エジプト・カイロで1ヶ月半の長期滞在を経験し、観光では味わえない現地のリアルな生活に触れてきました。
ローカルな市場や食堂、地元の人々との交流を通して、カイロの日常や文化の深さを実感。
節約しながらも快適に過ごすための生活費の目安や宿泊先の選び方、現地での注意点も詳しく紹介します。
これからエジプトを一人旅で訪れたい方、長期滞在を検討している方に役立つ情報満載です。
観光中心の旅では得られない、本当のカイロ体験をぜひ参考にしてください。
初めてエジプトを訪れる方は、空港でやることをまとめた下記の記事からどうぞ。
エジプトの国際空港はカイロ国際空港です。空港到着時に最低限やらなければならないことは以下の4つ。・アライバルビザ取得・両替・SIMカード購入・空港から市内へこの中で一番厄介なのが最後の空港から市内へ向けて[…]
カイロでのリアルな生活費
生活費の内訳
カイロでの生活費は、他の大都市に比べてかなり安く抑えられます、
それでも場所や状況により差があります。
例えば、外食は安価なローカルフードから少し高めのレストランまで様々です。
・食費:ローカルな食堂では、1食100円〜300円程度でお腹を満たせます。特に「コシャリ」など、現地の人気料理は安価でボリューム満点です。
・宿泊費:バックパッカー向けのゲストハウスであれば、1泊1,000円〜2,000円程度。個室を希望する場合は、立地によりもう少し高くなることがあります。
・交通費:カイロの公共交通機関は非常に安価ですが、旅行者にはハードルが高いです。Uberがメインの移動手段となります。
これらを踏まえて、1ヶ月の生活費を概算すると、50,000円から70,000円ほどで過ごせることになります。
実際の宿泊費と食費
1ヶ月半過ごしたホテル
雑貨バイヤーと言う仕事柄、観光客にも人気のハーン(市場)「ハン・ハリーリ」から徒歩7分「アラビアン・ナイツ・ホテル」に長期滞在。
部屋の料金は、個室・バス・トイレ付きで一泊600パウンド(約1,870円)
更に1ヶ月滞在するなら333パウンド(約1,000円)でどうか?と言うオファーも来ました。
これは空き室状況やシーズンによると思います。
ホテル周辺での注意点
ボクが泊まっていたアラビアン・ナイツ・ホテルの宿泊客はエジプト人のみ。
外国人を見かけることはありませんでした。
また、ホテル周辺もローカルな店が多くほとんど英語が通じません。
簡単な英語が通じないとなると中々に難易度が高くなりますが、Google翻訳で乗り切りましょう。
このためインターネットに常に繋がるSIMカードが必須になります。
エジプト・カイロの旅の難易度についてはこちらの記事で。
エスニック雑貨バイヤーとして28年間アジアを旅し、今回始めてエジプトに個人旅行者として入国しました。実際に街を歩き感じたことは、個人旅行者にはやや難易度が高めと言うことです。旅慣れている方は個人旅行でもそれなりに楽しめるでしょう[…]
また、アズハル・モスクが有る宗教地区だからなのか、アルコールを飲めるバーや酒屋もありません。
アルコールを買ったり飲んだりする場合は、ダウンタウンまで行く必要があります。
エジプトビールの代表である「ステラ」は飲み口が軽くおすすめ。
酒屋はチェーン店のドリンキーズが有名です。
何店舗もあるので最寄りの店舗へ。
ボクと同じ酒飲みの皆さんは、Uberを飛ばして買い出しに行きましょう(笑)
1日の食費
朝は決まって近所の食堂です。
バットに並んでいる料理を指差し、アエーシと言うエジプトのパンに挟んでもらうだけ。
生地が薄くサクッと食べられるので、朝ご飯に最適です。
アエーシのサンドイッチ2つと紅茶一杯で40パウンド(約125円)
昼は軽くお菓子と紅茶で20パウンド(約60円)
夜は例えばコシャリを食べて35パウンド(約110円)
水は2リットルのもので10パウンド(約30円)
箇条書きでまとめますね。
・朝食:サンドイッチ2個と紅茶/40パウンド(約125円)
・昼食:スナックと紅茶/20パウンド(約60円)
・夕食:コシャリ/35パウンド(約110円)
合計295円。
宿泊費と食費を併せても1日2,500円以下。
安い!安すぎる!!(笑)
その他の参考雑費
・ビール:エジプトビール・ステラ500ml/55パウンド(約170円)
・タバコ:一箱/45パウンド(約140円)
・バナナ:6本程度/20パウンド(約60円)
・ジュース:ヨーグルト・ジュース500ml/30パウンド(約90円)
ざっと自分の生活パターンに当てはめて見て下さい。
驚くほどのコスパの良さ!
