「チェンマイで月1万バーツ以下のコンドに住みたい!」
そんな希望を胸にアパート探しを始めたボクですが、実際に探してみると「安い」「便利」「雰囲気が良い」すべてを満たす物件は、そう多くはありません。
特に、仕事場でもあるワロロット市場やモン族市場に徒歩で通える範囲に絞ると、選択肢はかなり限られます。
とはいえ、タイでの格安賃貸物件探しは “足で探す” が基本。
旧市街エリアを中心に3日間かけて歩き回り、ようやく出会えた理想の物件が「Cityview Tower Condo(シティービュー・タワー・コンドー)」でした。
◆この記事でわかること
・チェンマイの格安コンドの探し方
・実際に内覧した3つの部屋
・賃貸契約の流れと注意点
現地に住んでいるボクのリアルな体験をもとに記事を書いています。
チェンマイへの移住や長期滞在を検討している方に、きっと役立つはずです!
「バンコクでコンドミニアムを借りるなら、家賃はいくら?」「ホテルより本当にお得なの?」タイ移住やロングステイを検討している方なら、誰もが一度は気になる疑問ではないでしょうか?この記事を書いているボクは、実際にバンコクとチェン[…]
【体験談】チェンマイで月1万バーツ以下の格安コンドを探すには?
ボクが物件探しを始めたのは12月30日、年末の忙しい時期。
希望条件はシンプル。
・月1万バーツ(約45,000円)以下の家賃
・ワロロット市場・モン族市場まで徒歩圏内
・仕事ができる静かな環境
しかし、いざ歩いて探してみると、想像以上に“住めそうな場所”が見つからない。
特にワロロット市場周辺は商業地域のため、住居物件自体が少ないのです。
それでも3日間、足を棒にして探し続けた結果──偶然出会ったのが「Cityview Tower Condo」でした。
ワロロット市場徒歩圏!アクセス重視で選んだ物件
この物件の一番の魅力は、なんといっても立地。
・ワロロット市場まで徒歩10分以内
・旧市街からも近く、生活に便利なロケーション
築年数は古めですが、ローカルな雰囲気がたっぷり漂う外観と、隠れ家的な存在感がむしろ良い味を出しています。
建物全体に怪しいテイストが散りばめられていて、第一印象から「ここ、好きかも」と思わせてくれました。
【物件紹介】Cityview Tower Condoを徹底レビュー

外観がこれです(笑)
どうですか?建物全体に散りばめられた怪しいフレーバー。
ボクは嫌いじゃないです、と言うか好き(笑)
この手のアパートは、大体がクセ者揃いと相場が決まっていますが、ロケーションと言い家賃と言い全てがボクの希望通り。
ここ以外は考えられませんでした。
場所はこちら。
チャンマイの旧市街であるお堀のちょっと外側。
ワロロット市場にある、モン族市場までは歩いても10分も掛からない絶好のロケーションです。
では、早速内覧した部屋をいくつかご紹介しますね。
【5,000バーツ】最上階・角部屋の広々1LDK風
・家賃:5,000バーツ(約22,800円)
・特徴:最上階・角部屋・広々とした1LDK風の間取り
・キッチン:あり
部屋に入った瞬間、「広い!」と声が出たほどの開放感。
ダンススタジオかと思うほど(笑)
ベッドルームとリビングが分かれており、簡易キッチンも付いていて、コスパ抜群の一部屋でした。

下記の画像がベッドルーム。簡素な作りですが十分です。
こうなると日本の間取り的に言うと1LDKになるのかな?
それがこの広さで5,000バーツ(約22,800円)ってちょっとおかしく無いですか?(笑)
バンコクでは考えられない家賃です。
住むなら断然チェンマイをオススメするのも、こんなコスパの良さが大きな理由のひとつです。

【7,500バーツ】シックな内装!ただしキッチン無し
・家賃:7,500バーツ(約34,300円)
・特徴:深いブルーの壁が映える、シックで大人っぽい空間
・キッチン:なし
インテリアにこだわる人なら、一目で惹かれるおしゃれな内装。
ほぉほぉと言う感じでしばらく眺めていたのですが、残念なことがひとつ。
キッチンが付いていません。
タイは外食文化なので、この手の格安物件にはキッチンが付いて無いことが多いです。
自分で料理をしない、キッチン無しでもOKの方にはオススメです。
【6,000バーツ】明るく快適!ボクが選んだ部屋はこちら
・家賃:6,000バーツ(約27,400円)
・特徴:白を基調にした明るい内装、角部屋で風通し良好
・キッチン:あり
ボクが選んだのがこの部屋です。
作業用の大きなテーブルと、日当たりの良さが決め手に。
静かで涼しく、ネット環境もOK。
ボクにとっては理想の作業部屋でした。
ドアを開けた瞬間に目に飛び込んできた、白を基調とした明るい室内。
左手に大きなテーブル。PCの作業用机に使えます。
角部屋で採光も良いし、キッチンも付いておりこれ以上の環境は無いだろうと思い、この部屋にしました。

タイの賃貸契約の基本と注意点【要チェック】
1. 賃貸契約は「部屋ごとオーナー」と「一棟オーナー」で異なる
タイのコンドには2種類あります。
・一棟まるごとオーナーが管理:1ヶ月単位で借りられる
・部屋ごとにオーナーが異なる:最低3ヶ月以上が基本
ボクが契約した部屋は後者で、当初提示された家賃7,000バーツから交渉し、1年契約で6,000バーツに。
注意事項としては、今回の様な部屋毎にオーナーがいる物件は「契約期間」を設けているところが多く、1ヶ月単位では借りられません。
2. 初期費用は家賃の2ヶ月分が目安
・保証金:6,000バーツ
・前家賃:6,000バーツ・合計:12,000バーツ(約54,800円)
契約にはパスポートがあればOK。オーナーとの直接契約が基本です。
初めてのチェンマイ賃貸で気をつけたい4つのポイント
アパートやコンドミニアムを借りる際に、注意しなければならない点がいくつかあります。
時に日本の常識とは真逆のこともありますので、十分ご注意下さい。
1.部屋の向きに注意(特に西日は避ける)

