モン族は別名「針と糸の民」と呼ばれるほど手先が器用で美しい刺繍を紡ぎ出します。
カラフルで細やかなモン族特有の刺繍古布を使ったアイテムは今回ご紹介するモン族財布を始めバッグやスカートなど沢山の種類があります。
洋服なども非常に細かな刺繍が施されとても良いものですがカラフルが故にコーデが少し難しく感じる事もあるでしょう。
特にエスニッックファッション初心者の方は今回ご紹介するモン族の財布やバッグなど小物回りから取り入れてみる事をおすすめします。
エスニック初心者はもちろんモン族大好きなエスニックファッションのベテランさんまで気軽に楽しめるのが今回ご紹介するモン族の財布です。
モン族財布は細やかな刺繍古布が使われています

今回ご紹介するのはチェンマイのモン族の方から直接仕入れたモン族財布です。
カラフルな刺繍が施されたベトナム系モン族の古布を贅沢に使用しました。
今回ご紹介するモン族財布に限らずモン族のアイテム全般に言えることですが全てがハンドメイドの一点物となるので好みの色柄が見つかったら直ぐに購入するのがオススメです。
大量生産の工業製品とは違い全く同じモン族の財布には二度と出会えません。
モン族の財布に使われている刺繍古布は量産型の工業製品ではなくモン族の女性達が自分の身を飾るためにひと針ひと針刺繍した布を使用しています。
「針と糸の民」とも呼ばれるモン族の手刺繍は細やかで美しく日本はもとより欧米でも大変人気があります。
モン族の刺繍生地は村人達の手によって紡ぎ出され身に着けたあと数年から数十年と言う時を経て古布となりモン族財布に形を変え皆さんのお手元に届きます。
時代の流れなのか今となっては刺繍をする人口も減りモン族の刺繍古布は年々値上がりを続けています。
モン族財布の中の作り

外見はモン族の歴史ある刺繍古布を使用していますがモン族財布の中の部分は現代風に使いやすく作られているので安心してお買い求めいただけます。
コインの収納部分にはファスナーが付き蛇腹になったお札入れ部分も十分に収納力があります。
またカードも4枚と普段使いには申し分のない大容量のモン族財布に仕上がっています。
ひとつひとつ全てが違うハンドメイドの魅力

細かな刺繍が施されたモン族の古布は見ていて飽きることがありません。
また見る角度や光の具合でもその表情が変わります。

正にアジアの手仕事と呼ぶにふさわしい出来栄えです。

自分で刺繍をしたスカートを履いて祭りに参加しその刺繍が見事であればあるほど良き妻となると評判が立ち人気者になるのです。

モン族の刺繍生地は元々は自分が身につける衣装に自分が施したものです。
誰かのためではなく「自分を飾るため」の刺繍です。美しくない訳がありません。

刺繍そのものはもちろんベースとなるカラーにも個性が出ます。
作り手の持つ様々な個性がひと針ひと針施した刺繍に現れています。
人気の白モン族の刺繍古布を使った財布が再入荷

日本のエスニックファンから「白モン族」と呼ばれる刺繍古布を使った財布が入荷しました。
こちらはチェンマイのモン族市場でオーダーして作った財布です。
この白い刺繍部分は民族衣装の袖の部分に使われている生地でそもそも市場に出回っている量が少ないため希少な生地となり年々値上がりしています。

古布感がやや強めのモン族の財布です。
モン族の財布は刺繍生地そのものがひとつひとつ全く違うストーリーを持っているので全て表情が違います。

波打つような大きなデザインが特徴的な白モン族の財布です。
驚くことにぐるぐる模様も全てが手刺繍で仕上げられており費やされた時間を想うとこの財布の持つ魅力が際立つのでは無いでしょうか。

モン族刺繍古布がお好きな方におすすめの白モン族の財布です。
糸の色使いや組み合わせにも個性が出るのがモン族の刺繍古布なのです。

配色から元気な印象を受ける白モン族の財布です。
元になる衣装を身につけていたのは若いモン族の女性かも知れません。

このような白モン族の生地は主に伝統衣装の袖の部分にのみ施されています。
現代において刺繍の担い手が減ってきていることからこのような刺繍生地は大変貴重になって来ています。
モン族の刺繍古布には種類があるのを知っていますか?

「モン族」と一言で言ってもその系譜はいくつかの国に分かれます。
・ラオス系モン族
・チベット中国系モン族
・ベトナム系モン族
今回はこの中で「ベトナム系モン族」の刺繍古布を使ったモン族の財布のご紹介させて頂きました。
布により数年から十数年もしくは二十年三十年と年期の入った刺繍古布が使われておりますがモン族の人達もぱっと見て「これは何年前のものだ」とはハッキリとは言えないそうです。
それでも代々受け継がれたモン族の刺繍古布はその歴史とアジアの手仕事を感じるには十分と言えます。
モン族の刺繍が持つ意味

モン族は元々文字を持たない民族として知られています。
また別名を「針と糸の民」と呼ばれるほど手先が器用な事でも知られています。
そしてモン族はその暮らしぶりや歴史を刺繍によって表し次の世代へと伝えて来ました。
精霊信仰を持ち山岳地帯に住むモン族は身近で生活を共にする動物や鳥や昆虫などからそのデザインのヒントを得ています。
特にカタツムリを表すグルグルとした模様は一家の成長や繁栄を表し好んで使われています。
また魔除けやお守りと言った意味合いもありますので常に持ち歩く財布にするのはうってつけのモン族グッズと言えます。
モン族の財布まとめ

ここまで伝統的なモン族の刺繍古布を使った財布をご紹介して参りました。
確かに現代社会に置いてこの様な少数山岳民族の財布は「野暮ったい」と言った印象を持たれる方もいらっしゃるかも知れません。
それでも思い出してみて下さい。
お婆ちゃんが編んでくれたセーター。
お母ちゃんが被せてくれた手作りの毛糸の帽子。
どれも少し野暮ったくて。
少し不格好だけど愛着が湧いて。
手放せなかったりしませんでしたか?
どこかのアジアの山奥の村でモン族の少女が懸命に刺繍を施した布はそんな味があるのです。
モン族の財布を持つということは少数山岳民族が持つ伝統文化を身につけるということです。
お気に入りが見つかったらどうぞ末永くご愛用下さい。

チェンマイには少数山岳民族と呼ばれるモン族の人達に直接会える村があります。別名「針と糸の民」とも呼ばれるモン族。アジアの手仕事で紡ぎ出されたモン族刺繍はとても美しくチェンマイはその本場とも言えます。またモン族の人々の暮らしを間近で垣間見る[…]