長期滞在にはおすすめの街です。
長期滞在の最大の難関はビザ延長
エジプトのアライバルビザは30日間のみ有効です。
2週間程度のオーバーステイならば多めに見てくれるらしいですが、下手にパスポートを汚してしまうのは考えもの。
ビザの延長の手順については、こちらの記事を参考にトライしてみて下さい。
エジプトのエントリービザの延長手順を記事にしました。エントリービザの取得を含めカイロ空港でやることも記事にまとめてあります。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https:[…]
日常生活の実際
文化とコミュニケーション
カイロでの生活で最も印象深かったのは、現地の人々とのコミュニケーションです。
エジプトは「世界三大うざい国」と言われています。
しかしエジプトの街を歩いてみると「人は非常に親切」で、手助けしてくれることがよくあります。
道を尋ねると、親身になって答えてくれるので、安心して日常生活を送ることができました。
また、文化的にはエジプト人はおおらかでフレンドリーな性格が多いです。
日本ではあまり見られない、オープンな会話が多く、地元のカフェや食堂で過ごしていると、すぐに話しかけられることもあります。
宿での過ごし方
アラビン・ナイツ・ホテルにはWi-Fiが完備されています。
ボクのようにブログを書くもよしSNSを楽しむもよし。
ダウンタウンにビールを買いに行き部屋で飲むもよし。
今は使われていない屋上レストランがあるので、昼間から屋上でビールを一杯もありです。
注意点としてチェックイン時には、実際の部屋で必ずWi-Fiの電波状況を確認しましょう。
このホテルは英語を話すマネージャーがいるので、周辺のローカルな食堂や市場の情報も教えてくれます。
地元の人々とのコミュニケーション
観光地以外での発見
観光地を訪れなくても、カイロの街並みそのものが楽しさを提供してくれます。
仕事柄、地元の賑やかなバザールでエジプトのハンドクラフトを探したりするのが楽しかったです。
観光地とは異なるカイロの魅力に触れ、地元の人々との交流を深めることができたことが、最も価値のある体験でした。
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エジプトの医療事情。体調を崩したら
長期滞在時に気になる現地の医療事情。
前提として海外旅行保険は必須です。
体調を崩すことはもちろんですが、エジプトでは交通事情も日本とは違い、事故に巻き込まれることも考えられます。
ボクは今回胃腸の調子を崩してしまいました。
2件の病院に行ったので下記を参考にして下さい。
ホテル近くのローカルな総合病院
全く話になりませんでした。
現場はカオスでどこに受け付けがあるかさえ不明。
先ず英語を話す人を見つけなければなりません。
医者は英語を話しましたが、恐ろしい程のアクセントでボクの英会話能力ではさっぱり聞き取れませんでした。
診察もおざなり。おすすめしません。
英語が通じる総合病院
結局、英語が通じる大きな総合病院「Dar Al Fouad Hospital」に行きました。
英語が苦手な方は、予め病気の経過と症状などを、時系列に沿ってテキストに書き出し医者に見せるのが早いです。
エジプトの衛生環境は決して良いとは言えないので、体調が悪い時は早めに病院に行くことをおすすめします。
まとめ
カイロでの1ヶ月半は、単なる観光旅行ではなく、現地での生活そのものを楽しむ貴重な時間でした。
節約しつつも、現地の文化や人々と深く関わることでエジプトの良さを実感。
もし、エジプトに一人旅を考えているなら、観光地を巡ること以上に、現地の暮らしに密着した体験をしてみることをおすすめします。
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