インド旅行は過酷?初めて行く前に知るべき6つの心得と注意点

インドは一筋縄ではいかない、独特の魅力と難しさが共存する国です。

ビザの取得から始まり、現地での文化や衛生面、交通手段の選び方まで、旅を成功させるには多くの準備と心構えが必要です。

この記事では、20年以上インドを訪れてきたボクの経験をもと書いています。

初めての方でも安心して楽しめるよう、インド旅行の持ち物にわかりやすくまとめました。

インドのカオスな日常を乗り切り、旅を思い切り楽しみたい方はぜひご一読ください。

 

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インドの陽気なサドゥー達

 

インドを旅するのは本当に過酷です。

本記事ではこれからインドを訪れる方のためにボクなりの旅の心構えと注意点を書きました。

インドを好きになるか嫌いになるか?

それは皆さんの心構えひとつです。

 

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インドの陽気なサドゥー達

 

ちなみにボクはインドが大嫌いです(笑)

 

インドのメインバザールと牛

エスニック雑貨屋などやっていて大きな声で言うのもはばかられますがボクはインドが嫌いです。

正確に言うと「インド人と仕事をするのが大嫌い」です。

20年以上インド人と戦っていますが全敗してます。

 

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インドの陽気なサドゥー達

 

何しろ難解で厄介なのがインド人。

まずこれを一番最初の心得としてしっかりと胸に刻んで下さい。

それでは本題に入ります。

インド旅行の心得と注意点6つ

インドのインディラ・ガンジー国際空港

インドは他宗教の国で人口も日本の13倍とスケールの大きな国です。

その国の文化をや宗教を尊重し安全にインド旅行を楽しむ基本を6つ書きました。

ボクもインド旅行中は常に意識している大事なことです。

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1.インド文化の理解

インドは多様な文化が共存する国です。

各地域には独自の伝統や習慣があり旅行者はそれを尊重することがとても大事。

例えば寺院を訪れる際は肌の露出控え適切な服装を心掛けましょう。

他宗教のインドではそれぞれの宗教で厳しい戒律があります。

「知らなかった」では済まされない問題なので観光地を訪れる前に下調べを。

2.健康管理

インドでは衛生状態が非常に悪く大体の方が体調を崩すと言っても過言ではありません。

ちょとした気遣いでその確率が下がるので面倒でも以下の点に気をつけて下さい。

  • 服装:季節により寒暖差が激しいインド。脱いだり着たりをこまめに行うことが大事。
  • 水分補給: 必ずボトルウォーターを選び生水は絶対飲まないように。

3. 交通手段の選択

流しのタクシーやリキシャは毎回運賃の交渉があり面倒で言葉の問題もあります。

ボクもUberやオラと言った配車アプリをよく利用しトラブルが起こったことはないのでおすすめします。

また列車に関してはネットや駅に直接買いに行く方法があります。

しかし慣れていない方はホテルのデスクや旅行代理店で手配するのが良いでしょう。

列車の場合は2等AC以下の座席クラスはおすすめしません。

  • 鉄道: 是非トライしたいインド鉄道の旅。長距離移動には便利ですが事前予約が必要です。
  • タクシーやリキシャ: 短距離の移動にはUberやオラと言った配車アプリを使うと便利です。

4. 安全対策

ボクは20年以上インドに通っていてスリに遭ったのは一度きりですが油断すれば必ず何らかの被害に会います。

インド旅行中の安全を確保するため以下の点に留意しましょう。

  • 貴重品の管理: 大金を持ち歩くのは危険。必要に応じてATMを利用しましょう。
  • 夜間の移動: 女性は特に夜間の外出は避けて下さい。安全な場所に宿泊を心がけましょう。

5. 食事の注意点

インド料理はスパイスが効いた料理が普通で意外と油も使っています。

日本食とはまるで違うので食べ過ぎにも注意。

  • 屋台の食事: 衛生状態が不安定なため屋台はNG。信頼できる店を選びましょう。
  • 辛さの調整: 辛い食事が苦手な場合は事前に店員に伝えましょう。

6. 現地の習慣とマナー

インドには独自の習慣やマナーがあります。以下を心掛けましょう。

  • 左手の使用: 左手は不浄とされているため食事や挨拶には右手を使いましょう。
  • 写真撮影: 空港や地下鉄など公共の場での撮影は禁止されています。注意して下さい。

インドを旅するスケジュールは十分に余裕を持って

 

インドのバスの車内

インドには悠久の時が流れています。

日本の時間感覚を持ち込むと間違いなくトラブルが起こります。

リキシャは目的地に無事着けばラッキー。

列車なんか来ればラッキー。

飛行機も時間通りに飛べばラッキー。

その程度の認識で旅のスケジュールには十分に余裕を持ちましょう。

精神的にも体力体にも削られるのがインドの旅。

スケジュールを詰め込むとロクな事がありません。

折角のインドの旅ですからあれこれと見て回りたい気持ちは分かりますが時期によっては気温が40度を余裕で超えて来ます。

そして慣れないスパイスだらけの食事。

日本では考えられない衛生環境。

間違いなく倒れます。ボクのように←

 

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インドの病室

 

インドの旅で何をどう感じたいのか

 

ガンジス川で喪に服す男達

バラナシへ向かいガンジス川でボートに乗り火葬場で人が焼かれていく様を見る。

それだけでも強烈な記憶に残るインドの旅になる事でしょう。

 

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バラナシのマニカルニカーガート

 

しかしインドの魅力はそればかりではありません。

大地から登る大きな太陽。

1日中やかましいクラクション。

熱帯魚のような色とりどりのサリー。

バネのように体をしならせる痩せたリキシャマン。

ボクはそう言う日常にこそ本当のインドが隠れているような気がします。

小さなスマホの画面から視線を上げて見て下さい。

吹く風を読み陽の光を感じ街に暮らす人々に目を向けて下さい。

そこに本当のインドがあるはずです。

インドを旅する心構えまとめ

 

インドの通り

インド人はウザいと言うイメージが大半です。

それは好奇心が強く人懐っこい性格から来るものです。

人と触れ合わずしてインドを旅することは不可能です。

良い人と悪人を見分ける嗅覚は必要ですが大いにインド人と触れ合いましょう。

そこには面倒でもどこか憎めないインド人が立っていることでしょう。

「インド人とどう関わるか」

これもひとつの心得として胸に刻みインドの旅を大いに楽しみましょう。

インドはいつだって誰だってウェルカムな懐の大きな国です。

あなたのインド旅行が素晴らしいものになることを願っています。

 

 

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