インド旅行 持ち物リスト完全ガイド【2025年版】半年滞在バイヤーが徹底解説

先日、半年間にわたるインド旅行を終え、バンコクへ戻ってきました。

エスニック雑貨のバイヤーとして20年以上インドと関わってきましたが、これほど長期の滞在は初めてです。

この記事では、インド旅行に本当に必要な持ち物リストと、現地で調達できるものを実体験に基づいて解説します。

「インド旅行に何を持って行けばいいのか分からない」「荷物をできるだけ減らしたい」そんな方に役立つ内容です。

これからインドを訪れる方が、不安や荷物に縛られず、快適に旅を楽しめるようなお手伝いができれば幸いです。

◆この記事でわかること
・インド旅行で絶対に必要な必須アイテム
・現地で調達できるものと、日本から持って行った方が安心なもの
・女性の一人旅・学生旅行・シニア層などターゲット別の持ち物リスト
・SIM・eSIM・Wi-Fiなど通信手段の選び方と比較
・季節ごとの服装や気候対策

 

目次

インド旅行に必須の持ち物リスト|初心者でも安心

 

インドのメインバザールを走るリキシャ

パスポートとコピー|紛失・盗難対策の基本

海外旅行に絶対必要なのがパスポート。

インドでは唯一の身分証明になるため、肌身離さず持ち歩きましょう。

・コピーを別に保管しておくと紛失・盗難時も安心
・インドは決して極端に危険ではありませんが、スリや置き引きは日常的に発生

➡ 関連記事:海外旅行初心者が注意すべき5つの基本ルール

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インドビザの取り方|e-VISAとアライバルビザの違い

インド旅行ではビザ取得が必須です。

特に人気なのはe-VISAで、有効期間5年・最長180日間滞在可能。長期旅行やリピーターにも便利です。

・オンラインで申請でき、日本語解説サイトや代行会社も多く初心者でも安心
・申請にはパスポート情報、顔写真データ、クレジットカード決済が必要
・承認まで数日かかるため、余裕を持って手続きしましょう

一方で、日本人はアライバルビザも利用できます。

到着空港で申請できるため「事前に申請を忘れた!」という時には便利ですが…

・空港の混雑次第で待ち時間が長くなる
・突然のルール変更が起こる国なので安定性に欠ける

結論:インド旅行初心者や女性の一人旅には、e-VISA一択がおすすめです。

インド旅行のお金事情|現金とクレジットカードの使い方

インドのインディラ・ガンジー国際空港

現金は少額で十分

インド旅行では現金を多く持つ必要はありません。

街中にはATMが充実しており、その都度必要な分だけ引き出す方が安全です。

多額の現金を持ち歩くと、スリや置き引きに遭うリスクが高まるため避けましょう。

クレジットカードを2枚以上持つべき理由

インド旅行ではクレジットカードは最低2枚以上の所持が必須です。

・ATMトラブルや盗難の際に予備カードがあると安心
・海外旅行保険が自動付帯されているカードなら、病院受診もスムーズ
・UberやOLAなどの配車アプリ、ホテル予約、オンライン決済に必須
・現金を減らせるので防犯面でも安全

【体験談あり】楽天プレミアムカードの特徴とメリット

ボクがインド滞在中も使っているのが 楽天プレミアムカード

・最大5,000万円までの海外旅行傷害保険の多くが自動付帯
・世界1,300以上の空港ラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」が無料付帯
・ATM引き出しや海外決済にも対応

デリー空港でもラウンジが使えるので、待ち時間も快適に過ごせます。

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付帯するプライオリティ・パスでインドの空港でもラウンジ無料。

実際の体験談はこちらでまとめています。

関連記事

海外旅行で空港の待ち時間をもっと快適に過ごしたい方へ。特にインド・デリーのインディラ・ガンジー空港では、プライオリティ・パスがまさに「魔法のカード」となります。ビュッフェスタイルの食事、アルコール、ゆったり座れる空間がすべて[…]

