5年ぶりのネパールは別世界だった!変わりゆくカトマンズの夜と物価のリアル

ネパールは、20年以上通い続けてきた思い入れのある国。

標高1,600メートルの高地に広がる美しい自然、空の近さ、そして素朴で優しい人々──

そんなイメージは、長年変わることがありませんでした。

ところが、約5年ぶりに再訪したネパール・カトマンズは、まるで別世界のよう。

国際空港の小ぎれいな様子に始まり、夜の街では若者がクラブミュージックに酔いしれ、物価は高騰。

長年この街を見てきたからこそ、強く感じた“変化”の数々。

今回は、そんなネパールの“今”の姿をリアルに綴ってみたいと思います。

かつてのネパールを知る方にも、これから訪れたいと考えている方にも、ぜひ読んでいただきたい内容です。

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ネパールの学校の少女

 

約5年ぶりのネパール

 

新しくなったネパールのトリムバン空港

ネパールと言うと標高が1,600メートルあることから手が届きそうなくらい空が近く自然豊かで人々は素朴で優しい国。

ボクのネパールに対するそんなイメージはここ20年変わっていませんでした。

しかし約5年振りに訪れたネパールのカトマンドゥは少々様子が違っていました。

トリムバン国際空港に降り立った時からその違和感は感じられます。

先ず空港内が新しくなり妙に小綺麗になっていました。

変わってしまったネパールの夜

 

夜遊びの若者で賑わうタメル地区

今回の宿はタメル地区の中心部。

長期滞在での割引に応じてくれてバスタブも付いていることから迷わず決めました。

しかし夜になってみるとこれが大きな間違いである事に気付きます。

立地は深夜まで飲食店が賑わう場所。

少し前までは考えられなかったほど現地の若者が夜遊びをしています。

宿には遠くからクラブミュージックの低音のビートが響き通りに出れば若者が嬌声をあげ歩いています。

行き交う殆どの人はノーマスクで数少ない観光客ももちろんノーマスク。

3年間のコロナ自粛から開放された喜びを爆発させているのかの様に見えました。

しかし20年以上この街を見て来たボクにはそのあまりの変わりようがとても違和感が残りました。

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かつてないほどの物価高

 

ネパールの街角で日向ぼっこ

夜の街の変わりようにも驚きましたが何よりも驚いたのは物価高です。

暮らしに欠かせないガソリンの値段は1リッター約170円。

日本の平均収入の10分の1と言われるネパールの人々にほぼ日本と変わらないガソリン価格。

ご想像いただけますでしょうか?

乱暴に言ってしまうと日本でのガソリン価格が1リッター辺り1,700円程度になるのと同じ感覚です。

ネパールの馴染みの友人達は「本当にどうしようもないよ」

そう言いながら顔を曇らせていました。

ネパールはどうなってしまうのか

 

ネパールの青い空

ボクの本業であるエスニック雑貨。

ネパールのハンドクラフト品を扱う業者仲間達は幸いなことに健在でした。

コロナの影響でとんでもない3年間だったけど今年は段々と上向きになりそうだ。

そんな声があちこちから聞こえました。

フェルトグッズを始めネパールのハンドクラフトには根強いエスニックファンがいます。

これからもそのハンドクラフトが無くなって行くことなくしっかりとご紹介して行きたいと改めて感じました。

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