海外旅行の写真を格上げ!スマホとカメラの比較とおすすめモデル

海外旅行に出かけるとき、写真はいつもスマートフォンで済ませていませんか?

最近のスマホカメラはとても優秀で、思い出の記録用としては十分かもしれません。

しかし、旅先で「この瞬間をもっと美しく残したい」と思ったことがあるはず。

ボクはエスニック雑貨のバイヤーとしてアジア各地を旅しています。

そして旅の相棒として、いつも右手にはカメラをぶら下げています。

なぜなら、スマホでは撮れない写真と言うのが確実にあるからです。

この記事では、実際の経験をもとに、海外旅行に本当におすすめできるカメラを紹介します。

軽くて扱いやすく、旅の思い出をしっかり形に残してくれるモデルを厳選しました。

旅好きの方やこれからカメラを持って海外に出かけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

海外旅行のおすすめカメラの選び方5つのポイント

インドのカラフルな女性

軽さと携帯性|旅行中ずっと持ち歩けるか

海外旅行では、一日中歩き回ることが当たり前です。

その間ずっとカメラを肩や首に下げているので「軽さ」は最重要ポイントです。

ボク自身も何度も痛感してきました。

・1kg台まで=常に持ち歩ける
・2kg超=「今日は置いていこうかな」と迷う

せっかく買ったカメラも置きっぱなしでは意味がありません。

軽量なモデルこそが「旅の相棒」になれる条件です。

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操作性のシンプルさ|一瞬を逃さない直感操作

旅先では「もう二度と来ない景色」に出会います。

難しい設定をいじっている間に、シャッターチャンスは簡単に消えてしまいます。

だからこそ、直感的に操作できるカメラが必要。

・オート撮影でも十分な写真が撮れる
・余裕がある時にだけマニュアル調整する

ボク自身、設定に手間取って逃した場面が何度もありました。

「カメラ任せで撮れる」ことは旅先で大きな安心につながります。

画質と表現力|スマホでは撮れない奥行きやボケ感

サリーを着たインド人の女性

スマホの写真は便利ですが、どうしても「フラットな絵」になりがちです。

一方で一眼やミラーレスは、背景ボケや光の表現で一気に雰囲気が変わります。

・暗い路地でも鮮明に撮れる
・人物の表情に奥行きを出せる
・RAW現像で色味を再現できる

ボクがインドで撮ったサリー姿の女性。

埃舞う路上でもグリーンの鮮やかさが際立ちました。

この一枚を見返すたびに「やっぱりスマホじゃ無理だ」と思います。

動画対応力|SNSやYouTubeも意識するなら必須

インドのラジャスタン地方の女性達

いまは写真だけでなく、動画も旅の大切な記録。

SNSやYouTubeに投稿するなら、動画性能は外せません。

アクションカメラなら広角で迫力ある映像が残せます。

ジンバル搭載モデルなら手ブレも抑えられる。

・「写真メイン」ならカメラ
・「動画メイン」ならアクションカメラ
・「両方しっかり」なら2台持ち

ボクも仕入れ旅では、写真用のCanon EOS 6Dと動画用のOsmo Pocketを併用しています。

荷物は増えますが、仕上がりを見れば納得です。

価格とコスパ|予算に合ったベストなバランス

カメラは上を見ればキリがありません。

フルサイズに高級レンズを揃えれば数十万円は普通です。

でも海外旅行用なら、価格と使いやすさのバランスが重要。

・旅行数回ならレンタルで十分
・長期的に使うならフルサイズを検討
・中古品も選択肢に入れる

ボクも今メインで使ってるレンズは中古で購入しました。

結果としてコスパが良く、長年の旅を支えてくれています。

旅行スタイル別おすすめカメラ

カオサン通りを歩くお爺ちゃん

海外旅行に持っていくカメラは、旅行スタイルによって最適なモデルが変わります。

軽さを重視するのか、動画を撮りたいのか、本格的な写真を残したいのかで選ぶべき機種は異なります。

そこで主要モデルを比較表にまとめました。まずは特徴を一覧で確認してみてください。

カメラ名重さ特徴向いている旅行スタイル
RICOH GR III257gコンパクトで高画質街歩き・一人旅
Canon PowerShot G7 X Mark III304g写真・動画両立、4K対応SNS・動画配信
Canon EOS 6D Mark II765g世界最軽量クラスのフルサイズ一眼本格撮影・長期滞在
Canon EOS R8461g最新エンジン搭載の軽量フルサイズ女性の一人旅・暗所撮影
Sony α7C424g小型・軽量で万能なフルサイズ街歩きから風景まで
GoPro HERO12 Black153g防水・広角・5.3K動画特化アクティビティ
DJI Osmo Pocket 3179gジンバル搭載で手ブレに強いVlog・街歩き