インドのインディラ・ガンジー国際空港

年会費無料で安心!エポスカード

もう1枚おすすめなのが、年会費無料でコスパ最強のエポスカード

・年会費:永年無料
・海外旅行保険:利用付帯(旅行代金をカードで支払った場合に適用)
・VISAブランドでインド国内でも使いやすい

「自動付帯」ではありませんが、航空券やツアー代を決済すれば保険が有効になります。

ゼロコストで安心を補強できるサブカードとして、必ず持っておきたい1枚です。

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インド旅行の海外旅行保険は必須|加入すべき理由

インドで入院した尿員の 病室

インド旅行に保険加入は絶対条件

インド旅行では、海外旅行傷害保険の加入は必須です。

ボク自身、インド滞在中に体調を崩して2度入院しましたが、どちらも保険でカバーされて本当に助かりました。

もし加入していなければ、治療費や入院費だけで数十万円が一気に消えていたはずです。

インドでよくあるトラブル

・食あたりや感染症
・交通事故や転倒ケガ
・突然の入院や検査費用

こうしたトラブルは珍しいことではなく、旅行者にとって日常的に起こり得ます。

保険なしで旅を続けるのは非常に危険です。

カード付帯保険のまとめ

楽天プレミアムカード → 最大5,000万円補償(多くが自動付帯)
エポスカード → 年会費無料で傷害治療200万円補償(利用付帯)

さらに安心したい方や長期旅行者は、旅行保険を併用すると万全です。

➡ 関連記事:もう笑うしかない!インドの入院生活が想像以上にハードだった話

インド旅行で日本から必ず持参すべき持ち物

 

インドのプシュカルのラクダ

インド旅行では大半の物は現地で手に入りますが、中には日本から必ず持参した方が安心なものがあります。

特に体調や安全に直結するアイテムは、現地調達よりも日本から準備していくのがベストです。

健康管理のための常備薬・バンドエイド

インド旅行では水や食事が日本と大きく異なるため、体調を崩す旅行者が非常に多いです。

現地の薬局でも薬は買えますが、日本人には効き目が強すぎたり、成分が合わないケースがあります。

・ロキソニンや正露丸などの日常薬
・胃腸薬(サクロンなど)
・バンドエイド(小さなケガや靴擦れ用)

特ボクが必ず持参しているのは、日本でも馴染み深い 正露丸ロキソニン

現地の薬は成分が強すぎて体質に合わないこともあるので、日本人旅行者は使い慣れた市販薬を準備しておくのが安心です。

◆楽天で探すならこちら
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バンドエイド(楽天市場)▶

コンタクトレンズと目薬|品質は日本製が安心

・コンタクトや洗浄液は現地でも入手可能ですが品質が不安定
・目に直接触れるものなので、日本で使い慣れたものを持参する方が安心
・埃や乾燥が激しいインドでは目薬も必須

変換プラグと充電グッズ|電圧240Vに対応する準備

・インドは電圧240Vで、日本とはコンセントの形状が異なる
・到着直後からスマホを充電できるよう、日本から必ず持参しておくのが安心
・2口以上の変換プラグを選べば、スマホとモバイルバッテリーを同時に充電できて便利

同時充電できて便利です。

変換プラグは街中でも一個50ルピー(約80円)程度で購入可能です。

ただし電源の確保は旅の最重要課題となるため、日本から準備しておくのが確実です。

インド旅行の女性一人旅|必須アイテムと注意点

 

