミアムが定番でした。
料理のラインナップはカレー、ホットミール、軽食、デザートまで揃い、ビールやワインも冷えた状態で提供。
とくに気に入っていたのが、フライト前に「冷えたビール→赤ワイン」と気分で切り替えられる自由度。
仕入れ旅では酒量を抑えがちになるため、ここで英気を養ってからゲートへ向かうのがルーティーンでした。
ただし2025年現在はプライオリティ・パス対象外。
写真や記述は過去の体験談として残し、利用前はアプリで最新の対象ラウンジを確認してください。
【2023年8月】対象ラウンジが実質1ヶ所に縮小
2023年8月当時、プライオリティ・パスで使えるのは実質1ヶ所のみでした。
場所はコンコースBの2階。エスカレーターを上がってすぐの、初めてでも迷わない導線です。
雰囲気は「イオンのフードコート」
イスの間隔が狭く、長時間の滞在にはやや不向き。
アルコールは揃っているものの提供は淡々としており、料理も「可もなく不可もなく」
唯一、ライブキッチンのオムレツが印象的でした。
【2024年6月】リニューアルで“ようやくラウンジらしく”
2024年6月、同じエリアが大幅リニューアル。
照明が落ち着き、席間も広く、座面の硬さも改善されました。
バーカウンターは注文スタイルに変わり、バーテンとのやり取りも楽しめます。
料理はカレーやホットミールに加え、サラダや軽食のバリエーションが増加。
ピーク帯でも補充が追いついており、滞在満足度が一気に上がりました。
ここで冷えたビールを一杯、PCでメールを片づけ、最後にホットミールで締める――そんな「ご褒美時間」が定着。
利用のコツ（混雑回避・動線・席取り）
・早め到着→チェックイン→ラウンジ直行：夜便・週末は混雑。保安検査後は寄り道せずまず席を確保。
・電源席を先に押さえる：窓際や柱周りは電源が取りやすい。スマホ・PC・モバイルバッテリーを同時に充電しておく。
・アルコールは計画的に：搭乗前の深酒はNG。適量で我慢しましょう。
他カードとの比較
他カードとの比較
「年5回で足りる？」という不安がある方のために、楽天プレミアムと他カードの傾向を表にまとめました。
| 項目 | 楽天プレミアムカード | プラチナ系カード（例） |
|---|---|---|
| 年会費 | 11,000円（税込） | 2万円台〜十数万円 |
| 無料回数 | 年5回まで無料 | 無制限あり |
| 同伴者料金 | US$35/人 | US$35/人前後 |
| 会員証形式 | デジタル会員証（QR） | デジタル会員証（QR） |
| 海外旅行保険 | 利用付帯・一定の補償 | 手厚い補償あり |
年2〜3回の海外旅行派なら、コストと利便性のバランスは楽天プレミアムが最適。
毎月のように飛ぶ超ヘビー層は、年会費の高い無制限系カードを検討するのが合理的です。
よくある質問（FAQ）
同伴者は無料で入れますか？
無料回数はいつリセットされますか？
国内線でも使えますか？
6回目以降の料金は？
物理カードは必要？
混雑で入場制限されたら？
ラウンジは年5回まで無料｜2025年版
6回目以降はUS$35。発行日から1年カウントなので、スマホのカレンダー登録は必須タスク。
まとめ｜空港の待ち時間を「ご褒美時間」に変える
楽天プレミアムカードに付帯するプライオリティ・パスなら、通常469ドルの会員資格を年会費11,000円で手に入れ、世界の空港ラウンジを年5回まで無料で利用できます.
ラウンジ1回の価値は約3,500円。
つまり3回で元が取れ、5回なら十分に黒字。
デリー空港のリニューアル後ラウンジは、食事・アルコール・電源・静かな空間が揃い、待ち時間が「回復の時間」＝ご褒美に変わります。
出発前の準備はシンプル：発行日をカレンダーに登録、PPアプリを設定、QRをスクショ。
当日は早めに空港→チェックイン→ラウンジ直行で、最後まで快適に。
無料だからといって飲み過ぎにはくれぐれもご注意下さい。
今のうちに準備しておく
次のフライトで「ご褒美時間」を作るために、カード申込とアプリ設定を済ませておきましょう.
◆関連記事
先日、半年間にわたるインド旅行を終え、バンコクへ戻ってきました。エスニック雑貨のバイヤーとして20年以上インドと関わってきましたが、これほど長期の滞在は初めてです。この記事では、インド旅行に本当に必要な持ち物リストと、現地で調達でき[…]
インド旅行では「空港でSIMカードが買えなかった」というトラブルが少なくありません。特に深夜便や初めての一人旅では、通信手段がないだけで大きなリスクになります。空港での購入手順や最新ルールを詳しく知りたい方は、デリー空港SI[…]
28年にわたりエスニック雑貨の買い付けを続けてきたボクが、インドで本当におすすめできる雑貨＆お土産10選を厳選しました。インドには「色鮮やかな布製品」「伝統の刺繍雑貨」「アーユルヴェーダの石鹸」など、魅力的なお土産が数え切れないほど[…]
