インドは一筋縄ではいかない厄介な国です。
まずはビザの取得からはじまりチケットを取り忙しい毎日のスケジュールを調整しやっと取れた休日。
期待に胸を膨らませていざインドへ!
空港が大分きれいになったので油断しますが世界中の旅人が集まるメインバザール(パハールガンジ)に降り立つとそこはカオスです。
ボクは今このブログをメインバザールの宿で書いています。
前回は5ヶ月間真夏のラジャスタンを旅しました。
先日半年にも及ぶインド旅行からバンコクに戻って来ました。ボクはエスニック雑貨バイヤーと言う仕事柄インドとは20年以上の付き合いになります。しかし半年にも及ぶインド旅行は初めての経験。その長期に渡るインド旅行で気づいた日本から持って[…]
今回はどのくらいの旅になるのか何も決めずに片道切符でバンコクから乗り込みました。
インドを旅するのは本当に過酷です。
これからインドを訪れる方のためにボクなりの旅の心構えを書きました。
インドを好きになるか嫌いになるか?
それは皆さんの心構えひとつです。
ちなみにボクはインドが大嫌いです(笑)
エスニック雑貨屋などやっていて大きな声で言うのもはばかられますがボクはインドが嫌いです。
正確に言うと「インド人と仕事をするのが大嫌い」です。
20年以上インド人と戦っていますが全敗してます。
エスニック雑貨屋の仕入先として最も難易度が高いのがインド。タイを始めとする東南アジアの仕入れに比べると100万倍もしんどいのがインド。もう二度とゴメンだ!と思いながらもやっぱり面白いのがインド。ま。そう言う国なのですが今回も見事にトラブル[…]
何しろ厄介なのがインド人。
まずこれを一番最初の心得としてしっかりと胸に刻んで下さい。
インドを旅するスケジュールは十分に余裕を持って
インドには悠久の時が流れています。
日本の時間感覚を持ち込むと間違いなくトラブルが起こります。
リキシャは目的地に無事着けばラッキー。
列車なんか来ればラッキー。
飛行機も時間通りに飛べばラッキー。
その程度の認識で旅のスケジュールには十分に余裕を持ちましょう。
精神的にも体力体にも削られるのがインドの旅。
スケジュールを詰め込むとロクな事がありません。
折角のインドの旅ですからあれこれと見て回りたい気持ちは分かりますが時期によっては気温が40度を余裕で超えて来ます。
そして慣れないスパイスだらけの食事。
日本では考えられない衛生環境。
間違いなく倒れます。ボクのように←
インドで入院しました。中々ない経験です。この記事ではその時の入院の様子を書きました。インドはインドでインドの病院はやはりインドの病院でしがありませんでした。万が一これを読んでいるアナタがインドで入院する羽目になった場合この記事がきっと役立[…]
インドの旅で何をどう感じたいのか
バラナシへ向かいガンジス川でボートに乗り火葬場で人が焼かれていく様を見る。
それだけでも強烈な記憶に残るインドの旅になる事でしょう。
インドは人を惹き付けて止まない国だ。その中でもガンジス川が流れるバラナシは特別な場所になる。日本では隠されて見えない人が死んで灰になっていく様を目の前で見ることが出来る。インドを旅する者はバラナシを訪れガンジス川に登る朝日を拝みマ[…]
しかしインドの魅力はそればかりではありません。
大地から登る大きな太陽。
1日中やかましいクラクション。
熱帯魚のような色とりどりのサリー。
バネのように体をしならせる痩せたリキシャマン。
ボクはそう言う日常にこそ本当のインドが隠れているような気がします。
小さなスマホの画面から視線を上げて見て下さい。
吹く風を読み陽の光を感じ街に暮らす人々に目を向けて下さい。
そこに本当のインドがあるはずです。
インドを旅する心構えまとめ
インド人はウザいと言うイメージが大半です。
それは好奇心が強く人懐っこい性格から来るものです。
人と触れ合わずしてインドを旅することは不可能です。
良い人と悪人を見分ける嗅覚は必要ですが大いにインド人と触れ合いましょう。
そこには面倒でもどこか憎めないインド人が立っていることでしょう。
「インド人とどう関わるか」
これもひとつの心得として胸に刻みインドの旅を大いに楽しみましょう。
インドはいつだって誰だってウェルカムな懐の大きな国です。
あなたのインド旅行が素晴らしいものになることを願っています。
インドの旅はニューデリのインディラガンジー空港に降りるところからスタート。一泊の予算のマックスは日本円で2,000円と決めて仕入れ旅をしています。似たような価格帯の予算でインドの旅を考えている方は是非ご参考下さいませ!またインド旅[…]