エスニックファッションで一番悩むのが足元。
夏場はエスニックなサンダルが豊富に出回りますがそれ以外の秋口や冬場。
そして春先から初夏にかけて中々エスニックファッションに合う靴が見つかりません。
ガネーシャではそんなお悩みを解決しようと軽くて履きやすいモン族ブーツを制作しました。
インスタグラムのエスニックファッション好きのフォロワーさんの間で大好評のモン族ブーツ。
今回はその工房を訪ねたときのお話です。
モン族ブーツ工場はチェンマイから車で1時間
他の記事でも書きましたがチェンマイはバンコクと違い簡単にタクシーやトゥクトゥクが捕まりません。
Grabタクシーにしてもコロナの影響なのか台数が少なく中々捕まらないこともしばしば。
なので空港から市内に向かう際に利用する空港付きのタクシーの運転手が良さげな人なら必ずLINEなどを交換しておくと後々便利です。
ローカルのタクシーやトゥクトゥクの運転手は英語を解さないドライバーが多いです。
何よりも英語が通じると言うだけでもの凄くスムーズにコトが運びます。
この日もそうして知り合った写真の「ミスタータクシー(LINEの名前)」ことサニーちゃんが時間通りに来てくれました。
彼はこうして毎回きちんとクルマから降りてボクを出迎えてくれます。
サムズ・アップした彼の佇まいからも真面目な正確であることが分かりますよね?
英語が話せて信頼できるドライバーと回れば時に通訳もしてくれるので非常に便利です。
サニーちゃんのクルマでいざ工場へゴーゴー!
モン族ブーツ工場の美人姉妹
「ガネーシャ!久しぶりだねぇー。前回会ったのは3年前だっけ?」
笑顔で出迎えてくれたのは工場のボス「ジムさん(左)」と妹の「ナットさん(右)」
先ずはお互いの近況の世間話に花が咲きます。
こうして他愛もないおしゃべりがとても大事でその中に人の性格が見え隠れしたり思わぬ新商品のアイディアが飛び出したり。
お金と物を交換しているだけではエスニック雑貨バイヤーまだまだヒヨッコなのです。
ボクが現場を大事にする理由
ボクは25年エスニック雑貨屋をやっていますが出来るだけ現場に顔を出すようにしています。
この時代わざわざ現場に行かずともLINEやメールでオーダーは完結し物は届きます。
しかしそれだけでは分からないことが沢山あるのです。
自分の目でしっかりと職人達の仕事ぶりを見てこうしてお客さんやエスニックファッションに興味を持っている方にお伝えするのも雑貨屋の仕事です。
また現場に顔を出せば工場のボスだけではなく職人の皆さんとの距離も自然と縮まります。
そこがどんな工場なのか?どんな人が作っているのか?
アジアの手を動かすしか現金を得るすべを持たない人達にスポットライトを当てる。
これもまた雑貨屋の仕事だと考えています。
この工場は良く整理整頓されタイの多くの現場で見られるようなスマホ片手に仕事をしているなどと言った職人は誰一人としていません。
これは信頼できる工場であるとその現場に足を踏み入れ初めて分かることだったりします。
モン族ブーツを作る靴職人との会話
ボクはこうした現場で職人たちと話がしたくて現地でタイ語を習っています。
英語なんかまるで通じないのです。
結局英語が出来る人を通して間接的にしか話せないのが悔しくてタイ語を習い始めました。
簡単な会話で良いのです。
職人達にしてみれば初めて出会う日本人かもしれません。
あれこれと他愛もない会話をしたり「綺麗なモン族ブーツを作ってくれてありがとう」と労をねぎらう一言を掛けたり。
ボクはまだまだ片言程度しかタイ語を話せませんがそれでも職人たちは手を休めること無く笑顔で応じてくれます。
画像はモン族ブーツ制作の真っ最中のポンさん。
彼が中心となり当店のモン族ブーツを作ってくれています。
今回初めてタイ語で直接話をすることが出来ました。
「オマエ!コロナは大丈夫なのか!?」
そんな強烈なジャブから始まったポンさんとの会話。
一瞬身構えましたが蓋を開けてみれば冗談の好きな気の良いオヤジ。
直ぐに打ち解け動画も撮らせてくれとお願いすると快く応じてくれました。
この道44年の大ベテランです。
当店のブーツが評判なのはそんな彼の長年つちかった腕前によるところも大きいです。
現場で手を動かすアジアの人達
この工場は祖父の代から続く歴史ある工場。
そして三代目のボスが冒頭の写真のジムさん。
工場の歴史もさることなが一番長い職人で勤続66年目だそうで話をしてビックリ!
ボクがまだ生まれる前からここでコツコツと靴を作り続けているのです。
歳をとっても流石の手捌きでその様子は見とれるほど。
そんな職人が揃う工場で作られるガネーシャのモン族ブーツです。
どこに出しても恥ずかしくない出来栄えです。
年季の入った机を見て下さい。
毎日来る日も来る日もこの机の前で職人たちは黙々と手を動かしています。
主が居ない机でさえもその歴史を物語っているような気がしてボクはシャッターを押しながら少し熱い物がこみ上げてきました。
そんな想いで撮った一枚。
この写真から何かが伝われば嬉しいです。
アジアのベテラン靴職人が作るモン族ブーツ
ボクが工場に足を運んだのは納期が迫る12月の22日。
3日後に納期を控え残すところ15足が3つの工程を残すのみとなっていました。
この工場はアジアにありがちな「納期割れ」も一度もありません。
片言ながら職人と直に話が出来て本当に素晴らしい工場だなと改めて感じました。
そんなモン族ブーツが日本に届き再販されています。
エスニックファッションに似合う靴が中々な見つからなくてお悩みの方。
チェンマイの工場から直送されるベテランの職人たちが作ったガネーシャのモン族ブーツを是非手にとって見て下さい。
エスニック雑貨バイヤー25年目のボクが自信を持ってオススメします!
アジアンファッションやエスニックファッションの冬のコーデで悩むのは足元。ガネーシャのモン族ブーツはそんなエスニック好きの皆さんのインスタグラムで評判となり嬉しい限り!ある日当店の常連さんでもありインスタグラムでも仲良くしている方からタグ付[…]