タイ旅行の楽しみのひとつが、本場で味わうタイマッサージです。
長時間の観光や移動で疲れた体をほぐし、心身ともにリフレッシュできます。
伝統的な手技による施術は、疲労回復だけでなく血行促進やストレス軽減にも効果的。
初めての方も安心して体験できるポイントや、マッサージ店で使える簡単なタイ語もご紹介します。
この記事を参考に、旅の疲れを癒して快適なタイ滞在をお楽しみください。
タイマッサージの基本を知ろう
タイマッサージは、何千年もの歴史を持つ伝統的な療法です。
ヨガのように体を伸ばし、ツボを押すことで血行やリンパの流れを促進し、心身のバランスを整えます。
日本の一般的なマッサージとは異なり、体全体を動かしながら行うのが特徴。
この療法は、疲労回復やストレス解消に効果的で、タイ旅行の疲れを癒やすにはぴったりなのです。
タイマッサージの歴史と背景
タイマッサージはインド伝来のアーユルヴェーダをベースに、タイ独自の文化や医学と融合し発展してきました。
もともとは僧侶が修行の一環として行っていた施術で、現在では国を代表する伝統療法として多くの人に親しまれています。
伝統的なスタイルの他、現代的にアレンジされたリラクゼーションマッサージも増えており、選択肢が広がっているのが特徴です。
施術の特徴と効果
タイマッサージでは手のひらや肘、膝を使い、圧をかけながら筋肉や関節をほぐしていきます。
ヨガのポーズのようなストレッチも取り入れるため、柔軟性が高まり、血流促進、疲労回復、コリの解消に効果的です。
また、リンパの流れを良くすることで免疫力アップも期待できます。
施術中は心地よい刺激が体に響き、終わった後には爽快感を感じることが多いです。
タイ旅行でのタイマッサージ体験のすすめ
タイに来たら観光や食事も大切ですが、旅の疲れを癒すタイマッサージは欠かせません。
街中のマッサージ店から高級スパまで、さまざまな選択肢があり、自分のペースでリラックスできます。
現地の人々も日常的に通うため、旅行者にも安心して利用できる環境が整っています。
観光の合間に気軽に利用できる
バンコクやチェンマイなどの大都市では、通り沿いやショッピングモール内に多くのマッサージ店があります。
30分から1時間程度の短時間コースも多く、観光の合間に気軽に利用可能です。
価格も日本に比べるとかなりリーズナブルなので、疲れたらすぐ立ち寄れるのが魅力。
空き時間を上手に使い、手軽にタイマッサージを楽しみましょう。
高級スパで贅沢な癒しも
一方で、豪華な設備と専門的なサービスを提供する高級スパも多数あります。
リゾートホテル内にある施設では、心地よい音楽やアロマの香りに包まれ、完全個室での施術が受けられます。
旅行の特別な日のご褒美として利用すれば、旅の思い出も一層深まるでしょう。
タイマッサージの種類と選び方
タイマッサージには複数のスタイルがあります。
初めて体験する場合は、自分の体調や目的に合わせて選ぶことが大切。
ここでは代表的な種類と特徴をご紹介します。
伝統的なタイマッサージ
古典的な技術を使う施術で、筋肉を押したり伸ばしたりしながら全身の疲れを取ります。
施術者が体重をかけて圧をかけるため、強めの刺激を好む方に向いています。
体の硬い方でも施術中に無理なく動かされるため、終わったあとは驚くほど体が軽くなり疲れが取れます。
オイルマッサージ
オイルを使用しながら、やさしく筋肉をほぐす方法です。
リラクゼーション効果が高く、肌の保湿も期待できます。
強い圧が苦手な人や、ゆったりと癒されたい場合におすすめ。
特に高級スパでは、香り豊かなエッセンシャルオイルを使ったコースも人気があります。
フットマッサージ
足裏を中心に刺激するマッサージで、全身の健康に効果があるとされています。
タイの足裏療法は反射区を押す技術で、歩き疲れた観光客にぴったりです。
1時間程度の施術で、歩き疲れやむくみの解消に効果を実感できます。
タイマッサージで使える簡単なタイ語
ローカルのマッサージ店では、英語が通じない場合もしばしば。
強い指圧の痛みに耐え、マッサージを受けるのは快適とは言えません。
以下のタイ語を覚え、より良い施術をうけましょう。
サバーイ(สบาย)
「サバーイ」は気持ちが良いという意味です。
施術中気持ちがいい時は「サバーイ」と伝えましょう。
マッサージを施術する側も、指圧の強さが把握できます。
ジェップ(เจ็บ)
「痛い」の意味。
マッサージ中に痛みを感じたら、遠慮せず伝えましょう。
痛みに耐えながら施術を受けるのは、苦痛以外の何物でもありません。
ナック(หนัก)
指圧が弱いとき「もっと強くして欲しい」ときに使えるタイ語です。
ボクは肩周りのコリが酷いときによく使います。
バウバウ(เบา ๆ)
「弱くして」「優しくして」というタイ語です。
これもタイマッサージ中によく使う単語なので、覚えておくこと良いです。
