海外旅行で失敗しない!貴重品の持ち歩き方と注意点

この記事では海外旅行をバックパックスタイルで楽しむ皆さんに、貴重品の管理方法をお伝えします。

旅行の予算が潤沢ではなく、宿泊もゲストハウスやドミトリーと言った「セキュリティに不安がある状況」を仮定しています。

筆者であるボクは28年間雑貨バイヤーとして海外を旅しており、その経験上から初心者の方に向けて書きました。

海外では「あっ!」と思った時には遅く、魔法のように物がなくなります。

楽しい海外旅行が台無しにならないように、出発前に貴重品を守るポイントを押さえましょう。

 

貴重品を守るポイント

 

チェンマイのゲストハウス

海外の宿泊施設は、日本のように安全ではありません。

ホテルのスタッフが窃盗犯だったと言うのもよく聞く話。

これを忘れず、以下のことを肝に銘じましょう。

部屋に貴重品を置かない

例え鍵がかかる個室であったとしても、絶対に貴重品を部屋に置きっぱなしにしてはダメ。

合鍵を持っていれば、ホテルのスタッフは簡単に侵入でるし、ルームクリーニングも入ります。

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貴重品をフロントに預けない

海外のホテルのフロントは、かなりいい加減です。

何か事が起こっても、誰も責任を取ってくれません。

それが、ゲストハウスやドミトリーといったクラスの宿では尚のこと。

ホテルのスタッフと仲良くなったからといって信用してはいけません。

セキュリティボックスを信用しない


セキュリティボックが付いているようなホテルはそこそこのランク。

それでも無くなる時は無くなります。

誰がどのように管理しているのか?

どんなカラクリがあるのか分かったものではないのです。

綱に肌身離さず持ち歩くのが基本

海外を旅行する際は、大体どこの国でもパスポートの所持を義務付けています。

パスポートは唯一あなたがどこの誰なのか証明できる大切なものです。

現金やクレジットカードなどと同様に、海外旅行の最中は絶対に身体から離さないようにしましょう。

この辺のことは下記の記事で書いています。

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貴重品の持ち歩き方

 

インドの通り

貴重品の持ち歩き方は、それぞれの好みですが、大きく分けて3つ。

ボクは下記の3通り全てを試しましたが、初心者にオススメなのはやはり身体に巻くタイプのセキュリティポーチです。

それぞれの旅のスタイルで好みが分かれると思うので自分に合ったスタイルを選びましょう。

セキュリティポーチ

安宿やドミトリーであれば、これが一番安心です。

列車やバスで眠るときも、常に身体に触れていて、人目につかない安心感。

デメリットとしては、物の出し入れがし辛いこと。

しかし裏を返せば他人も物の出し入れがし辛く、これ以上の防犯はありません。

ボクも、海外に慣れていない頃は使っていました。

セキュリティポーチを使っていて現金を含め、貴重品を盗られたことは一度もありません。

ウエストポーチ

ウエストポーチは、容量もそこそこある上、両手が自由になるので使い勝手は良いです。

しかしその分、そこに貴重品が入っていることが周囲にバレバレ。

窃盗犯にとっては狙いやすい状況です。

海外旅行初心者の方はセキュリティポーチと併用することをおすすめします。

斜めがけバッグ

斜めがけバッグは、更に容量の大きなものも選べるので、使い勝手は一番。

しかしセキュリティ面を考えると、食事などで身体から離してしまう場面もあるので、気を使う必要があります。

ボクは常にデジタル一眼レフカメラを持ち歩く都合上、ワンショルダーの斜めがけカメラバッグを愛用しています。

カメラバッグなので、小物の収納部分が多かったり、持ち物によりバッグ本体の仕切りを変えられたりと、中々使い勝手が良いのでやめられません

この手のバッグは背中に回さず、必ず身体の前に持ってくるようにするのが基本です。

海外旅行での貴重品の管理の仕方

 

インドの陽気なサドゥー達

海外旅行中はアクティビティも豊富で、独自の開放感から気も緩みがち。

その一瞬のスキを狙ってくるのがプロの窃盗犯です。

時に複数人で尾行し、あなたの一瞬の気の緩みを、虎視眈々と狙っているのです。

どんなに注意を払っていたとしても、人間一日に数回は必ずスキが出来るのだそうです。

ボクも、現に食事をする際持っていたバッグを床に置き、一口食べるほんの数秒の間に現金5,000ドルが入ったバッグを盗まれた苦い経験があります。

ボクのようにならないように、以下の注意点を忘れないようにして下さい。

貴重品は絶対に身体から離さない

海外旅行中の貴重品管理は、絶対に身体から離さないのが基本です。

これは、セキュリティポーチが間違いなく一番です。

服の下に巻くのが基本なので、貴重品がそこにあることも、周りの人間から見えません。

防犯上初心者にオススメするのがセキュリティポーチです。

先にも書きましたが、物の出し入れしづらいので、パスポートや大きな金額のお札などを収納するのに向いています。

人前では貴重品は出さない

特に現金は絶対に人前で出さないようにしましょう。

一度トイレに入るなりして、人目につかないようセキュリティポーチから、使う分だけ移動させて下さい。

多額の現金を人前で出すなどもっての外です。

必ずパスポートのコピーを取っておく

海外旅行中、命の次に大事なのがパスポートです。

盗まれたり無くしたりした場合、大変面倒なことになります。

そのためコピーを必ず取り、貴重品とは別に持ち歩くようにしてください。

コピーがあれば、パスポートの再発行などとなった場合の手間も軽減されます。

海外旅行中の貴重品管理まとめ

 

ネパールの空とタルチョ

繰り返しますが、海外旅行では貴重品を常に肌身離さず持ち歩くことが基本です。

多額の現金を持ち歩くことは避けて、必要に応じてクレジットカードでで引き出すのが良いです。

またパソコンやカメラなどの電子機器も高額なものですが、こればっかりは常に持ち歩くという訳にも行きません。

部屋においておくにしても、バックパックやキャリーケースに仕舞って鍵をかけるようにして下さい。

目に見えなければ「つい出来心で」と言った盗難も未然に防げます。

ゲストハウスのスタッフやドミトリーのルームメイトは、全員盗人(笑)

そのくらいの心構えが良いです。

スリや置き引きに遭うと、金額の大小によらず気分が悪くなります。

折角の海外旅行が嫌な思い出にならないよう、本記事を参考に盗難に気をつけてください。

皆さんの海外旅行が楽しい旅でありますように。

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