飛行機の機内からの眺め

インドは文化も環境も日本と大きく異なるため、女性の一人旅では特に入念な準備が欠かせません

ここでは、実際に多くの女性旅行者から寄せられた声をもとに「日本から持参して良かった」と評判のアイテムを紹介します。

日本製が安心!サニタリー用品の準備方法

インドでも手に入りますが、日本製に比べると品質が劣ります。

旅先で余計なストレスを抱えないためにも、日本から準備していきましょう。

・滞在日数分+予備を必ず持参
・肌トラブルを避けるため、日本製が安心

敏感肌でも使える基礎化粧品・日焼け止め

インドの製品は成分が強めで肌に合わないことも多いです。

普段使っている基礎化粧品を小分けボトルで持って行きましょう。

・敏感肌の方は特に必須
・強い紫外線対策には汗や水に強い日焼け止めを

日差し対策に役立つ帽子・ドライヤー

インドは日差しが強く、埃っぽい環境のため、折りたたみ式で通気性の良い帽子があると安心です。

目深にかぶれて日差し対策にもなり、撥水性や手洗い可能なタイプなら長旅でも快適に使えます。

また、安宿にはドライヤーが置かれていないことが多いため、軽量コンパクトで240V対応のドライヤーを持参すると便利です。

こちらも旅行者向けに小型モデルが多く販売されているので、事前にチェックしておきましょう。

インド長期滞在で恋しくなる日本食アイテム

 

インドで食べるふりかけご飯

1週間や10日程度の短期旅行なら不要ですが、1ヶ月を超える長期滞在では、日本の味が恋しくなります。

体調を崩したときやスパイスに疲れたとき、日本食アイテムがあると安心です。

軽くて便利!ふりかけは長期滞在の必需品

ご飯やパンにかけるだけで、日本の味をすぐに楽しめます。軽くてかさばらないので持ち運びも簡単です。

体調を崩したときに助かるインスタント味噌汁

疲れたときや体調を崩したときに、温かい汁物は心強い存在です。お湯を注ぐだけで消化にやさしい食事になります。

インド滞在で恋しくなる永谷園のお吸い物

パスタやお粥に混ぜるだけで、手軽に和風メニューに早変わり。長期旅行中でもホッとする味を楽しめます。

◆楽天で人気の日本食
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SIM・Wi-Fi・eSIMの選び方|インドで快適にネット接続する方法

インドのカラフルな女性

旅を快適にする鍵はスマートフォンの通信環境です。Googleマップで道を調べたり、翻訳アプリで会話を助けたり。

UberやOLAなどの配車アプリを使えるかどうかで、安心感は大きく変わります。

SIMカードの購入方法と注意点

SIMフリー端末であれば、インド到着後に現地SIMを購入して差し込むだけで通信可能です。

ただし、デリーの空港ではスムーズに購入できないこともあります。

読者からは「ホテルの住所ではない現地の住所を求められた」と言う情報も寄せられています。

このように手続きがスムーズに進まないケースもあるため、余裕を持った対応が必要です。

詳しい購入手順や最新の注意点はこちらにまとめています。

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デリーの携帯電話屋でSIMカードを購入

Wi-Fiレンタルのメリット・デメリット

SIMフリー端末を持っていない人は、日本でモバイルWi-Fiをレンタルして持参するのが安心です。

安宿やカフェのWi-Fiは遅くて不安定なことが多く、長期滞在者でもストレスを感じるポイントです。

インドのWi-Fi事情や実体験についてはこちらで詳しく解説しています。

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インドでスマホを持つ男

eSIMを利用する場合の特徴と注意点

近年はeSIMを利用する旅行者も増えています。インドでも利用可能ですが、特徴を理解して選ぶことが大切です。

メリット
・差し替え不要で便利
・日本出発前に購入・設定可能
・複数国周遊に強い

デメリット
・インドでは電話番号が付与されないケースが多い
・UberやOLAなど配車アプリのSMS認証に不向き
・物理SIMよりやや高額

結論
・一人旅・長期滞在 → 物理SIMがおすすめ(コスパ+電話番号)
・短期旅行・周遊旅行 → eSIMがおすすめ(差し替え不要)
・不安な人 → 現地SIM+eSIMを保険として併用

インド旅行にモバイルバッテリーは必須|選び方と注意点

インド旅行ではスマホが命綱。

Googleマップや配車アプリ、翻訳まで全て頼るため、バッテリー切れは即トラブルにつながります。

日本で信頼できるメーカー品を用意

インドでは粗悪なコピー品も多いため、日本でAnkerなどの信頼できるメーカーを購入しておくのが安心です。

容量は20,000mAh以上が安心

長距離移動や停電時でも余裕を持って使えるのは 20,000mAh クラス。

短期旅行でも容量不足によるストレスを避けられます。

機内持ち込み必須(預け入れ不可)

