チェンマイの朝ごはんって、実は二刀流なんですよ。
ひとつは地元の人が毎日通うローカル食堂。
もうひとつは観光客や若者で賑わうおしゃれカフェ。
ボクもあっちこっち食べ歩いてきたけど、この二つを体験すると「チェンマイの朝」ってのが一気に立体的になる。
財布に優しいローカル飯で地元に混じりつつ、たまには映えカフェで贅沢する。どっちもアリ。
今回はそんな朝ご飯の食べ比べです。
チェンマイのローカル食堂で朝ごはん
まずはボクのホーム、ローカル食堂。
観光地のカフェでコーヒー片手に優雅な朝食も悪くないけど、毎日そんなのやってたら財布が干上がります。
250バーツとか飛びますからね。
だから普段は迷わずローカル食堂。
駐車場の片隅や通り沿いにひっそりある小さな食堂こそ最高の朝ごはんスポットっす。
見た目は質素。でもこういう店が地元民に愛されてる。
つまり不味いわけがない。しかも安い。
ただし…辛い。ほんと容赦ないっす(泣)
ローカル定番メニュー
・ガパオライス(40バーツ=約130円)
・カオマンガイ(50〜60バーツ=170円くらい)
・クイッティアオ(タイ風ラーメン 40〜50バーツ)
・ジョーク(タイ風おかゆ 30〜40バーツ)
・パートンコー(揚げパン+豆乳 20〜30バーツ)
・カオソーイ(チェンマイ名物カレーラーメン 50〜70バーツ)
カフェのブランチ1回は食堂5回分。どちらを選ぶかはお財布次第(笑)
辛さとの戦い
ここで重要なのがオーダー時のひと言。
「マイサイ プリック ナ」(唐辛子抜き)
「マイ ペット ナ」(辛くしないで)
「ペット ニットノイ ナ」(少しだけ辛くして)
これ知らないと火を吹きます。
実際ボク、一度「少し辛く」って言ったつもりが発音ヘタで通じず、火を吹くガパオ登場。
ひと口で口内炎レベルの衝撃。
マジで口から火を吹いてマッハ3で飛んでいくかと思った。
隣のタイ人はケラケラ笑ってましたが、こっちは涙目(笑)
無料の飲み水カルチャー
ローカル食堂に必ず置いてあるのがこの飲み水。
柄杓と氷の入ったバケツ。最初は怖くて手を出せませんでした。
「これ飲んだら腹壊すんじゃ?」って思うじゃないですか。でも慣れると平気。
今では柄杓で水を汲んでコップに注ぎ、ストローをチョンと刺す所作が自然にできるように。
タイ人の友達に「お前氷大丈夫なの?」って笑われたけど、人間案外丈夫にできてるもんです(笑)
これが40バーツのガパオライス。見た目地味でも、これで一日動けます。
観光前に腹ごしらえするならこれ以上ない選択。
チェンマイ名物カオソーイも朝からいけるし、地元のオッちゃん達に混じる時間が最高なんすよね。
ガパオライスの食べ方のコツは別記事で。
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おしゃれカフェの朝食体験
一方でチェンマイは「カフェ天国」とも呼ばれる街。
ニマンヘミン通りなんか朝から若者と観光客で大賑わい。
たまにはボクも背伸びして行ってみます。完全に場違い感MAXですけど(笑)
映え女子に囲まれて緊張
おしゃれカフェの店内は明るく清潔、スタッフも笑顔で接客。
ローカル食堂のおばちゃんの「めんどくさそうな顔」とは真逆(笑)
でも、ボクは逆に緊張します。
インスタ女子に囲まれてカメラ構えるのも気まずい。
本当はパンケーキ撮りたかったけど、完全に浮くから目と胃袋に刻み込みました。
値段はタイ飯5回分

朝食セット+アイスコーヒーで250バーツ(約1,160円)。
味も雰囲気も100点だけど、財布には大打撃。ローカル飯なら5回分っすよ。
「ぉおぅふ」と声が漏れたの、今でも忘れない(笑)
インスタに上げればバズるかも。でもボクはやりません。
だって「いつもこんな豪華なの食べてんの?」って誤解されるのイヤだから(笑)
リアルな雑貨バイヤーの朝メシ
そしてこれがリアルなボクの朝メシ。
シリアルに牛乳掛けて健康のためにヨーグルト。全然映えません。
でもね、これでいいんです。
サクッとエネルギー補給して市場へ突撃。
誰よりも早くブツを見つけて仕入れるのが仕事ですから。
本当は毎日カフェで優雅に食べたいんですけどね。(笑)
チェンマイ朝ごはん文化をもっと楽しむ
チェンマイの朝ごはんは食堂とカフェだけじゃありません。
ワロロット市場の屋台を歩けば、揚げたてのパートンコー(中華風揚げパン)と甘い豆乳が定番セット。
これがまた朝の街に溶け込むような味なんすよ。
旧市街に足を伸ばせば、ジョーク(タイ風お粥)を出す食堂が並び、タイ人ファミリーが朝から笑顔で食べてる。
観光地じゃ見えない、暮らしの匂いがあるんですよね。
あとチェンマイならではなのがカオソーイ。
カレーラーメン的な一杯で、揚げ麺のカリカリ感とココナッツミルクの濃厚さが最高。
「朝からカレー?」って思うかもだけど、これが意外とイケる。
ボクは市場仕入れの合間によく食べてます。
気分は完全に地元民。いやー、これが旅の醍醐味っす。
一人旅なら食堂のテーブルで相席になったり、カフェなら隣の旅行者と話が弾んだり。
そんな偶然の出会いも朝ごはんタイムの楽しみのひとつ。
チェンマイはゆるい街だから、朝からガツガツせず「今日はどこで食べようかな」って気分で選ぶのが正解です。
チェンマイ朝ごはん攻略のコツ
チェンマイの朝ご飯は選び放題。
その日の気分や懐具合に併せて沢山の選択肢があります。
ひとつの店にこだわることなく、色々な朝ご飯に挑戦してみてくださいね。
・ローカル食堂=40〜60バーツ (約180円〜280円)/ 安い・早い・腹一杯
・カフェ=200〜300バーツ(約930円〜1,400円) / 映えと特別感
大体の朝ご飯の料金の目安です。
一人旅なら安くて気軽に通えるローカル食堂が断然おすすめ。
女子旅やカップルなら、映える雰囲気を楽しめるカフェに行けば特別感も出ます。
朝は食堂が6時頃から動き出し、カフェは8時前後に開店するのが一般的。
ワロロット市場では揚げパン「パートンコー」と豆乳の組み合わせが定番。
旧市街ならカオトム(タイ風雑炊)も人気。
そしてカフェ好きならニマンヘミン通りが天国です。
おしゃれな店が並んでいるので、はしごするのも楽しいですよ。
まとめ
チェンマイの朝はローカルとカフェの二刀流。
ローカル飯で地元に混じるのも、カフェで非日常を味わうのも、どっちも旅の醍醐味。
ボク的には「普段は屋台や食堂・たまにカフェ」がベストバランス。
財布の残高と相談しながら両方楽しんでほしい。
だって結局、心に残るのは高級な料理よりも、地元の人と混じり合ったひと時ですから。
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