ボクはアジアを中心にかれこれ25年ほどエスニック雑貨の仕入のために旅をしています。
その中で学んだ注意点を経験に基づき書いてみました。
コロナ禍で打撃を受けた海外旅行も最近はずい分とハードルが下がって来たイメージです。
ボクが住んでいるタイでも以前はさっぱりでしたがここに来て海外からの旅行者を多く見かけるようになりました。
今年の夏は久しぶりの海外旅行を!とお考えの方やバックパッカー初心者の方に是非読んでいただきたい内容となっています。
初歩的な注意点を守るだけで海外旅行は飛躍的に安全になります。
ぜひ最後までお付き合い下さい。
海外旅行の基本。大事な物の3つの順番
1.命
まず何を差し置いても大事なのが自分自身の命です。
落としたり盗られてしまっては取り返しがつかないので一番大事なのは当たり前ですね。
海外と言うだけで開放的な気分になり知らず知らずの内に自ら危険に近づくような真似は絶対にしてはいけません。
ボクはインドで「Missing/行方不明」の張り紙を目にしたことがあります。
つまりインドで行方不明になった方の張り紙です。
写っていたのは日本人の女性でした。
どう言う結末を迎えたか知るよしもありませんが無事保護されたことを願わずにいられません。
2.パスポート
パスポートは海外で唯一「自分がどこの国の何者なのか証明できる身分証明書」です。
命ほどではありませんがパスポートも無くしたり盗まれたりすると意外と厄介です。
海外旅行の最中は肌身離さず持ち歩きましょう。
実際タイでは外国人のパスポートの常時携帯を義務付けており警官などにパスポートの提示を求められた時に不携帯だと罰金や拘束も十分ありえます。
これは諸外国どこに言っても海外旅行の原理原則になるので忘れないようにして下さい。
また「コピーを取ってパスポート自体はホテルの金庫へ」という方もいます。
これはホテルのランクにもよると思いますが基本はホテルやゲストハウスの金庫さえ信用してはいけません。
パスポートは肌見離さず持ち歩きコピーを別に取り万が一の際に備えると言うのが正しいとボクは思っています。
また海外旅行の際にパスポートの残留期間にも注意して下さい。
半年を切っていると国や入国審査官によっては入国を断られたり揉めたりする場合があります。
また日本での搭乗前に「入国を断られてもそれは自己責任で決して航空会社には迷惑をかけません」的な書類にサインをする必要があります。
実際ボクも残留期間が半年を切ったパスポートでタイに渡航する際2度ほど書類にサインした経験があります。
タイ入国時に揉めたことはありませんがパスポートの残留期間が半年を切っている方は素直に新しくパスポート作り直すの良いでしょう。
3.現金
3番目に来るのが現金です。
重要度で行くとパスポートの方が上なので間違わないようにしっかりアタマに入れて下さい。
現金に関しては運悪くチンピラに絡まれて刃物を突きつけられたりしたら素直に出しましょう。
腕に覚えがあったり酔っ払っていたりすると無駄な抵抗をしてしまいがち。
しかし海外で刃物を出された場合決して日本の不良のような脅しやハッタリではなく抵抗するとあっさりと刺されます。
何よりも一番大事な「命」を落とす確率がグンと跳ね上がるのです。
海外旅行のその他の注意点
目的地の空港に到着して街へ向かう時が一番お金を持っているのは誰が考えても分かること。
少々高くても空港付きのきちんとしたタクシーや電車などの公共の交通機関を使いましょう。
ずい分前になりますがバンコクの空港から市内へ向かうタクシーの中で日本人の女性が撃たれた事件がありました。
タクシーに乗り目的地を告げたらスマホの画面に視線を落とさず到着まで常に周囲の状況に注意し気を配るぐらいの気持ちで丁度良いのです。
海外旅行に持っていく荷物について
補足として海外旅行に持っていく荷物についても書いておきます。
ボルネオのジャングルにランを採りに行くとかサハラの遊牧民とラクダで旅をするとか特殊な例は除きますが今の世の中大体のモノは現地で手に入ります。
大きなスーツケースを引きずってる人をたまに見かけますが労力の無駄です(笑)
持病の薬や正露丸と鎮痛剤。それにTシャツとパンツの下着類や靴下を最低限度。
1週間〜10日程の海外旅行の日程であれば3日〜4日分の下着類の着替えがあれば十分です。
シャワーを浴びた時に一緒に洗ってしまっても良いしゲストハウスやホテルにはランドリーサービスと言うものがあり次の日にはしっかりと綺麗になって返ってきます。
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タクシーのトランクにさえ収まらない様な馬鹿でかいスーツケースは要らないのです。
全ての国が日本の様に平らで綺麗な道ばかりではありません。
予約したホテルがちょっとした階段を登った先にあったりガタボコ道の途中にあったり。
大きなスーツケースを持って来たことを後悔する落とし穴はそこら中にある事を理解しましょう。
旅は身軽が一番なのです。
両手が自由になるバックパックがサイコー!
気負うことなくバックパックに数日分の着替えと必要最低限の物だけを入て旅立ちましょう!
海外旅行の注意点まとめ
一時はコロナも収束かと思われここタイも国境を開き次々と旅行者が訪れています。
「マスクの着用義務なし」と言った国からも旅行者が訪れているので日本人であるボク的には少々違和感を感じています。
夜のカオサンロードともなればもう既にコロナ前と何ら変わることなく大音量のクラブミュージックが通りに響きビールを飲みながらマスク無しで大声で話したり歌ったり踊ったり。
そんな光景が当たり前になって来ました。
特に国境を開き隔離なしで入国出来るタイなどはコロナ前のように気軽に訪れることが出来る国に戻りました。
しかし上記のような感染リスクの高い場所には近づかないようにすることがこコロナ禍での正しい海外旅行の仕方だと考えます。
長い間海外旅行を我慢していた皆さんはそろそろ航空券のチケットを探していたりする頃かもしれません。
この先どうなるかは不透明ですがそんな航空券の検索をして楽しむことそのものが旅の始まりです。
海外旅行に出る際はしっかりと自己防衛をして節度ある行動を心がけて下さい。
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