チェンマイ旧市街のチャンモイ通りにある カゴバッグ専門店「ワーイナムプン(Wai Namphun/หวายน้ำผึ้ง)」
ボクはバイヤーとして近所のアパートに住んでいて、毎日のように店の前を通るのですが、いやぁ、平日でも人でごった返してる!
「なんでこんなに混んでるんだ?」とずっと不思議に思っていました。
値段は特別安いわけでもなく、デザインが飛び抜けているわけでもない。
それなのに人だかりが絶えないのです。
この記事では、場所・アクセス・値段・購入時の注意点・SNS映えスポットとしての魅力・タイ人に人気の理由を、現地で見てきたバイヤー視点で語ります。
チェンマイで雑貨屋巡りを予定している方は、ぜひ参考にしてみてください。
チェンマイ旧市街|ワーイナムプンの場所とアクセス
住所とGoogleマップリンク
場所は旧市街チャンモイ通り。
ターペー門から歩いて5分もかかりません。
「観光客が必ず通るルート」にしっかり位置取っているあたり、すでに勝ち組ですよね。
Googleマップで「ワーイナムプン」と日本語で打ち込めば一発で出てきます。
【住所】262 Chang Moi Rd, Tambon Si Phum, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50300
【電話番号】053251408
【営業時間】9時〜17時30分
最寄りスポットと行き方(ターペー門・ナイトバザール)
ターペー門やナイトバザールからアクセスしやすく、散策のついでに立ち寄る人が多いです。
旧市街観光の導線に自然に組み込める立地の良さが、常に混雑する理由のひとつになっています。
チェンマイ市内の移動はGrabがおすすめ
チェンマイはバンコクと違いタクシーやトゥクトゥクが極端に少ないです。
観光で移動するなら、配車アプリのGrab(グラブ)が便利。
市内の移動はソンテウ(乗り合いトラック)が一般的ですが、タイ語が話せないとハードルが高め。
旅行者にはGrabが一番使いやすいのでダウンロードを忘れずに。
営業時間と混雑する時間帯
営業時間は朝9時〜夕方5時半ごろ。
特に午後から夕方は「セールでもしてるのか?」というくらい混み合います。
落ち着いて商品を見たい人は、平日の午前中が狙い目。
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ワーイナムプンはなぜ行列が絶えないのか?
近所に住んでいることもあり、ワーイナムプンの前をよく通ります。
どこからどこまでが店員で、どこからがお客なのか分からないほどの混雑ぶり。
バッグを手に取ろうとしても、人の波をかき分けて進まなければならないほどです。
普通のカゴバッグ屋で、ここまでの人だかりはまず見かけません。
ワーイナムプンの値段の目安と値切り事情
値段の目安(300〜450バーツ)
試しに値段を聞いてみました。
300〜500バーツ(約1,360円〜2,260円)前後。
「え、別に安くないじゃん」と心の中でツッコミ。
値札がないときの注意点
さらに厄介なのは、値札が付いていない商品が多いこと。
忙しい店員を捕まえて「これいくら?」と聞かないといけません。
値切り交渉はできるのか?
バイヤー根性を発揮して「100個買うから卸値いくら?」と直球勝負。
返ってきた答えは…まさかの 定価から1割引き。
「いやいや、それ業者同士の卸価格ちゃうやん!」と思わず突っ込みました。
観光で数点買うくらいじゃビタ一文負けてもらえないでしょう。
観光客必見!ワーイナムプン購入時の注意点
値札が付いていない場合が多い → 店員に確認
混んでる時ほど店員が捕まらないので、時間に余裕を持つのがコツ。
値切りはほぼ不可 → 定価で買うのが前提
市場感覚で値切りたい気持ちは分かりますが、ここでは諦めましょう。
クレジットカード不可の可能性 → 現金を用意
観光地とはいえ、まだまだ現金社会。バーツを準備してから訪問がベター。
混雑時は店員が捕まらない → 訪問時間に注意
週末の午後は戦場みたいになったりします。
本気で買い物したいなら平日の午前中一択です。
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SNS映え必至!ワーイナムプンとカフェで楽しむチェンマイ旧市街
店先に並ぶカゴバッグが映える理由
入口から店の奥まで、ぎっしり積み上がったカゴバッグの壁。
まるで展示会のインスタレーションみたいです。
写真を撮る人が集まる背景
インスタグラムやTikTokでは「#WaiNamphun」で投稿が急増。
観光客はもちろん、地元の若者もみんなスマホを構えてパシャリ。
「買い物」より「撮影」の方がメインじゃないかと思うほど。
向かいのカフェ「Brewginning Coffee」との相乗効果
店の向かいには小洒落たカフェがあり、ここも人だかり。
つまりワーイナムプンは、買う+撮る+休むを同時に叶える体験型スポットになっているんです。
ワーイナムプンがタイ人に人気の理由とは?
SNS映えする「可愛いお店」だから
タイの若者にとって「映えるかどうか」は死活問題。
ワーイナムプンはその条件を完璧に満たしています。
CGM48のMVロケ地で話題になった
さらに追い風になったのが、アイドルグループCGM48のMVロケ地に選ばれたこと。
これで一気に「聖地化」しました。
若者や女子大生のライフスタイルに合う
ナチュラルで軽いカゴバッグは、学校にもデートにもリゾートにも合う万能アイテム。
「かわいい+実用的」でタイ人女性のハートを掴んでいます。
休日のおでかけ先=「体験型スポット」
買い物よりも「休日に友達と映える写真を撮りに行く」目的が強い。
ここはもうおしゃれな遊び場なんです。
人気格差が生まれる理由
隣にもカゴバッグ屋があるのですが…見事に閑古鳥。
商品は似ているのに、SNS効果も話題性もないから完全に埋もれています。
「物を売る」から「体験を売る」に進化したワーイナムプンとの差は歴然です。
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まとめ|チェンマイ旧市街ワーイナムプンは買い物より“体験”のスポット
・立地の良さ(観光導線にある)
・SNS映えする店構え
・CGM48のMVロケ地という話題性
・カフェと組み合わせた体験型スポット。
・タイ人女性のライフスタイルに合う実用性
こうして見てみると、ワーイナムプンは単なるカゴバッグ屋ではありません。
「物を買う場所」ではなく「思い出を持ち帰る場所」
チェンマイで雑貨屋巡りをするなら、まずはこのお店をのぞいてみてください。
混雑と熱気に包まれる体験そのものが、旅の思い出になるはずです。
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