表を見ると、それぞれのカメラが得意とするシーンがはっきり分かります。

「街歩きならGR III」「本格撮影ならEOS 6D」「アクティビティならGoPro」 といった具合です。

ここから先では、実際にボクが旅で使ってきた感想も交えながら、各モデルを詳しく紹介していきます。

実際に撮った写真エピソード

旅先では思わぬ瞬間にシャッターチャンスが訪れます。

ここではボクが実際に海外で撮影したシーンを、エピソードとともに紹介します。

タイ・カオサンロードでの人物撮影

入れ墨の男

バンコクのカオサンロード裏通りで出会ったのは、タトゥーだらけの大男。

手下にマッサージをさせながら、タバコをふかしていました。

思わずカメラを構えましたが、勝手に撮るのはマナー違反。

「撮っていいか?」と声をかけると、男は振り返らずに指をクイッと2度動かしました。

その合図を受けてシャッターを切ると、背中には迫力が宿っていました。

スマホでは絶対に写し取れない旅の空気感を切り取った瞬間です。

インド・路地裏で子供たちを撮影

インドの路地裏で遊ぶ子供達

インドの狭い路地で遊ぶ子供たち。

カメラを持って近づくと、最初は警戒していたものの、すぐに打ち解けて遊び始めました。

動きの早い子供たちをスマホで撮るのは無理です。

気づけば子供との距離は40cm。

広角レンズならではの歪みを活かし、元気いっぱいの表情を切り取ることができました。

子供たちの笑い声、路地の埃っぽい空気。

すべてが写真に閉じ込められた一枚は、今でも強烈に記憶に残っています。

カメラをレンタルするという選択肢

イスタンブールの酒屋

頻繁に海外旅行に行けない方は、旅行中だけレンタルするのも賢い方法です。

・費用を抑えられる
・買う前に試せる
・高額レンズも失敗せずに使える

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海外旅行におすすめのカメラ

エジプトのハンハリーリ市場

スマートフォンのカメラの性能が上がったことから、スマホでも十分綺麗な写真が撮れます。

しかし先にも書いたようにカメラでなければ撮れない写真と言うのは確実にあります。

自分用に海外旅行の思い出を写真で残すのだけならスマホでOK。

しかしSNSなどで「人に伝わる写真」を残したいなら、やはり専用カメラが必要です。

アジアを30年近く旅するボクの経験から《これなら相棒にできる》と感じたおすすめ機材を紹介します。

海外旅行に持って行くカメラ選びで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

軽くて高画質なコンデジ

ネパールの青い空

コンデジの最大の利点は、軽量コンパクトであること。

荷物が多くなる海外旅行でも気軽に持ち歩けます。

そのぶん一眼レフのようにレンズ交換はできないので、凝った撮影には不向きです。

しかし「スマホよりワンランク上の画質」を求める人には最適な選択肢です。

RICOH GR III(257g)

写真好きなら誰もが知る、超有名コンデジの名機です。

出てくる写真はコンデジとは思えないほどの迫力があります。

ボクがコンデジをすすめるなら、このRICOH GR III一択です。

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Canon PowerShot G7 X Mark III(304g)

写真と動画の両立に優れたコンデジ。

4K動画対応でYouTube配信も可能。

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本格派におすすめの一眼レフ

Canon EOS 6D Mark II(765g)
世界最軽量クラスのフルサイズ一眼レフ。

画質・価格・重さのバランスに優れた王道モデル。

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軽量で高画質なミラーレス

Canon EOS R8(461g)
最新エンジン搭載で暗所に強い軽量フルサイズ。

女性の一人旅にもおすすめ。

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Sony α7C(424g)
小型・軽量ながら本格フルサイズ画質。

街歩きから風景まで万能に対応。

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動画撮影に強いアクションカメラ

GoPro HERO12 Black(153g)
防水・広角・5.3K撮影に対応。

アクティビティ旅行に最適。

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DJI Osmo Pocket 3(179g)
ジンバル搭載で手ブレに強い。

