西へ西へと向かったインドの旅
ニューデリー駅から出発した今回の仕入れ旅。
ジャイプールからバグルー村やサンガネール村と言ったブロックプリントの本場の村を訪れることが出来ました。
そしてヒッピーライクな街プシュカルで各国のバイヤーと混じり合いなが更に西へと向かう旅になりました。
そしてここブルーシティと呼ばれるジョードプルまで地を這うようにして辿り付き出来ればもう一歩。
インドの最果ての街ジャイサルメールまで足を伸ばそうかと考えていました。
そこはもう砂漠地帯の入り口。パキスタンは目前です。
ジョードプルから西へ僅かに300キロ。手の届く所に黄金の街ゴールデンシティと呼ばれるジャイサルメールが迫っています。
しかしもうインドの旅を続けるのには状況がかなり悪化していました。ジョードプルでも厳しい言葉を浴びせられます。
「オマエは中国人か?ここはノーエントリーだ。一歩でも入るのならパスポートを見せろ!」
あるホテルで女主人から浴びせられた言葉です。アジアの黄色人種に対する差別が始まっていました。
そうです。いよいよコロナが蔓延し始めたのです。
もう自由に旅を出来る風向きではありませんでした。
そろそろ帰ろうかな。
そう思った時が去り際です。タイミングを見誤ってはいけません。
帰りはニューデリーまで飛行機でひとっ飛び
ここまでたどり着くために移動で使った時間はかなりのものでした。
しかし飛行機を使うとあっけない程。
僅か1時間ちょっとでデリーに到着です。
地を這うようにして列車やバスで移動するのは体力も居るし時間も使います。
そして何よりもインドを旅していると言う実感が湧きます。
これは何物にも代え難い経験値となって身体に刻み込まれるのです。
飛行機では?
陸路ほど疲れない。時間が節約出来る。
それ以外のメリットを見出すことが出来ませんがどちらも一長一短。
特にインドのように列車やバスの時間が読めない国の場合だと帰国の便にはなんとしても間に合わせなければなりません。
なので最初から往復のスケジュールきっちり立てずに状況に合わせて交通機関を選択するぐらいが丁度良いかも知れません。
ボクからオススメするのは行きを陸路で。帰りを空路で。
これが一番インドの大きさを感じながら効率よく回れる方法かと思います。
デリーで2週間ぶりの肉にありつく
上がったと思ったらもう着陸。あっという間にデリーのインディラガンジー空港到着。
呆気ない程の旅の終わりに感慨にふける間もなく胃袋が鳴ります(笑)
いいですか?2週間。2週間ですよ?
卵も食べられない暮らしを2週間!今のボクマジベジタリアン(笑)
んなこたぁどーでも良い訳ですよ。
好きでベジタリアンやってた訳じゃないんですから肉が食いたい訳ですよ。
先ずね。空港について降りたらワイン。これ。決めてたの。
メインバザールには日本食を出すレストランが1件だけあります。
しかもそこそこ美味くて困ります。
それは別の記事でご紹介するとしてこのワインをですね。
そこに持ち込みましてですね。肉を思う存分喰らおうと。
そう言う計画でございました。ジョードプルを出る時から←
荷解きなんかしないでそのままGO!ですよ。鶏唐GO!!
2週間ぶりの肉。食べたくて食べたくて震えていた肉。
夢にまでは見なかったけどメニューの中でしらずしらず目が探していた「Chikin」6つのアルファベット。
目の前にあるですよ。揚げたてですよ。
今夜ボクは世界一美味しい鶏肉を喰らいます(笑)
冷え込んでキリッとした空気の中で飲むチャイはこの時期しか味わえません。なんとなくインドは暑い国では?と思う方も多いと思いますが夏季は死人が出るほど暑いのでそのイメージは合ってます。一度何も考えず6月頃にふらっと足を踏み入れたことが[…]