実際ボクも、タイマッサージ中に一番使う単語だったりします。
加えて覚えておくと良い表現
・ニットノイ(นิดหน่อย)
「少し」「ほんのちょっと」という意味です。
使い方としては「ジェップ(痛い)」の後に「ニットノイ(少し)」を加え「ジェップ・ニットノイ」と伝えれば「少し痛いです」という意味になり、施術舎は指圧を弱めてくれます。
・マーク(มาก / mâak)
「とても」「すごく」といった意味のタイ語です。
これも文末につけて使うタイ語になります。
英語で言うところの「Very」と思って使うと良いでしょう。
「サバイ・マーク」と言えば「とても気持ちがいい」の意味となり、施術者は力の加減が分かります。
実際に体験したタイマッサージの感想
ボク自身もタイ仕入れの際には毎日市場を歩き回るので、タイマッサージは頻繁に利用します。
身体の疲れを和らげ、体調を整えるのに欠かせない存在です。
ここでは、実際の体験をもとにその効果や店選びのポイントを紹介します。
初めての施術で感じた驚き
随分前になりますが、最初に受けたのはバンコクのローカル店でした。
強い圧に少し戸惑いながらも、施術者の巧みな技術で徐々にリラックス。
特にストレッチの部分は日本では味わえない独特な感覚で、終わった後は体が軽くなったと実感しました。
自分に合った店の見つけ方
ローカル店から高級スパまで試してみて、自分に合うのは清潔感があり、施術者の技術が高いお店だとわかりました。
口コミや紹介を参考にしつつ、最初は短時間のコースを試してみるのがおすすめ。
ホテルの近くで、無理なく続けられる料金と技術のバランスを考え、店を選ぶの良いでしょう。
タイマッサージを受ける際の注意点
快適にタイマッサージを楽しむためには、いくつか注意したいポイントがあります。
知っておくことでトラブルを避け、効果的に利用できます。
体調に合わせた施術を選ぶ
体調が優れない場合や妊娠中の方は、基本タイマーサージはNG。
強い圧の全身マッサージは避けましょう。
事前に体調や持病、触って欲しくない部位を施術者に伝えることも大切です。
痛みを感じたらすぐに伝え、無理な施術を控えてもらうようにしてください。
飲酒後のタイマッサージは避ける
これは現地のタイ人から聞いたのですが、飲酒後のタイマッサージはNGです。
血行が良くなりすぎて、逆に身体の負担になるとのこと。
軽くビールを飲み、ほろ酔いでのマッサージを受けるのもも至福の時間であることは容易に想像できます。
しかし、郷には入れ郷に従え。
思わぬトラブルになるので、飲酒後のマッサージは控えましょう。
料金とチップの習慣
料金は店によって大きく異なりますが、安すぎる店は衛生面や技術に不安が残ることもあります。
適正価格で質の良い施術を受けることが大切です。
また、チップに関し
ては必須というわけではなく、マッサージに満足したら100バーツ程度を渡すのが一般的です。
チェンマイには特別なマッサージがあります
バンコクと並びタイ旅行で人気の都市チェンマイ。
チェンマイにはバンコクでは受けられないマッサージがありますので、チェンマイを訪れた際はぜひ挑戦してみてください。
トークセン
トークセンはチェンマイ発祥の伝統的な木槌マッサージです。
雷に打たれた木で作られた木槌を使い、体をリズミカルに叩いて筋肉のコリをほぐします。
血行促進やリラクゼーション効果が高く、チェンマイで人気の療法です。
チネイザンとカルサルネイザン
チネイザンはお腹のマッサージで、内臓の働きを良くして体をすっきりさせる効果があります。
カルサルネイザンは陰部や骨盤周りをやさしくほぐし、体の調子を整えるためのマッサージです。
どちらも東南アジアの伝統的な方法で、体のバランスを整える効果があります。
ボクは内臓の調子が悪いときに、実際にチェンマイで施術を受けたチネイザンの記事はこちら。
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時にスピリチュアルなイメージを持って語られることが多いチネイザン。
本場チェンマイを訪れる際は、是非挑戦してみてください。
リンク先の記事で紹介しているマッサージ店は日本語OKです。
タイ旅行にかかせないタイマッサージのすすめ|まとめ
タイ旅行の楽しみのひとつに、タイマッサージ体験があります。
歴史ある伝統療法は、観光や移動で疲れた体をほぐし、旅を快適にサポートしてくれます。
伝統的な施術からオイルマッサージ、フットマッサージまで様々なスタイルがあり、自分に合った方法を選べるのも魅力です。
初めての方もぜひ一度体験して、タイの文化と癒しを感じてみてください。
ギックリでビックリしてからはや3週間。腰の痛みが引かないのである。ホテルの人間とロビーでヨタ話をしているとそれなら知り合いのマッサージ店を紹介してやるから行ってみろと。そう言えばネパールでマッサージって受けたことないなと思い行ってみること[…]