街歩きやVlog撮影におすすめ。

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海外旅行はレンタルカメラも便利

インドの通り

「高額なカメラを買うのはちょっと…」という方には、レンタルカメラの活用もおすすめです。

必要な期間だけ借りられるので、短期旅行や「このレンズを試してみたい」という時に便利。

・費用を抑えて本格的な撮影ができる
・購入前のお試しとして活用できる
・旅行スタイルに合わせて毎回違う機材を選べる

ボク自身も仕入れ旅の途中で「単焦点レンズが欲しい」と感じたことがあります。

そんな時にレンタルなら、必要な期間だけ借りて返却できるので無駄がありません。

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海外旅行での撮影マナーと注意点

ガンジス川で導師の元へ向かう男

カメラをぶら下げて旅をしていると、どんなに小さな出来事でも「撮りたい」と思う瞬間が訪れます。

でもその一枚が成功するかどうかは、技術よりも相手への配慮にかかっています。

ボクが路地裏で気をつけていること

チェンマイの市場の裏手で撮ったときのこと。

仕入れに来ていた地元の女性が、レンズを向けた瞬間に表情を硬くしました。

その経験以来、路地では必ず「まずは立ち止まって様子を見る」ようにしています。

レンズを下げたまま場の空気を感じ、笑顔で挨拶をしてからカメラを構える。

たったこれだけで、撮れる表情はまるで違います。

人物を撮るときの声かけ

インドのジャイプールで、サリーを着た女性を撮りたかったときのこと。

指を口に当てて「シャイだから」と首を振られました。

その瞬間は残念でしたが、無理に撮らないことも大切なマナーです。

逆にタイの夜市で「写真いい?」と聞いたら、屋台の夫婦がカメラに向かってポーズを取ってくれました。

声をかけるかどうかで、その後の関係も大きく変わります。

トラブルを避ける工夫

旅先で一番怖いのは盗難。

ボクはバンコクで実際に仲間がスリに遭ったのを見ています。

・ホテルにおいてくる場合はむき出しで置かない
・混雑地ではカメラを体の前に抱える
・レンズ交換は絶対に屋外ではやらない

こうした小さな工夫を徹底するようになりました。

海外での撮影は、ただ「シャッターを押す行為」ではありません。

そこに暮らす人や文化を尊重する姿勢があってこそ、心に残る一枚になるのです。

よくある質問|海外旅行カメラQ&A

Q. スマホだけで旅の写真は十分?

A. 記録中心ならスマホでも十分です。

ただし夜景や動体、背景ボケを生かした表現はカメラが有利。

旅で人に伝わる写真を残したいなら、軽いコンデジやミラーレスの導入を検討してください。

Q. どのくらいの重さが持ち歩きやすい?

A. 長時間の街歩きでは軽さが重要です。

目安は1kg台までなら常時携行、2kg超は置きがち

本体とレンズの合計重量で比較し、ストラップの快適性も合わせてチェックしましょう。

Q. 設定が難しいのが不安。どんな機種を選ぶ?

A. オートが賢い機種を選べば安心です。

重要なのは直感操作で一瞬を逃さないこと。

普段はオート、余裕がある場面だけマニュアル調整に切り替えれば、十分に高品質な写真が得られます。

Q. 写真と動画を両立させたい場合の構成は?

A. 写真重視ならカメラ、動画重視ならアクションカメラが適任です。

両方しっかり撮るなら2台持ちが最適。

ジンバルや手ブレ補正の性能も確認し、用途に合わせて組み合わせましょう。

Q. 購入とレンタルで迷う。どちらがコスパ良い?

A. 渡航回数が少ない、最新機を試したいならレンタルが有利です。

期間だけ借りれば出費を抑え、高額レンズも失敗なく体験可能。

継続使用の見込みがあれば購入が長期的にコスパ良です。

Q. 海外での盗難を防ぐコツは?

A. 人混みではカメラを体の前で保持し、レンズ交換は屋内で行いましょう。

ホテルでは目隠し収納と貴重品の分散が有効。

撮影時は周囲への配慮を忘れず、マナーと安全を両立させて楽しんでください。

まとめ|海外旅行で最高の一枚を残すために

インドの陽気なサドゥー達

スマホがどれだけ進化しても、旅先で「心が動いた瞬間」を残すにはカメラの力が必要です。

ボク自身、30年近くアジアを歩きながら、EOS 6Dと広角ズーム1本を相棒にしてきました。

そのおかげで、子供たちの笑顔や市場の喧騒、埃っぽい路地裏の空気まで写真に焼き付けることができました。

この記事のポイント

・スマホは軽さと手軽さが魅力、記録には十分
・一眼やミラーレスは画質と表現力で「人に見せたくなる写真」が撮れる
・コンデジやアクションカメラなら軽量+高画質を両立できる
・購入に迷うならレンタルで試すのもあり
・何より大切なのは、その国の文化や人を尊重する撮影マナー

次の旅ではぜひ、自分のスタイルに合った一台を選んでみてください。

世界はシャッターチャンスに溢れています。

その一枚はただの記録ではなく、あなたの旅そのものを語る写真になるでしょう。

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