柔らかな朝の光と香草の香りに包まれ、地元の人々と観光客が行き交うにぎやかな朝市。
それがジンジャイマーケットです。
観光客だけでなく、地元の人々も足繁く通う人気のスポット。
週末の朝をゆったり過ごしたい方にぴったりの場所です。
この記事ではアクセス方法やおすすめグルメ、雑貨の見どころ、楽しみ方のコツまで詳しく紹介します。
ジンジャイマーケットの基本情報
ジンジャイマーケット(Jing Jai Farmer’s Market、タイ語:ตลาด จริงใจ มาร์เก็ต)
チェンマイ旧市街から北へ約3kmの場所にある週末限定の朝市です。
開催は毎週土曜と日曜の午前6時〜午後1時頃まで。
アクセスは徒歩や自転車のほか、ソンテウやGrabが便利です。
「ジンジャイ」とはタイ語で「誠実・真心」を意味します。
その名前の通り、やわらかな光に包まれた穏やかな雰囲気が魅力です。
場所と行き方|ターペー門から約3km
ジンジャイマーケットは、旧市街のターペー門から北へ約3kmの場所にあります。
徒歩や自転車でもアクセス可能ですが、いくつか便利な移動手段があります。
・ソンテウなら片道約10分
・Grabやタクシーなら5〜10分ほど
・自転車レンタルなら爽やかな朝の風を感じながら移動可能
帰りはGrabを利用すると混雑時もスムーズです。
特に人気の屋台周辺は人が集まるため、午前中に訪れるのがおすすめです。
グルメ編|朝ごはんは屋台で
ジンジャイマーケットでは、観光客向けではなく地元の朝食を味わえます。
・サイウア(チェンマイソーセージ):スパイシーで香り高くクセになる味
・ジョーク(タイ風おかゆ):優しい味わいで日本人にも食べやすい
・コーヒースタンド:淹れたてのタイ産コーヒーが楽しめる
新鮮なフルーツジュースや焼き菓子もおすすめ。
市場全体に広がる香草やスパイスの香りが、食べ歩きをさらに楽しくしてくれます。
雑貨・お土産編|モン族クラフトとオーガニック商品
雑貨やオーガニック商品が並ぶのも大きな魅力です。
・モン族や山岳民族の布小物、アクセサリーはカラフルで一点物が多い
・天然素材のバッグやストール、オーガニック食品やハーブティーも充実
・小規模工房では製作過程を見学できることもある
価格は比較的リーズナブルで、交渉次第でさらにお得に購入可能。
雑貨バイヤー目線で見ても、仕入れの宝庫といえます。
観光市場とは違い、地元農家や職人から直接仕入れられるため、本物志向の商品が豊富です。
布製品やアクセサリーには手作りならではの温かみがあり、独自性も際立ちます。
バイヤー視点でも十分に価値ある市場です。
楽しみ方と注意点
ジンジャイマーケットを楽しむコツは、午前中の訪問。
混雑を避けやすく、人気商品も手に入りやすい時間帯です。
支払いは現金が基本で、カードは使えない店が多いのでご注意を。
歩きやすい靴で行くと快適に回れますし、雨季はぬかるみ対策も必要です。
撮影の際は周囲に配慮しながら、チェンマイの朝らしい雰囲気を写真に収めてみてください。
まとめ|チェンマイの週末はジンジャイマーケットへ
ジンジャイマーケットは、ただの朝市ではありません。
新鮮な地元グルメ、手作り雑貨、活気あるローカル文化が一度に楽しめる、チェンマイならではの特別な空間です。
サイウアやジョークなどのチェンマイ名物を味わい、モン族クラフトやオーガニック商品を手に取り、観光市場では体験できない本物志向の魅力に触れられます。
週末の午前中に訪れれば、市場全体が活気づき、チェンマイの暮らしを間近で感じられるでしょう。
旅行者にとっては思い出を深める場となり、雑貨やクラフトに関心のある人やバイヤーにとっては、質の高い商品と作り手に出会える絶好のチャンスです。
次のチェンマイ旅行では、週末の予定にジンジャイマーケットを組み込んでみてください。
ここを訪れずして、チェンマイの魅力は語れません。
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