南国タイでは“日当たりの良い部屋=地獄”です(笑)
特に午後の強烈な西日は部屋を灼熱地獄に変えます。
最上階・西向きの部屋では、エアコン全開でも涼しくならず苦労した経験があります。
北向き or 東向きの部屋を選ぶのが賢明です。
2.電気料金の仕組みは要確認!
タイのアパートやコンドミニアムは、それぞれ電気料金が一律ではありません。
部屋を借りる際は、家賃そのものばかりに目が行ってしまいがち。
電気料金の違いは大きな落とし穴です。
タイではアパートやコンドミニアムによって電気料金が違うのです。
・バンコクのコンド:1ユニット8バーツ(36円/私設)
・チェンマイのコンド:1ユニット4バーツ(18円/政府価格)
バンコクでは月4,000バーツを超えることもありましたが、チェンマイでは数百バーツに収まる月も。
気候の差と1ユニットあたりの単価の差で、毎月のランニングコストである電気料金が大きく変わります。
部屋を借りる際は電気料金の確認を忘れずに。
飲料水・洗濯機など生活インフラを確認

・飲料水:自販機 or ペットボトル宅配
・洗濯機:コンド内にあるか、コインランドリー通いか
タイの水道水は飲めず料理にも使えません。
飲料水はコンドの自販機で1リットル約1バーツ(4.6円)で買うのが一般的ですが意外と面倒。
長期滞在なら浄水器の設置がおすすめで、日本語対応の業者もあります。
また、洗濯機がない物件もあり、チェンマイでは近くのコインランドリーに通っていました。
飲料水や洗濯環境は生活に直結するため、入居前に必ず確認しましょう。
さらに、Wi-Fiの有無や速度も快適な暮らしには欠かせません。
こちらも契約前のチェックをお忘れなく。
英語が通じるかどうか
コンドミニアムの大家さんや警備員など、常日頃顔を合わせる人たちの中に英語が話せる人がいるかどうかも大きなポイントです。
何か問題が起こった場合、タイ語のやり取りではやはり限界があります。
多少でも学校で習った英語が通じるのは心強いです。
もちろん日本語が通じれば尚良ですが、そう言ったコンドミニアムは家賃が高めのことが多いです。
クレジットカードは2枚以上が安心。チェンマイ生活で役立つ理由
チェンマイ生活では、現金が基本の場面も多いですが、クレジットカードは2枚以上必ず持っておくのが安心です。
理由は以下の通り。
✅ 長期滞在ビザの取得時に、経済証明として利用履歴が使えることがある
✅ 海外旅行保険が「自動付帯」されているカードもあり、病院受診時に便利
✅ Grabなどのアプリ決済やオンラインショッピングでも利用可能
✅ 現金を多く持ち歩かなくて済むため、防犯面でも安心
ボクがメインで使っているのは「楽天プレミアムカード」
ボクがメインで使っているのは【楽天プレミアムカード】です。
このカードは持っているだけで海外旅行傷害保険が最大5,000万円まで自動付帯されていて、病気やケガ、携行品損害などにも対応しています。
さらに、世界1,300ヶ所以上の空港ラウンジが使える「プライオリティ・パス(通常年会費約5万円)」も無料付帯。
世界1,300以上の空港ラウンジを無料で使えるので、ノマドワーカーや長期旅行者には非常にありがたい特典です。
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年会費無料&保険付きのサブカードは【エポスカード】
一方で、年会費無料なのに海外旅行保険が自動付帯される【エポスカード】も必携。
病気やケガ、盗難などへの補償があり、サブカードとして最強レベルのコスパです。
✅ 年会費:永年無料
✅ 海外旅行保険:自動付帯(傷害治療 最大200万円)
✅ 盗難・スリ対策にも安心
VISAブランドなので使えるお店も多く、チェンマイ滞在中も活躍する場面が多いです。
チャンマイの格安賃貸コンドミニアムの探し方まとめ
ボクは現在、バンコクとチェンマイの2拠点生活をしています。
・バンコクのアパート:月7,000バーツ
・チェンマイのコンド:月6,000バーツ
日本とは時間の流れも空気感も違うタイ。
住んでみて初めて見えてくることがたくさんあります。
1ヶ月でも3ヶ月でも、まとまった時間が取れるなら、チェンマイで「暮らすように旅する」のは大いにアリ。
本記事が、これからタイ移住を検討している方の参考になれば嬉しいです。

最後にこちら!チェンマイのアパートの管理人です。
日本でもこの手の帽子の被り方をするオヤジは、怪しい人間と相場が決まっていますが、この管理人も以下同文。
流暢な中国語を操るところから華僑系と思われます。
ところが英語の発音がデタラメで、何故か話していて緊張を強いられる風貌と立ち振るまい。
こう言う人割と好き(笑)
バンコクとチェンマイで実際に二拠点生活を送るボクが、両都市のコンドミニアム家賃や電気代、生活環境の違いを詳しく解説。利便性が高いバンコク、物価が安く穏やかなチェンマイの魅力と注意点、語学や移動手段の違いまでリアルな情報をお届けし[…]