モバイルバッテリーは飛行機では機内持ち込みが必須です。

預け入れ荷物に入れるのは不可なので注意しましょう。

インド旅行中、スマホのバッテリー切れは旅のトラブルに直結します。

モバイルバッテリーの種類・容量・選び方についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

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スワンナプーム空港

季節ごとの服装と気候対策|夏と冬で変わる準備

 

インドのメインバザールと牛

インドは広大な国土を持つため、気候の差が非常に大きい国です。

「インド=暑い」というイメージで出発すると、現地で寒さや乾燥に苦しむことになります。

ボク自身、半年の滞在でそれを痛感しました。

冬の北インドは想像以上に冷える|ヒートテック&軽量ダウン

北インドの冬は想像以上に冷え込み、朝晩は気温が一桁になる日もあります。

夜行列車や早朝移動では特に寒さが厳しいため、軽くて防寒性のある服が必須です。

ヒートテックや軽量ダウンを持っていけば安心して過ごせます。

【冬に活躍する服】
・ヒートテック
・軽量ダウンジャケット
・フリースやパーカー

夏は40℃超えも!涼しくて洗いやすい服装が基本

デリーやラジャスタンの夏は気温が40℃を超える日もあり、強烈な日差しと乾燥で体力を消耗します。

涼しく通気性のある服装を選びましょう。

【夏に活躍する服】
・速乾性Tシャツ数枚
・薄手のコットンパンツ

※インドの夏にジーンズは不快なので避けるのが無難です。

服装選びのポイント

インド旅行では「軽くて洗いやすい服」を基本にすれば失敗しません。

洗濯は毎日できるので、上下5日分あれば十分回せます。

また宗教的に肌の露出を避ける場面も多いため、長袖シャツを1枚持っていくと安心です。

【服装の基本ポイント】
・軽くて洗いやすい素材を選ぶ
・上下5日分でOK(洗濯を前提にする)
・長袖シャツを1枚用意

インド旅行の思い出を残すカメラ・撮影グッズ

ガンジス川で喪に服す男達

インドは街並みも人も色彩豊かで、まさに「写真映え」する国です。

しかし、スマホだけでは表現に限界があり、せっかくの旅の記録が平凡になってしまうこともあります。

スマホカメラのメリット

・軽くて持ち運びやすい
・SNS投稿に即対応できる
・夜景や暗所撮影も最新機種なら十分

一眼レフ・ミラーレスのメリット

・インドのカラフルな街並みを高画質で残せる
・人物の表情や建築物のディテールを鮮明に撮れる
・背景をぼかした印象的な写真が撮れる

持参すると便利な撮影グッズ

・予備バッテリーや大容量SDカード
・埃対策のクリーニングクロス
・移動が多いので軽量ストラップ

スマホと一眼をどう使い分けるか?については、別記事で詳しく解説しています。

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サリーを着たインド人の女性

まとめ|インド旅行の持ち物は《身軽+必須アイテム》が鉄則

 

デリーのメインバザールの夕暮れ時

旅を快適にするために最も大切なのは、気力と体力を温存すること。

そのためには荷物を増やさず、必要なものだけを日本から持参し、あとは現地調達に任せるのが正解です。

◆まとめポイント
・ビザ、クレジットカード、保険といった必須アイテムは日本から準備
・常備薬や変換プラグなど「現地では品質が不安」なものも日本から持参
・それ以外は現地調達でOK、荷物を軽くして快適に移動

このシンプルなルールを守れば、過酷に思えるインドの旅も安心して楽しめます。

スマホがつながり、体調管理ができていれば、インドはカオスでありながら最高にエキサイティングな旅行先。

準備さえ整えば、インド旅行は怖い国どころか、人生で忘れられない冒険の舞台になります。

この記事がその一歩を踏み出す手助けになれば嬉しいです。

さらにインド旅行を快適にするマインドについては、こちらの記事も参考にしてください。

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